くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

3Dプリンターに見た未来(1)

2013-07-06 12:37:44 | つれづれなるまま
いまから二十年近く前のSFアニメーションに、
巨大な宇宙戦艦が3Dプリンターのような機械で自動的に建造されていく、
というようなシーンがありました。

造船ドッグの巨大な空間の中を、
レーザーのような光線が何度も行き来すると、
次第に艦の形が出来上がっていくという場面でした。

当時は、「荒唐無稽もいいところ」、
「こんなことが物理的にありえるのか?」
などと思って観ていましたが、最近話題の3Dプリンターを見てびっくり!
積層方式のプリンターで造形物が出来上がっていく様子は、
「モノ」や「スケール」こそ違えど、かつてのSFアニメそのものでした。

現在は強度が低い樹脂などの素材が中心ですが、
金属や繊維など新素材が開発されるのはもはや時間の問題でしょう。
そうすればシームレスの車体や機体、衣服などに使用され、
従来よりも強度や安全性の増したものが製品化されに違いありません。
100年後には、戦艦を丸ごと建造しているというのも、
あながち「ほら話」ではないかも知れません。

たぶん「プリクラ」ならぬ「フィギュクラ」なんていう商売も、
もうすでに誰かが商品化を考えているでしょう。

「プリクラ」で遊んだ世代の子どもたちが、
街角で自分のフィギュアを気軽に作って遊ぶなどという光景は、
10年後にはあたりまえになっているような気がします。