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花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

筑波山のブナの結実調査と観察会に参加

2013年10月15日 | 日記

御幸ヶ原のブナ林で実が付いているか観察する会員
今年はブナの実が付いていない木が多くて
40本近く観察して、実が付いていたのは5本ほど


男体山の自然研究路のブナの結実調査をしていたら
救助隊のヘリが飛んできて、体調不良で倒れたという
男性の救助をしていた。
立身石の上から撮影


連休最終日とあって、筑波山の御幸ヶ原は大勢の観光客と
登山者でにぎわっていた。


筑波山ケーブルカー山頂駅2階で開かれている自然展に
立ち寄ると、クイズの答えを書いている人やクラフトを作っている
人たちがいた。

NPO法人つくば環境フォーラムが運営する「筑波山ファンクラブ」の
10月の観察会は、ブナの結実調査を兼ねた観察会で、毎年の恒例
である。


男体山の周りの自然研究路で観察する会員


まだ咲き残りのトリカブトが有った


フクオウソウの花も残っていた


ダイモンジソウも咲いていた


マルバノホロシも赤い実を付けている

筑波山のセンブリの花

2013年10月15日 | 写真

センブリの花、リンドウ科センブリ属、別名当薬とか苦草という
センブリを漢字で書くと「千振」と書くように、名前の由来が
判る。
この草は干して乾かし、目の粗い布袋に入れて湯に浸し、その
布袋を湯の中で振ると、薬の成分が出る。
この動作を「薬の振り出し」という。
このセンブリの煎じ薬は、苦いことで知られているが、振り出しを
千回やってもまだ苦いので「千振」になったと言われている。

この煎じ薬を飲んだ人が、あまりの苦さに千回顔を振ったという
笑い話もあると、野草の名前の著者高橋勝雄さんが書いている
余談だが、これが胃腸薬と使われだしたのは江戸中期からで
それまでは竜胆(リンドウ)の根が使われていたという。

気になるのは、それ以前は蚤(ノミ)や虱(シラミ)の殺虫剤に
使われていたと書いてある。殺虫剤が胃腸薬になった?! じぇじぇ!!


蕾も可愛いよ。


蕾と花と


花の開きかけ


センブリの花は、五弁花に見えるが基部はつながっている合弁花
花弁の先はとがり、基部には楕円形で淡緑色の蜜腺が2個ずつ
ついている。また長い毛もある。
雄しべは五本で、めしべは中央に1本ある。
また萼も五裂し、細く先はとがる


センブリの全身
葉は対生し、無柄で長さ1~4センチの細長い線形
日本各地の日当たりの良い草原に自生する。