くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

本当は怖い日本人(2)

2013-07-26 22:49:55 | つれづれなるまま
先日、さいたま市のJR南浦和駅で、
ホームと車両の間に落ちた女性を乗客らが助け出したことが、
新聞で報道されました。

このニュースは、写真とともに世界各地でも報道され、
「どうしてこんなに迅速に乗客が団結できるのか」
「おそらくは、日本だけで起こりうること」
「(3.11に続き)日本が、また世界を驚かせた」
など、各国が驚きと称賛の声をあげているといいます。


私たち日本人にしてみれば、
「どうしてこんなことで驚かれたり、称えられたりするの?」
と不思議に感じるとともに、逆に、
「こんなことで驚くようなら、外国には住みたくないなあ」
などとも思ってしまいます。

しかし、私たちは自覚していないだけで、諸外国が報道したように、
これこそが日本人の国民性を象徴的に表しているのかもしれません。
見方によっては、明治維新後の急速な発展や先の大戦、
そして敗戦後の奇跡的な復興と成長も、
この国民性ゆえに起こったとも言えるでしょう。

それが日本人の強みであり、怖さかもしれません。