花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

腐生植物・ツチアケビの蕾かな・那須山麓

2013年06月30日 | 写真



確信は無いのですが、たぶん「ツチアケビ」だと思います
下の写真のように二株並んで生えてました。
腐生植物については、ウイキペディアの解説をご覧ください
こちらです

このツチアケビも山野の落葉樹林下や、笹藪などに生える
腐生植物、葉緑素を持たないため、根の中にナラタケの
菌糸束(きんしそく)を取り込み、菌と共生する

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霧の沼原に咲く花達


立ち枯れの木が有るデッキの側には、日光キスゲが咲き
どこで鳴くのか、カッコウの声が遠く霧の中に響く


コバイケイソウも湿原の衛兵のように立ち並ぶ

沼原湿原は、昨年から木道の付け替え工事を
しているようだが、まだ工事は終わっていない
奥の方は、古い木道のままで、ぬるが着いて
雨の日は良く滑る。

天気が悪いにもかかわらず、10時を過ぎたら
団体バスがやってきて、木道の上は大賑わい。

見たところ、水路にも手を加えたのか、昨年ひからびていた
水路に水が流れ、サンショウウオの様なものが数匹動いていた




野生ランのトキソウは湿原に沢山咲いていたし


アサヒランも咲いていた


雨で種を散布するタテヤマリンドウが果穂を広げて
種を雨で飛ばしているようだ。


新しくなった木道、蛙の声がときおり聞こえていた。
トンボソウがいくつか咲き、ツツジが花を落としていた。




会津・檜枝岐・大杉林道の花2

2013年06月27日 | 登山

このルートではシラネアオイが次から次へと出てくる
(写真は順不同です)


ミヤマキスミレ、オオバキスミレの変種で葉が3枚輪生状につく
但し、保護財団からは、どちらと言っても間違いではないと
言われている。(遺伝子分析で将来変わる可能性も有る)


オオバキスミレ系の花弁の後ろには面白い色が有る


谷間に咲くキヌガサソウ群落


シラネアオイ


シラネアオイの蕾だが、おそらくシロバナ


タムシバ・(別名ニオイコブシ)


オオタチツボスミレ


キヌガサソウ拡大


薄い赤紫のシラネアオイ


ハクサンチドリの咲き始め


見下ろす斜面のシラネアオイ群落


ムラサキヤシオ


咲き始めのゴゼンタチバナの群落


ベニバナイチヤクソウの蕾


シラネアオイ群落


シラネアオイ


キヌガサソウ


国道352号線七入りに到着


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筑波山系の花情報
オオバトンボソウが咲いています
コクランは蕾

会津・檜枝岐・大杉林道の花1

2013年06月27日 | 登山

色の濃いシラネアオイの蕾


滑りやすいルートから残雪に乗る場所を探す


前方には燧ヶ岳


尾根の鞍部から先は残雪帯が続く





また青空が広がってきた





巡視路分岐付近から見る新潟の雪山




巡視路分岐はもうすぐ、左前方に見えるのが送電線作業員の方
専用の避難小屋、雪に埋もれないように鉄骨の上に立てられている


朽ちかけている巡視路分岐の案内標識、


落ちている案内板には、登山道では有りませんと書かれている
作業道なので、登山道では無いのは確かだが、初めての人は
誤解するかも知れませんね。しかし七入りには、ここからしか
降りられないので、ここで左に入る。
但し、この先は危険な悪路が待ちかまえているので、厳重注意の事


イワカガミの群落


ミヤマキスミレ群落




これが見たさにここに来る。あえて名前を伏せる
咲き始めだった。みんな感激

諸事情により先に写真のみ掲載します。ごめんなさい。
画像フォルダの容量が無くなりそうなので、古い記事は削除するかも
知れません。

会津・檜枝岐の山と花登山・大杉林道編2

2013年06月26日 | 登山
このコースも今回で3回目なので、詳しい登山記は省略する
昨年の同コースのブログはこちら
初回の一昨年のブログはこちらです

一応、前回までの登山と異なったのは、残雪が昨年の2~3倍ほど
多く残っていたこと。
地震や豪雪などの影響なのか、崖崩れ箇所が増えて広がっていたこと
などがあげられます。


大津岐峠までにも倒木が数カ所有り、またいだりくぐったり
通過に時間がかかった。
特にこの場所では、下をくぐった際、ポケットの手帳を落として
気がつかず、後で数百メートルも駆け戻って拾うという事態を
招き、後半の疲労困憊につながった(私)。


倒木を超えるのに悪戦苦闘する参加者

今回歩いたコースの区間距離と標準区間タイム
(これは檜枝岐観光協会の地図に載っていた数字なので
おおよその目安である。)
キリンテ登山口→大津岐峠 距離5.1Km 上り3時間 下り2時間30分
大津岐峠→巡視路分岐までの大杉林道 距離2.6Km 下り1時間30分
上り1時間30分
巡視路分岐→七入 距離3.9Km 下り1時間30分 上り2時間30分
総距離はおよそ12Kmほどであるが、残雪と崖崩れで標準
時間では歩けないと思う。
また、前回は七入りからのバスでキリンテまで戻るため
下山時間が制約されたが、今回は下山口の七入り駐車場に
一台駐めておいたので、時間的には楽だった。

以下写真は順不同で掲載します。

イワナシ


ガクウラジロヨウラク


ギンリョウソウ


ショウジョウバカマ


スミレサイシン、(中央に小さな花が写っている)


ツバメオモト


ナエバキスミレ


ベニバナイチゴ


ムラサキヤシオ


大津岐峠直前の残雪
注、今回も大津岐峠の分岐が雪に埋もれて判らない状態だった。
道標、その他、案内は出ていない。
キリンテに下る箇所の笹にテープが下がっているが、よほど注意
しないと判らないと思う。
今年も大杉林道で昼食しているとき、中年のペアの方が分岐が
判らず、大杉林道を降りてこられた。

この先の分岐の目印や、崖や残雪の説明をして、充分注意するように
話しをして分かれたのだった。二人ともアイゼンは持参していた。


大津岐峠の大残雪を登る


中央奥に日光白根山が見える・大津岐峠の残雪から


これから向かう尾根の先には燧ヶ岳が姿を見せている


しばらく前進か撤退か話し合ったが、思い切って前進を決断
なるべく傾斜の緩い上部を歩くことにした。
このとき、私の顔色が悪かったと、後にHSさんに言われたが
体調的には最悪だったのである。
特に手帳を拾いに、数百メートルも駆け下って、往復したのが響いて
峠に登ったのがやっとの状態だったからである。








会津・檜枝岐の山と花登山・大杉林道編

2013年06月25日 | 登山

色鮮やかなハクサンコザクラ、23日大杉林道にて撮影


光り輝くイワカガミ、大杉林道にて

6月23日、浅い眠りから覚めて、目を開けると窓のカーテンが
明るい。
ハッとして飛び起きて時計を見ると、4時を過ぎていた。
何だよ起こしてくれと言っておいたのに、起こしに来ない。
慌てて「かわばた」さんのバンガローに行くと、女性陣も
起きたばかりだった。
内心遅いと思ったが、仕事で疲れている人ばかりなので、怒る
わけにもいかない。軽く「起こしてくれと言ったのに、遅いよ」と
言った。
空には青空が広がって、朝の光があふれている。
同じバンガローに泊まっている方が、早くもイヌの散歩に出ていた。

自分の部屋に戻って布団を片付け、登山道具をまとめて「かわばた」
さんの外のテーブルに置いた。
「からまつ」さんから借りた電気ポットでお湯を沸かそうとしたが
あまりにも時間がかかりすぎて間に合わず、結局「かわばた」さんの
カセットコンロで沸かしたお湯を使うことに。
食欲が無いので、携帯食料のそうめんにお湯を入れたが、何故か
口に合わない。
何とか3口ほど食べたが、それ以上は食えなかった。
つゆを捨て生ゴミとしてビニール袋に包んでバックに入れた。
ソイジョイ二本とウイダーインを二個を無理矢理流し込んだ。

集合時間の5時前にHSさんご夫妻がやってきた。
昨日の電話で、体調が良くない事を伝えていたので、「大丈夫?」と
心配してくださる。
HSさんの車を下山口の七入駐車場に置いて、同行した花友のKMさんの
車で戻ってくる間に、支度を済ませなければならない。
登山届けに全員の名前を一人一人に書いて貰った。
しかし後で判ったことだが、キリンテの登山口にはポストが無かった

5時24分、戻ってきたHSさん夫妻とKMさんを含めて、総勢6名
キリンテの登山口を目指して出発した。
国道352号線に朝日が当たり、唐松の林が白く輝く様は荘厳だ

国道352号線の白樺



会津・檜枝岐の山と花登山

2013年06月24日 | 登山

オサバグサと一葉蘭、22日撮影

6月22日、いつもの花友達とゲストを加えて、会津・檜枝岐に
花探しの一泊二日の登山に出かけた。
が今回の私は最悪のコンデションだった。
前日から頭が割れそうな頭痛と吐き気で、中止を考えたほどだった
しかし、ゲストにNMさんとHSさんご夫妻を誘っていたので、今更
中止は出来なかった。
食欲が無かったので、SOYJOY(ソイジョイ)やウイダーインゼリーを
多めに買って、スポーツ用の一口ようかんを行動食に選んだ。
風邪薬を飲んで寝たが、22日の朝になっても頭痛は残っていた。

NMさんと待ち合わせ、花友の車に同乗して檜枝岐に向かった
梅雨時の季節で台風も来ていたが、誰かが「持っていた」らしく
台風は温帯低気圧に変わり、22日は曇り時々雨、23日は
曇り時々晴れの予報に変わった。

檜枝岐から馬坂峠に向かい登山口に着いたのは午後1時を過ぎていた。
午前中は雨だったらしく台倉高山の登山道はぐちゃぐちゃのぬかるみ
だった。
山頂まで登る予定は無く、中腹までの花さがし登山である。
この時期のこの山は、オサバグサの大群落で有名である。
ただ今年は開花が早かったと見えて、すでにピークは過ぎていて
大半のオサバグサは散りかかっていた。
それに今年は花数も少ないという噂だった。

雨に濡れているオサバグサ


オサバグサの名前は、この花の葉っぱを縦に二分すると
機織りの筬(おさ)に似ていることから名付けられたという。
一見するとシダの様な葉だが、ケシ科オサバグサ属である。


花の終わったオーレンの花柄、まるで花のような形が
すばらしい。


咲き始めの御前タチバナ


枯れた木の株に咲く御前橘


タケシマランも雨に濡れて


最初の写真とは別の場所の一葉蘭、少しピーク過ぎかな

檜枝岐のキャンプ場に戻り、女性陣は「かわばた」さんのバンガロー
私は隣の「からまつ」さんのバンガローへ。
どちらも以前からお世話になっている顔なじみのキャンプ場である。

そこへ一足早く檜枝岐に来ていたHSさんから電話があり
明日の集合時間の確認と、花情報を教えて頂いた。
御池田代のコバイケイソウの花がすばらしかったと言う。
夕方、檜枝岐は雨になった。
夕食の携帯食料を食べながら、HSさんからの情報を伝えて、明日の朝は
起こしてくれと頼んで、自分の部屋に戻って翌日の支度をした。
相変わらず気分は良くない。
早めに薬を飲んで寝たが、なかなか寝付けなかった。
夜中は寒くて毛布を余分に掛けて寝た。
続く








TZさんの冥福を祈って

2013年06月20日 | 日記

八ヶ岳山麓のホテイラン・2012年6月撮影

先日、いつも森ボラでご一緒していたTZさんが、4月に
亡くなられていたと聞いた。
以前から病気と闘いながら、参加されていたのは知っていた

奥様と一緒に森ボラに参加されて、おいしい漬け物や差し入れを
貰った記憶ばかり有る。
TZさんは、八ヶ岳の麓の出身で、ここ数年、毎年のように
八ヶ岳のカレンダーを貰っていた。

その中に、同郷の作詞家「いではく」さんの作った「北国の春」の
詩が印刷されていて、岩手県出身の千昌夫が歌ったので、東北の山を
歌ったものと思っていた歌が、実は八ヶ岳山麓の春を歌ったものだと
初めて知ったのだった。

そんなTZさんは、森ボラが終わると、若い人達に草刈り鎌の研ぎ方を
教える先生でもあった。
最近会わないなーと思っていたのだが、まさかお亡くなりになって
いようとは。

慌てて森ボラを撮影したビデオを探して見てみると、下平塚の
植樹祭や、水源の森づくりの植樹祭の映像に、懐かしいTZさんの
姿が有った。
病気と闘いつつ、ボランティアに参加していたTZさん、あなたの
ご冥福をお祈りして、合掌いたします。



筑波山に咲く無葉蘭

2013年06月17日 | 写真

針葉樹林や常緑樹林の下に咲く無葉蘭、ラン科ムヨウラン属
名前の通り葉っぱが無い。葉緑素を持たない腐生植物
(ふせい植物と入れたら不正植物だって、いい加減せいよATOK)


トリミングで花の部分を拡大した。

筑波山がタイプ標本になっている「クモキリソウ」の花を
撮りに、筑波山に出かけたが、本当に細い蔓草に巻き付かれて
花がダメになっていた。
がっかりして、あたりを探すと、もう一株出ていたが花がない
ランはラン菌と共生しているので、どこにでも育つ訳ではない
諦めきれずもう少し登山道を上ると、登山道のすぐ脇に無葉蘭が
二株ほど咲いていた。

あたりの斜面を見渡すと、あちらこちらにムヨウランが咲いている
上の写真は、その中でも最も株数の多かった花である。
すでにピークは過ぎていて、花が落ちて花柄だけの物も有った。
昨年とは別な場所で発見したので、これは嬉しい。

クモキリソウと共に定点観測の場所にしたい。
明日は昨年の場所に行って見ようかな。


谷の清流に蒸し暑さを癒される。


が油断は禁物、こんなやつがいた。


林道で出会った野ウサギの子供、車の中からフロントガラス越しに撮影



辺り一面、桜の実が散らばっていた。

動画を撮影しようと近づいたら、はねて逃げられた。




森の妖精の歌が聞こえる「ひたち海浜公園」

2013年06月13日 | 写真

森の妖精と呼ばれるオオウメガサソウ・イチヤクソウ科ウメガサソウ属
草状小低木(常緑)、環境省の準絶滅危惧種、茨城県の絶滅危惧種に
それぞれ指定されている。
現在、生育が確認されているのは、北海道、青森、岩手、茨城の
1道3県のみの貴重な植物で、ひたち海浜公園の赤松林に自生している。
しかも、茨城県が南限と言われているので、これより南には生育しない


小雨煙る6月13日、ひたち海浜公園にオオウメガサソウの
撮影に出かけた。
今年は6月12日から6月23日までの期間限定で特別公開が
開かれている(但し17日月曜日は定休です)

一日7回のガイドツアーが開かれ、1回目は10時からだが
ひたち海浜公園に着いたのが10時過ぎだったので、10時
50分の二回目に参加するつもりだった。
受付に行ったら、カメラと三脚を抱えた私の姿を見て、「写真が
目的ですか?」と聞く「そうです」と答えると、「それじゃあ」と
受付にいたボランティアガイドの方が一人、特別に案内してくださる
事になったのだった。

ローアングルでうつむいて咲いている花の雌しべを
入れてみた。
緑色の雌しべを取り囲んで、雄しべの葯が有る。
この花は孔開葯と言われて、雄しべの先端に孔があり
そこから花粉を出す。と言っても老眼の私には見えないが(苦笑)

上の写真をトリミングして花の部分を拡大した。

昨日は、NHKの水戸放送局の取材が有ったというが、今日も
マイクを持った人が、「熱心な方が地面に腹ばいになって、小さい花を
下から撮影しています」などとマイクに向かって話しをていた。
テレビカメラは見えなかったので、ラジオ局の取材記者なのかな。

女性ガイドの方に「知り合いの長野のガイドの人に、見に来るように
お知らせしたので、長野から来るかも知れません」と言ったら
「あら、長野からガイドの方が来ていますよ」という。
「あの方ですよ」と指さす人を見たが、ちょっと違う印象だった。

ところがしばらく一緒に歩いて話しをすると、どうも長野のKBさん
しか知らない花の話をする。
思い切って「KBさんですか?」と聞いてみると「あなたは?」という
「八ヶ岳の美濃戸てホテイランを一緒に見たminoです。」というと
「ああ、あのときの、いやー判らなかった」「私も判りませんでしたよ」
「ひたちには、すぐにはこれないと言ってたじゃ無いですか」と私が
言うと「いや、あなたが早いほうが良いと言うから」という。
どうやら昨年の写真を送ったのだが、撮影日が13日だったので
13日なら見頃なのだろうと、仕事の合間を見て飛んできたらしい。

今夕、恵那市で合流すると言っていたが、無事に間に合ったろうか

さてもう一つの絶滅危惧種「ハナハタザオ」を砂丘エリアまで
一緒に見に行くことになり、「どこから行きますか」等と言っていたら
別なボランティアガイドの方が、案内してくれることになった。
その間、諸々の話で話が弾んだのだった。
今月の後半、仕事が空いたので、礼文島のレブンアツリソウを見に行く
と嬉しそうだった。

大草原の横を抜けるとき、大観覧車が霧に隠れて、上が見えなかった。
時折、海風に乗って、霧雨が飛んできたが、傘をさすほどでも無かった
砂丘エリアに着くと、ハマヒルガオの群落が風に揺らめき、名前の
知らないマメ科の花が真っ盛りで、大群落を作っている。

ガイドの方に案内されて、砂丘エリアに足を踏み入れると
予想以上にハナハタザオの花が咲いていた。
(訂正、昨日砂丘ガーデンと書きましたが、正しくはその外側の
砂丘エリアでした。申し訳ない。シーサイドトレインの5番乗り場の
外側です。
)
KBさんが「すっくと立った姿は、まさにハタザオですね」と感心している
だが海風で花が揺れる。
ガイドの方がビニールで風上に風除けを作ったが、それでも多少揺れるのだった
そして私は、初めてハナハタザオの白い花も見たのだった。

帰りに昨年私が見たロックガーデンのハナハタザオを見に行ったが
名札は出ていたが、花は無かった。
もしもガイドの方が、親切に案内してくれなければ、ハナハタザオの
花を見る事が出来なかったかも知れない。
何とも運の良い一日だった。

砂丘エリアに咲くハナハタザオ


白色に近いハナハタザオ


枝分かれしているハナハタザオ


終わりに近いウメガサソウ、こちらはただのウメガサソウで
左は散りかかっていた。


イチヤクソウ


紅花イチヤクソウ、あまり赤くないが紅花だという


雨の中のイチヤクソウ

国営ひたち海浜公園のホームページはこちら

詳しくは、こちらのプレスリリースをご覧ください(PDFファイル)


昨年の特別公開で展示されたハナハタザオの説明プレート

尚、オオウメガサソウの詳しい説明は、昨年のブログに載せています
、今年は開花が早かったとの事で、花が終わっている物もあった。
イチヤクソウなどは、ほとんど終わりに近い。
見に行くなら早いほうが良いかも
ハナハタザオは、砂丘エリアで自生している他に、移植したり
種をまいたりして保護しています。
ロープが張ってありますので、プレートに注意して見てください。
種をまいた所では、小さいハナハタザオが生育をしていました。花はなし


褄有りのツマトリソウを発見・那須

2013年06月10日 | 登山

那須・中ノ大倉尾根から朝日岳を望む6月9日撮影


中ノ大倉尾根に咲くツマトリソウ


上と右の二つの花弁がほんのりと赤い褄有りのツマトリソウ

ツマトリソウ
サクラソウ科ツマトリソウ属
実にやっかいな花で、一つの図鑑ではなかなか理解出来ない
花である。
図鑑によって説明が微妙に違っている。
たとえば、葉の付き方で有る図鑑は、互生だが
上部で輪生状に着くと書いてある。
だが山と渓谷の「日本の高山植物」では「葉は上部に集まって
輪生し」と書いてある。

まず名前の由来は、褄(つま)とは着物の裾の左右両端
(腰より下部のへり)を言う。
端(つま)が元々の言葉だという。端から褄に変化した
褄取りとは、和服の竪褄(たてづま)=たてのへりを手で
つまんで持ち上げることを言う。
持ち上げられると、着物の赤い裏地が見える。
ツマトリソウの花にも、同じような縁取りが見られる
事がある。
それで「ツマトリソウ」と名付けたのであろうと
「野草の名前」の解説者の高橋勝雄さんは述べている

が実際には、そのような赤い縁取りの花はまれで
滅多にお目にかかれない。
高山植物ハンディ図鑑を書いている新井和也さんも
赤く縁取りされたツマトリソウのイラストを書き入れ
「いつかは見てみたい赤く縁取られた花」とわざわざ
書き込まれているほど、出会えない花なのである。

それに近い花を見られたのだから、今回は運が良かった
といえるだろう。
一緒に歩いて、この花を見つけてくれた花友のKさんに
感謝したい。

尚、この花を見つける前、ツマトリソウの蕾が有り、蕾の
上部がほんのりと赤く色がついているのを発見して、これが
ツマトリソウの名前の由来ではないかと言ったのもKさんで
ある。
そして、その説を裏付けるような解説をしている本も有った
のである。
その本は「高原の花・高山の花」という花旅のガイド本で
日本植物友の会の「高橋 修」さんが書かれた本である
それは自宅かえってから調べて判ったことで、蕾を見た時点では
判っていなかったから、Kさんの慧眼には恐れ入る。

大抵の図鑑は縁取り説を採っているようだが、そのような花が
滅多に無い事を考えれば、蕾説も捨てがたい由来である。

付け加えると、花弁の数は7枚が普通だが、6枚や8枚も有る
面白いのは雄しべの数で、花弁の数と同数なのである。
ツマトリソウを見たら、花弁と雄しべの数を数えて見ると面白い
花弁の形も、先端が丸い物も有った。
花弁の切れ込みが深いので、離弁花の様に見えるが、基部が
つながっている合弁花で有るという。

ツマトリソウの変種で「コツマトリソウ」と呼ばれる物もあるが
そちらは主に湿原に生えて、葉の先端が丸く、ツマトリソウより
小型であるという。

minoの独断と偏見によるまとめ
ツマトリソウ、漢字で書くと端取草とか褄取草と書く
基準標本は「北ヨーロッパ」
ラテン語でTrientalis europaea L と表記されるが
最初の文字は3分の1フィートを表す言葉だそうである。
ヨーロッパの3分の1フィートの植物とでも言うのだろうか
植物の高さから名付けられたらしい。

亜高山から高山の林の下に生える。高さ5~25cm
茎に微腺毛がある
葉はほとんど無柄、大きさは不揃いで、長さ0.7cm~4.5cm
幅は0.4cm~2.5cm、先はとがり、上半部に細かい鋸歯が出る
上部にまとまって着く輪生葉の他に小さな互生葉が有る
花は白色で径は1.5~2.3cm
尚「北館」から出ている「コンパクト版 原色高山植物
図鑑Ⅰ」には次のように出ている
(生態)高山帯下部から低山帯のやや半陰の草地、林の中
林縁に生える多年草。
(形態)茎:直立、高さ7~25cm、円柱状、単立
葉:互生、ほとんど無柄、茎の上部に集まり輪生状、広倒
皮針形~卵形、先が鋭い、全縁
長さ2~7cm。
花期:6月~7月
花:上部の葉脇に長さ2~3cmの花柄を出し、通常上向きに
単生、径約1.5cm、白色、帯淡紅色、雄しべは7本。
と書いてある。

どうです面白いでしょう(笑)





奥日光テクテク旅は汗だらけ

2013年06月05日 | 登山

水に写るクリンソウ、千手ヶ浜


川向こうの群生地のクリンソウ


千手ヶ浜の奥から男体山を望む


千手ヶ浜の奥、千手観音堂跡地の手前の沢で
ズミが美しい。


西ノ湖の水が半分しかなく、湖底が干上がっている


西ノ湖の水の色と山の緑がすばらしい


西ノ湖のズミ林


千手ヶ浜から西ノ湖に向かうと、足下にはわずかに
クワガタソウが咲いていた。

6月3日、7時50分発のバスで赤沼から千手ヶ浜に向かった
千手ヶ浜のバス停まえの自生のクリンソウは、鹿除けネットの
中で結構咲いている。

おなじみの群生地に行くと、どうしたわけか花が少ない
裏の川に行って、水に写るクリンソウを撮影した。

千手ヶ浜から黒檜岳に向かうと、途中に千手ヶ浜の名前の元に
なった「千手観音堂跡地」が有る。
どうしたわけか、今年はやたらと倒木が多く、千手観音堂跡地も
倒木だらけであった。

観音堂跡地から引き返して、林の中で「エゾハルゼミ」の大合唱を
録音した。
このセミは、山の気象予報士と呼ばれて、晴れていると鳴き、雨が
降りそうになると泣きやむらしい。
だから、鳴き声が聞こえなくなったら、天気が下り坂だと思えば
良いらしい。
そして鳴くのは繁殖の為、オスだけが鳴いてメスを呼ぶと言う
鳴きなしは「ミョーキーン、ミョーキーン、ケケケ・・・」と
言われているのだが、私にはそんな風には聞こえない。
どちらかと言えば、蛙の鳴き声に聞こえてしまうのだ。

途中で西ノ湖に行きたいというご夫婦らしい方と出会い、私も行く
からとコース案内しながら音次郎橋を渡った。
千手ヶ浜一帯の林には、鹿の食わない植物が繁茂している
マルバダケブキもその一つで、林の中が一面に覆われている
一見すると、フキの様な丸い大きな葉が特徴である。
7月から8月にかけて、黄色い花に覆われるに違いない。
またハルニレの林の中には、フッキソウの大群落も有る。

この後、千手ヶ浜から西ノ湖に向かい、途中「山の神」に寄って
西ノ湖に行き、ズミの林を眺めて、西ノ湖入口バス停まで歩き
そこから再び左の遊歩道に入り、小田代ヶ原に向かって歩くと
弓張峠に着く、弓張峠から小田代ヶ原遊歩道を目指して、左の
山道に入ると、これが結構長い、特に登りの階段では息が切れた
小田代ヶ原の西の木道に抜けた時には、正直ホッとしたのである

小田代ヶ原の木道を半周して、赤沼茶屋を目指す。
途中でツマトリソウの花が沢山咲いていたが、赤い縁取りの
褄は見られなかった。

孫娘と東京ディズニーランドに

2013年06月01日 | 日記





居眠りポーズ、ポプコーンのバックがデカイ


創立30周年の夜景

子供達を連れて、東京ディズニーに行ったのは、?十年前である。
創立30周年と言うから、私が40代の頃である。

再び孫娘を連れて訪れたが、初めて訪れたような感じで、過去の
記憶がない。

天気が良いとはいえ、平日にもかかわらず、ものすごい人混みである
こういうレジャー施設では、東京ディズニーが一人勝ちだと言うが
まさにそれを実感出来た。

いつの間にかシニア券なるものが出来ていて、なるほどそういった
配慮にも気を配るところが、人気の秘密なのだろう。

以前、東京ディズニーの接客教育のすごさをテレビで取り上げられた
事があったが、各アトラクションの、入場するまでの待ち時間の長さを
考えると、それでもまた来ようと思わせる魅力が、そういった努力から
生まれていることは間違いない。