花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

四国の剣山に登る

2012年07月31日 | 登山

剣山(つるぎさん)1955メートルの山頂に有る三角点
しめ縄が巻かれ、石で囲ってあるため、三角点の文字が見えない

岡山市の孫娘が交通事故で怪我をしたと言うので、見舞いをかねて
下の娘の嫁ぎ先に泊まりに行った。

工事中の道路の交通整理の誘導係のミスで、自転車に子供を乗せて
走っていた娘が、反対側から走ってきた車と衝突して転倒。
孫娘が鎖骨を骨折する怪我を負った。

どうやら誘導係の連携ミスで、娘も反対側の車も、通って良いと
言われて、鉢合わせしたらしい。
命に別状が無かったから良いようなものの、誘導係にはしっかり
自覚して仕事して貰いたいものだ。

と言うわけで、岡山に行ったついでに、娘夫婦に車で送ってもらい
剣山に登に行った。
瀬戸大橋を超えて、高速道路を走っても、剣山までは3時間半は
かかる。
最初は、レンタカーで自分一人で行くつもりだったが、娘夫婦に
心配だからついて行くと言われて、やむなく全員で剣山の麓まで
行くことになったのだった。

天気予報では、午後から雷雨注意報が出ていた。
午前中が勝負と思っていたのに、みんなで行くハメになり、結局
登山口の見ノ越についたのは11時過ぎである。

剣山と言えば、宮尾登美子の小説「天涯の花」で描かれた
キレンゲショウマの群生する山である。
もちろん私の目的もそれを見る事であった。
花の時期は、7月から8月となっている。
時は7月下旬である。花真っ盛りを予想していた。

ああそれなのに、それなのに「今年は花の時期が10日ほど遅れて
いるんです。」というロープウェイの係員の言葉通り、花は
固い蕾のままだった。


ロープウェイの下に咲き乱れるナンゴククガイソウ



五輪サッカー・男女ともに初戦勝利

2012年07月27日 | スポーツ

9月下旬の尾瀬ヶ原の池塘から至仏山・2010年


真夜中のなでしこの試合、大野のヒールパスで川澄が
抜けだし、豪快なシュート。
文句なしの得点だった。

スローインを受けた大野が沢にパスした後、ゴールエリアの
スペースに走った
その大野に沢が絶妙なパスを返した。
言わば二人のワンツーパスで、見事と言うしかない。
それに川澄が走り込むと、オフサイドぎりぎりのタイミングで
ヒールパスという技ありのパスを出したのだった

この三人は、なでしこリーグの同じクラブに所属するから
あうんの呼吸でプレーができたに違いない。

さあ明日(28日)は、予選突破の鍵を握るスウェーデン戦
どんな試合になるか楽しみだね

岩手出身と言うことで、応援している石清水選手
流石だね、危ない芽をことごとくスライデングで止めていたね
でもあの髪の毛の色、どうなの


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昨夜の男子サッカーのスペイン戦
もちろん得点をあげた攻撃陣の頑張りは凄かったが

特筆すべきは、DF陣の頑張りだろう。
スペインのスポーツ記者が嘆いた様に、スペインに
シュートチャンスを与えなかった。

もう一つは、酒井が足をひねって負傷したとき
残り時間も少ないのに、スペインがボールを外に
出して、試合を止めてくれたことである。
これぞフェアプレーの精神で、もっと賞賛されても
良いと思う。

それにしても、永井も清武もどうしたんだ
あんなチャンスに外してばかりとは、情けない。

今度は29日の深夜のモロッコ戦、睡眠不足が続くね


草紅葉と至仏山。2010年9月下旬





今夜はなでしこの初戦だ・応援するぞ!

2012年07月25日 | スポーツ
今夜は、ロンドンオリンピックの女子サッカーの予選が始まる
いよいよ「なでしこ」の初戦、カナダとの試合が始まる。

世間では、勝って当たり前の様な気分が広がっているが
先日のテストマッチのフランスの様に、相手も予選突破に
向けて、徹底的に日本を分析している違いない。

FIFAのランクで実力ははかれないのだ。
何はともあれ、なでしこが本来のパスサッカーができるかに
かかっている。

ミスパスを無くして、素早い攻撃ができれば、勝つチャンスは
出てくると思う
頑張れなでしこ!


至仏山の高天原から平ヶ岳や越後駒ヶ岳を望む


至仏山の名花・ホソバヒナウスユキソウ


蛇紋岩の岩間に咲くジョウエツキバナノコマノツメと雪割総


蛇紋岩地に咲くジョウシュウアズマギク


7月上旬、至仏山を飾るユキワリソウ

蛇紋岩という植物の生育に適さない至仏山に
咲く花々は、根性が有るね。

今夜はなでしこの初戦だ・応援するぞ!

2012年07月25日 | スポーツ
今夜は、ロンドンオリンピックの女子サッカーの予選が始まる
いよいよ「なでしこ」の初戦、カナダとの試合が始まる。

世間では、勝って当たり前の様な気分が広がっているが
先日のテストマッチのフランスの様に、相手も予選突破に
向けて、徹底的に日本を分析している違いない。

FIFAのランクで実力ははかれないのだ。
何はともあれ、なでしこが本来のパスサッカーができるかに
かかっている。

ミスパスを無くして、素早い攻撃ができれば、勝つチャンスは
出てくると思う
頑張れなでしこ!


至仏山の高天原から平ヶ岳や越後駒ヶ岳を望む


至仏山の名花・ホソバヒナウスユキソウ


蛇紋岩の岩間に咲くジョウエツキバナノコマノツメと雪割総


蛇紋岩地に咲くジョウシュウアズマギク


7月上旬、至仏山を飾るユキワリソウ

蛇紋岩という植物の生育に適さない至仏山に
咲く花々は、根性が有るね。

山百合かおる宝篋山の道

2012年07月24日 | 写真

林の中に山百合が咲く宝篋山登山道

大きな花で垂れ下がる山百合

しべのあでやかな色に酔う

宝篋山の帰り道は、山口2コースを下った
コバギボウシやキンポウゲが咲いて、夏の盛りが
訪れている。
ホンド狸が出るという沢を越えれば、清流の水音が
涼しげに聞こえる。

分譲墓地の上の登山口に近づくと、山百合が
そこかしこに咲いて、静かに揺れている
幾分ピークが過ぎて、咲き始めのような強烈な
香りは無い。
ほのかに隠微な香りが残っている。

2ローターのヘリが、けたたましい音で旋回して
尾根の彼方に消えた。


カモフラージュかな


カメラを近づけると、どこかへ飛んだ

宝篋山のコクラン

2012年07月23日 | 写真

宝篋山に咲くコクラン・コクラン(黒蘭)ラン科クモキリソウ属


コクラン・花の色が黒い。常緑樹林内に生える多年草。
偽球茎は多肉質。葉は広楕円形で先はとがり、長さ5~
12センチ。
花茎は高さ15~30センチ。
暗紫色の花を5~10個総状につける。
萼片は披針形で長さ1センチ
側花弁は線形。
唇弁は倒卵形で長さ約1センチ、反曲し
先端はへこむ。
基部に2個の針状突起が有る。
(山と渓谷の「山に咲く花」から引用)


コクランを正面から見た写真(左の花)
唇弁はへこんで手前に反局(反り返る)
背後には「ずい柱」が直立している
右の花は、直立した「ずい柱」の下から
管状の背萼片がつき出ている。
くもの糸がついているのがご愛敬(笑)


コクランの側面写真
左に突き出ている太い管状のものが背萼片
中央に立っているのがずい柱
右に反り返っているのが唇弁


コクランの側面写真
逆側から見た側面なので、背萼片は右につき出ている
上に立っているのが「ずい柱」
唇弁が左に反曲しているのが判ると思う


コクランの裏面写真

時期的に遅くて、花が終わっているかなと思いつつ
筑波山と尾根続きの山「宝篋山」にコクランを撮りに行った
登山道の脇が下草狩刈りで刈り払われていたので心配したが
コクランは今年も無事に咲いていた。

場所によっては、まとまって咲いていたコクラン
例によって蚊が無数に寄ってくるので落ち着いて
撮っていられないし、今日の蒸し暑さは熱中症に
なりそうだった。

柱、筑波山は国定公園なので、植物を始め一切の
採集を禁じられています。
とるのは写真だけにしてくださいね。


心ならずも

2012年07月15日 | 日記

オオバトンボソウ

オオバトンボソウ

人間いつかは命の終わりが来る。
人によって早いか遅いかの違いはある。
頭では判っている。

48歳で心臓を患って以来、私の心の片隅には、そのことが
無意識のうちにいつも離れずに寄り添っていた。
58歳の時は、10年も持ったなーと思い
68歳の時は、20年もよく生きたと思った。

退職と同時に始めた山登りと、高山植物の撮影
心臓病と腰痛と高所恐怖症と言う
まるっきり山登りに向かない持病を抱えて
我ながらよく生きてきたものだ。

精密検査のMRIのぴーぴーガーガーという音を聞きながら
最悪の事を想像する。

だがたとえそうでも、体の動く内は、やっぱり私は
山に登るだろう。
花の言葉に耳を傾けて、季節の移ろいに酔いしれる。



そのごのウチョウラン 7月11日撮影


ピークを過ぎかかつていたウチョウラン 7月11日撮影


オカトラノオ・トリミングで拡大


オカトラノオ


ウツボグサ


ウツボグサ


吸蜜する蝶1


吸蜜する蝶2


ゲーでっかい毛虫がいたよ。

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このブログを訪問してくださった方々に感謝いたします
 ちなみに本日までの閲覧数は45万9千966人、訪問者数(IP)は
 13万185人になりました。
 と言うことは、一人の方が一日4回も見に来ていたのね
 うわー感謝感激!!雨あられ!!
 



雨と泥と花一面の至仏山

2012年07月11日 | 登山

今回歩いたコースを白尾山上空4千メートルから俯瞰した図
7日に歩いた鳩待峠から山の鼻のコースでは、二つ目と三つ目
のベンチの間に、「ハトマチ沢の橋」が有りますが、俯瞰図では
地形の影になって描かれていません。
また「泣き別れの大石」というのは、尾瀬好きの一部の通称です
木道が大石をはさんで往路と復路に別れているためと思われます
正式名称では有りませんので悪しからず
もちろんガイドブックなどには、そのような説明が有りませんが
わかりやすくするため採用しました。


泣き別れの大石を振り返って撮った写真

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

雨で写真撮影が思うようにいきませんでしたので
咲いていた花の情報を記載します。

東面登山道では、上州アヅマギクとタカネシオガマが盛りで
ジョウエツキバナノコマノツメのが群生
ユキワリソウの群生が見事でした。
ホソバヒナウスユキソウも沢山有り、シナノキンバイも
盛りでした。
シブツアサツキは蕾、オゼソウは小至仏山周辺で群生
ここからは見た花の名前をまとめて書きます

ハクサンイチゲが群生、イワイチョウ点在、タカネバラは一輪
マルバヘビノボラズは咲き始め、ミヤマダイモンジソウ
ウラベニダイモンジソウ、ハクサンチドリは点在(色が濃い)
ハクサンコザクラ(オヤマ沢田代)で数輪、ヒメシャクナゲ
クモイイカリソウ、
イワハタザオもしくはウメハタザオは至仏山頂付近に沢山
(同定が難しいので)
シラネアオイの咲き残りがトカゲ岩の上部の階段脇

山の鼻の見本園では、トキソウとサワランが見頃
レンゲツツジも咲いていました。
ワタスゲは終わり、タテヤマリンドウも終わって
果穂から実を雨で散布した後でした。

川上川の近くではオオレイジンソウが咲いてます

至仏山でこれから咲く花は
エゾウサギギク、タカネナデシコ、ヒメシャジン
ホソバコゴメグサ、ジョウシュウオニアザミ、タカネトウチソウ
イブキジャコウソウなど

これらについては、私のブログの笠ヶ岳の記事に載っています
ブログの左ソデにある「バックナンバー」から2011年の
7月の記事をご覧ください。

雨の至仏山フィールド講座に参加して来ました

2012年07月09日 | 登山

尾瀬の入口、山の鼻に咲くコケイラン

7月7日土曜日の七夕の日、山の鼻にあるビジターセンターで
午後一時より第3回「至仏山の自然を科学する」と言う
尾瀬を知るフィールド講座が開かれ、財団法人日本自然保護協会
の横山隆一先生の「名峰・至仏山の特異な自然と今後の植生
生物多様性の修復」という講義に参加しました。

尾瀬保護財団が主催する「尾瀬を知る」フィールド講座は
「至仏山の自然を科学する」以外にも沢山のフィールド講座が
開かれています。
詳しくはこちらをご覧ください
まだ定員に達していない講座も有りますから、興味のある方は
参加してみてください。

今回の至仏山のフィールド講座は、1日目は午後からの講義
二日目は、講義の内容に沿った至仏山の登山でした。

ところが、皆さんもご存じのように、尾瀬は連日の雨模様
特に7日の夕方4時頃から、雷を伴った豪雨で、たたきつける
ような雨が降りました。
講義は午後3時半で終わっていたので、私は予約した至仏山荘
の談話室で、みんなと天気予報の話をしていました。
明日の至仏山の登山は、雨がひどいなら中止、小雨なら鳩待峠
に戻って、小至仏山あたりまでの往復登山と言われていたので
天気予報に一喜一憂する有様でした。

私の泊まった至仏山荘は、一人予約の登山者は、まとめて
相部屋の二段ベットになりました。
料金は夕食・朝食の二食付きで8500円と、二日目のお弁当
500円を頼んで合計9000円、これは受付時の前払いで
払いました。
石けんとシャンプーは使えませんが、風呂には入れました
夕食は午後5時から食堂で、自分の名前が出ているテーブルの
席に、料理が並んでいます
但し、ご飯とお茶はセルフサービスで自分でよそる。
食べ終わったら、食器類と箸をセルフでカウンターまで運びます。

朝食は朝の6時からで、夕食と同じ食堂で食べます。
朝食の席に、頼んだお昼の弁当が置いてあります。
(前の晩の夕食にお弁当がつくと書きましたが、間違いでした
ので訂正しました。)

困ったのは朝のトイレ、数が少ないので順番待ちでした。
私は、面倒なので外の公衆トイレを使いました。

8日の朝食の時、山荘の方から注意情報が知らされました
前夜の大雨の影響で、戸倉から鳩待峠間のシャトルバスが
運休している言うことと、東電小屋に向か牛首からの木道と
竜宮からの木道が、冠水して通行止めになっていると言う事
でした。
その後、シャトルバスは午前8時には再開した。

さていよいよ至仏山登山の集合時間、7時30分が近くなると
雨も霧雨状態になり、山の鼻からの登山決行が決まりました。


至仏山荘前に集まった参加者