くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

ヤブ精神科医の見分け方

2006-08-23 07:25:15 | うつ病対処法
おはようございます。くろねこです。朝から掃除をすると気分がよくなりますね。

 今日は薬物療法のポイントを書きます。これが出来ていない医者は非常に勉強不足です。薬物療法は進化しています。勉強していない医者は置いていかれます。
 そんな医者は世間話したければ結構ですが、処方には期待しない方がいいでしょう。

 うつ病学会公開講座より~自分と考え方はほぼ一致しています。

①標準アルゴリズムを知っている(状況に応じて+BZ系抗不安薬、+眠剤が基本)
 医師でも知らない人も多いんですね。怖いですね。基本中の基本です。精神科スタッフならば当然誰でも知っているはずなんですが・・・PSWだって当然知っているはずだ。多分・・・(自信がない)。
 
②副作用対策が適切
 症状か副作用なのかの検討ができる。副作用止めが多すぎて、症状が悪化して、また薬を増やす悪循環もある。

③薬の種類を極力少なくする
 薬間の相互作用を抑える為。薬の種類が多いと効果と副作用が分かりにくくなります。 

④複数の薬を使う時は理由を説明
 当然ですね。意味もなく薬を出す医者は製薬メーカーから何か・・・・
夕方診察時間終了後の病院は面白いですよ。これ以上は書けません(笑)

⑤薬のチョコ出しをしない
 少量で種類ばかり増やすのは、効果を半減させるどころか、かえって悪化させます。  


 適切な治療と休息をしていれば2年で80%は回復します(再発は除く)。
標準アルゴリズムでダメな場合は、薬の組み合わせです。これは医師の腕の見せ所です。

 大切なのは、薬の飲み心地です。ですから今は、患者主体で薬のオーダー出します(選べる範囲内で)。
 内科と違って精神科は血液検査などの数値データを元に処方するわけではありません。患者さんの訴えなんです。同じ訴えでも、人によって意味は全く異なる場合が多いです。それを上手く整理して、患者に有効な薬を処方出来る医者が良い医者なんでしょうね。

 基本は、患者主体、飲み心地重視、簡単処方(薬の種類を極力抑える)、臨床データを勉強している、です。
 これが出来ない医者は少し避けたほうがいいかもしれません。

 ただ地方の精神科単科病院では・・・あまりにもひどい処方もあります。自分が見ても???ですからね。薬の種類と量ばかりが多く薬害も多いです。実習に行ってびっくり仰天でした。これでは、まともでいられるはずがない。どうして服薬が中断するのか良く考えて欲しいです。医師とPSWカルテに書いてある薬全部飲んでみろと言いたくなりましたが・・・薬づけにして調子が悪くなり、そのリハビリの為デイケアで金儲け?農作業して作業療法でボッタクリ?
 やっている事メチャクチャです。

 地方の単科精神科病院では、高い事は望みません。「まともな治療」をしてください。それだけです。「まともな治療」をするだけでも数字的によくなると自分は思います。