大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

ひとつの時代

2015年04月30日 | 日々徒然
静岡1区元民主党代議士「牧野聖修」氏の「政治活動45年感謝の集い」がありました。
この集いは、今季限りで政界を引退する牧野氏の実質的引退発表の場でもあります。
牧野氏との思い出を胸に秘めながら集いに参加しました。


思えばあの騒ぎから始まり、あの結果が生まれたような気がします。
すべての出来事は一本の線上にありました。

2007年10月に連合静岡会長に就任した私の最初の政治的試練は「民主党県連の一体化」でした。
それができなければ政権交代などはできないと確信していたからです。
当時の出来事をブログ「南町の独り言」から追いかけてみました。

2008年1月18日の「第200回執行委員会」は大騒ぎ。
1区の推薦問題をめぐってマスコミが押しかけてきました。
牧野氏と県連の誓約書を示しながら推薦提案をしますが、結局、推薦の判断は来月に持ち越されます。

翌2月19日の執行委員会で推薦は決定されますが、その際に会長として執行委員のみなさんに「3つの約束」をします。
それは執行委員会で満場一致の推薦を得られないことがわかっていたからです。
3つの約束のために当時の連合会長高木氏とも相談をし、翌2月20日には鳩山氏と牧野氏を交えて話し合うことも予定してありました。
激論のうえで推薦が決定され、私は執行委員のみなさんにお礼を兼ねてこう述べました。
「過去はいろいろあったが、政権交代の4文字にかけて推薦を決定させていただいた。
静岡から日本を変えていこう!」。

全国の地方連合を回っている小沢一郎氏が、3月31日に連合静岡へ来ました。
型通りの意見交換会のあとは懇親会です。
警備のためにオープンスペースの会場はダメだとのお達しで、私たちが選んだのは近くの居酒屋「梅よし」でした。
30人も入れば満員の小さな居酒屋ですから、本部も県警もビックリ仰天です。
他ではほとんどがホテル会議室を借りての開催です。
でもさすがですね、居酒屋でも独特のオーラを発揮してみんなを魅了させました。
今は亡き「梅よし」の親父の笑顔が忘れられません。

第19回連合静岡定期大会」の第2部は「政権交代の秋 総決起集会」でした。
1区から8区まで全候補者が勢ぞろいしての総決起集会、近いうちに予定される総選挙への熱い思いが燃え上がりました。

年末にもあるであろうと予想していた総選挙は伸び伸びになっていきます。
そうこうするうちに年は変わり、静岡県知事選挙が始まりました。
当初は自民との相乗り候補探しで進んでいましたが、GWあたりから自民党は単独候補擁立へと大きく変わっていきました。
総選挙を目前として不戦敗はありえませんから、ギリギリ究極の県知事候補選びが行われました。
そして川勝平太氏に行き当ります。
歴史的な県知事選挙」の始まりです。

自民党からは坂本由紀子氏が、民主サイドからはもうひとり元参院議員の海野徹氏も出てきました。
絶対勝てないという下馬評を覆して、川勝平太氏はみごと当選を果たします。
当時の選挙戦の思い出を「常在道場」とブログではまとめてありました。
この選挙も二度と真似できない選挙戦です。

県知事選挙の勝利の余韻も冷めやらぬまま総選挙に突入しました。
なんと午後8時5分には県内7選挙区に当確が出され、8時30分には最後の一人にも比例復活の報がもたらされました。
政権交代が成就」した瞬間です。

いろいろとありましたが、ひとつの時代を牧野氏と歩んできたことは間違いありません。
政界は引退されても政治活動は続けていくこともお聞きしました。
これからのご活躍を祈念致します。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿