くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

投票へ行こう!

2013-07-21 10:23:01 | 政治経済のことも考えよう
報道によれば、今回の選挙の投票率は、
また低い数字になりそうな見込みだといいます。
特に若者の三分の二、国民全体では半分近い人が、
毎回、投票を棄権(放棄)していることになります。

一般の国民が平等に選挙権を得るまでに、
どのような困難な道のり(歴史)があったか。
また、現代においても国民に選挙権すら与えられず、
為政者の好き放題にされる国々の人々がどんな暮らしをしているか。
それを思えば、私たちが持っている一票の投票権の価値、
重みも理解できようというものです。

日本の選挙の投票率の低さは、
学校の授業で、国数英に比べて社会科を疎かにしてきたツケかも知れません。

私たちは、まず、「誰に投票すべきか」ではなく、
「何のために投票するのか」を考える必要があります。

投票を放棄するということは、
「為政者に好きなようにされても文句は言いません」
と言っていることと等しいのです。



からだの成績通知表

2013-07-15 20:45:28 | 健康のためなら死んでもいい!?
この時期になると私の会社では、
健康診断の検査結果が個人あてに送付されてきます。
最近は封を開けるときに、なんだか胸がドキドキします。
それはなんだか受験の合否判定通知を開けるときのような、
落ち着かない、ざわざわした心境になります。

年一回の健康診断の検査結果通知書は、
この一年間の食生活や運動習慣に対する
成績通知表のようなものです。

そして判定結果は・・・「不合格」
「合格(異常なし)」どころか、
「がんばりましょう(経過観察)」でもない、
「不合格(要精査)」でした。

しかも社員が「召集令状」と呼ぶ、
産業医からの通知文が同封されており、
「専門医のところで再検査を受け、結果を産業医まで報告せよ」
とあります。
報告しなければ、産業医から何度も呼び出しがあるので、
「召集令状」なのだそうです。

要精査項目は「コレステロール」。
総コレステロールが正常値をぶっちぎりの255㎎/dLでした。
通院して服薬治療するレベルなのだそうです。

腹囲は85cm未満なのでメタボ(内臓脂肪症候群)ではありません。
他の血液検査項目にも異常はなく、中性脂肪も正常値のど真ん中です。
けれどもなぜかコレステロール値だけが異常に高いのです。

なんだかかっがりです。
酒も飲まず、煙草も吸わず、
毎日一時間近いウォーキングを続け、
食事も気をつけているつもりなのに去年よりも悪い結果です。
もっと運動して、もっと食事制限しろと言われると思うと、
なんだか絶望的な気分になってきます。

それなのに、明らかに中年太りの同僚が、
「俺?なぜだか知らんけど、どこも悪くないんだよね~」
などと言っているのを聞くと、「人生ってなんて不公平なのだろう」と、
なんだか腹立たしくさえなってきます。

おまけに眼底検査では、視神経乳頭陥凹の所見。
これは「緑内障」の初期にも見られるとあります。

正直、びびってます。



おごれる者は久しからず

2013-07-14 22:01:52 | 政治経済のことも考えよう
来週の参議院選挙投票日は仕事になったので、
初めて「期日前投票」に行ってきました。

これまでだったら、投票当日に用事があれば、
「まあいいか」という感じで棄権していたのですが、
今回は自分でも不思議なくらい選挙に前向きです。
それもこれも、「民主党政権があったおかげ」かもしれません。

テレビで政見放送を見て、
新聞で政党や候補者の政策を読み比べて、
さらに候補者のホームページも比較しました。

投票したからといって、また当選したからといって、
有権者はその政党や候補者の政策すべてを支持したわけではありません。
ましてや白紙委任状を託したわけではありません。
多くの有権者は、どの政党や候補者も、
「帯(おび)に短し襷(たすき)に長し」と思っているはずです。
だから、有権者はマスコミのアンケートなどで、
「投票したいと思える政党・候補者がいない」と答えるのです。

「自民党の圧勝が濃厚か」などと言われています。
仮に圧勝したとしても、投票者のすべてが、
「原発稼働」「消費税増税」「憲法改正」「TPP参加」など、
自民党の政策のすべてに賛成しているわけではないはずです。

「当選=すべての政策が支持された」
この大きな勘違いが、政治家の「思い上がり」であり、
特に選挙に勝った政党の「おごり」というものです。

このことを勝った政党だけでなく、
当選したすべての候補者が自覚をしてもらいたいものです。


すべては教育の賜物

2013-07-13 18:53:05 | 政治経済のことも考えよう
祖父母や親の時代の喧嘩に対し、
「子や孫がまだまだ謝りたりない」、
「もっと謝れ」という傲岸不遜と卑屈さ。

祖父母や親の時は不幸なことがあったけれど、
私たちは仲良くしましょう、ということのほうが、
お互いにとってどれほど建設的で幸せなことか。

「恕の心」とは、
すべてを包容して進歩向上しようとする心のこと。

その「恕」という言葉と心を生んだ国は、
もはやこの世には存在しないのか。
いわんや漢字を捨てた国にいたっては。


金太郎あめ候補者

2013-07-12 23:59:59 | 政治経済のことも考えよう
参議院選挙の政見放送などを見ていると、だんだんいらいらしてきます。
立候補者は、有権者のレベルを低く見すぎているのではないかとさえ思います。
聞こえてくるのは、甘言・麗句のオンパレードです。

「経済成長に頼らない幸福な社会を実現します」
「一部の金持ちや大企業だけが得をする社会には反対です」
「一人一人の給料が上がり、豊かさを実感できる社会を目指します」
「弱者を切り捨てない、みんなが安心して暮らせる社会福祉を実現します」
「女性も男性も、多様な働き方のできる雇用を目指します」
「地域・学校・家庭が一体となった、いじめのない教育を再生します」
「若者が何度でもチャレンジ精神を発揮できる社会を目指します」
「原発ゼロの安心社会を実現します」

聞いていても、ちっとも関心をひかれません。
そんなことは候補者に言われるまでもなく、誰だってそうしたいと思っています。
国民の誰もが「できるものならそうなってほしい」と、そう願っています。
けれどもほとんどの政党や候補者は、判で押したようなスローガンばかりで、
具体的な施策(方法)は誰も口にしません。

「どうやってそれを実現させるのか」
有権者の一番の関心は、そこにあるのに!

かつての民主党が政権交代を果たせたのは、
それまでの「とにかく反対」と唱える野党政党と違って、
具体的な施策を示してアピールしたからです。
それは有権者に「本当に変わるかもしれない」という期待を持たせたからです。
結局、ふたを開けてみれば、「ある」と言った財源は確保できず、
「できる」と言った施策も実行できるほど勉強していなかったようで、
結果が伴わずに、国民から総スカンを喰らったのはご周知のとおりでしたが。

「政策を語るだけで、施策が語れない政党は信用できない」
「施策が語れても、当の候補者に能力がなければ詐欺に等しい」

有権者は民主党政権の失敗を経て、
選挙に対する意識のレベルが大きく成長しました。
それにもかかわらず、選挙候補者の呼びかけは、
いまだに民主党政権以前の選挙のレベルです。

弱小政党になればなるほどその傾向は顕著で、
まるで「学校の生徒会長の選挙演説か?」
と思うようなレベルのものもあります。

これでは「投票したい政党や候補者がいない」
と言われるのもあたりまえです。
選びようがないのですから。