花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

つくば科学フェスティバル2010会場レポート

2010年10月31日 | 写真

つくば科学フェスティバルが昨日から始まりましたが、生憎の台風で昨日は行く気にもならず
最終日の今日、やっとのぞいて来ました。
小雨が降っている事もあって、外のテントは低調でしたが、メイン会場のつくばカピオに
入ると、たくさんの人達が来ていました。


手前のブースは、つくば環境フォーラムのコーナーで、つくばの里山と筑波山の生物多様性を
学ぼう と言う主旨で展示や体験コーナーを設けている。


農業生物資源研究所のブースは、植物からDNAを抽出する体験コーナー

この科学フェスティバルの凄いところは、日本のトップの研究機関から大学、高校、中学から小学校まで
市内の団体がそれぞれブースを持って展示や実験、体験が出来ること。


子供達の人気をさらったのはこちらのブース、吾妻小学校と吾妻中学校の合同ブース
名付けて吾妻ランド。飛ぶ種で遊ぼうと楽しいおもちゃをつくろうというコーナーでした。


おおっ、こちらのブースの左前には、等身大の人型看板が有りますが、ノーベル賞で有名な
あの人では。 さすがつくば市ですね。


一流の研究者と遊べるなんて凄いよね。今日は体調が悪くて、参加できなかったけれど
いつかは参加したいものですね。



思い出の白根隠山・2008年10月

2010年10月29日 | 登山

白根隠山の尾根から見る白桧岳と錫ヶ岳(奥)、手前の白根隠山の尾根が切れて崖になっているのが判る。


振り返って見る尾根の景色、中央左の禿げ山が前白根山、奥に湯泉ヶ岳が見える
前白根から右に続く尾根が登ってきた外山に続き、左に続くのが五色山である(湯泉ヶ岳の
左手前)


白根隠山から中禅寺湖と高山を見る、その昔、男体山の噴火で流れ出た溶岩が高山と共に
川をせき止め、湖を作った。
その後再び男体山が噴火して、軽石類がその湖を埋め尽くして湿原となったのが戦場ヶ原
だと言われている。
この位置から眺めると、確かに流れをせき止めたであろう様子がわかる。低いながらも
壁の様に連なっている。
その壁の最も男体山側の鞍部を流れて、中禅寺湖に落ちているのが竜頭の滝である。


外山から前白根に向かう尾根から見る白根山、唐松の紅葉越しに撮ってみた。


前白根から見る湯泉ヶ岳方面、真ん中に湯泉ヶ岳、右のピークが高薙山、左が根名草山
根名草山の左奥が奥鬼怒でさらに奥が会津駒である。


前白根の外山側の尾根から見た白根隠山(中央ピーク)


前白根から白根隠に向かう尾根から見る五色沼の色


帰りの国境平から湯元に向かうルートで見る紅葉。


下山の途中で見た沢の紅葉、晩秋の雰囲気を醸し出す光りだった。


湯元に近くなった所で、見事なカエデの紅葉が有った。
すでに光りは当たっていなかったが、心に残る赤であった。

日光・男体山に笠雲??

2010年10月28日 | 登山

昨日の夕方、五色山からの帰り、金精トンネルを抜けて湯元方面に下っていたら、前方の男体山に、笠雲状の雲がかかっている。
あわてて駐車スペースに止めて撮影したのがこの写真。
暗いし手持ち撮影なのでピンボケになってしまったが、日光では初めて見たのでちょっと嬉しい。
三脚をザックに縛り付けていたので、すぐ取り出せなかったのが残念!


こちらは、もう少し下った海抜1628メートルの標柱のある駐車スペースで撮影。
立木の枝がジャマで、イマイチだが、何とか撮影した。
曇り空で境界がはっきりしていないので、笠雲と言い切れないがそれらしく見えた。

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この時期は、冬眠前の熊がエサを求めて活発に動く、今年はエサとなるブナの実などが不作とかで
熊が町にまで出没して、射殺されたりしている。
西会津では、親子熊を射殺したことで、抗議のメールが殺到しているらしい。
町は住民を守らねばならず、困惑しているという。

生物多様性が言われているが、四国地方ではツキノワグマが絶滅こ近いという。

と言う訳で、昨日はヒグマ用の大形の鈴(北海道の知床で購入したもの)を付け、その上
ラジオをかけて歩いた。
五色山でラジオを聞いていたら、日光のいろは坂の上りが渋滞で、1時間もかかると言っていた。
これは、帰りは大変だなーと思っていたら、案の定夕方の5時過ぎなのに、立木観音入り口信号の辺りから
大渋滞で車は動かず、やっぱり遠回りでも沼田経由で帰れば良かったかと後悔した。

これから日光の山に登る人は、熊除けとスパッツは必須ですよ。
笹藪の露と雪解けで靴は泥だらけになります。


カラー樹氷と五色沼 (唐松の紅葉の色が模様となった樹氷)


底冷えの山・午後の三時になっても草の樹氷は溶けなかった


五色山の尾根の広場のコントラスト・午後の陽を浴びて輝く


凍り付く白根山


五色山の尾根は大展望・手前は湯元、日光連山の麓で茶色に見えるのは唐松の紅葉


五色山山頂


五色山山頂でお会いした青年に撮って貰った記念写真
金精山から縦走してきたと言っていたが、無事に下山しただろうか。前白根の方に歩いて行った。

弥陀ヶ池から菅沼に下る樹林帯は、すでに薄暗く、熊鈴の音以外何も聞こえない寂しさであった。
菅沼に着いたのは、午後4時48分過ぎである。すでに他の車は無かった。
売店前の駐車場にパトカーとレッカー車が2台来ていて、スリップか事故か車が積んであった。
これからは金精道路の凍結が恐い。ゆっくりと走って帰った。


雪と樹氷の奥日光の山に行く

2010年10月27日 | 登山

樹氷に輝く白根山

栃木の山の標高ベストテンに登る目標を立てて、そのうち9座までは登った。
後の一つが何かと言えば、「錫ヶ岳」である。
白根山の目の前に見えていながら、遠い山である。
何故遠いかと言えば、正式なルートがない。

白桧尾根を歩いていけば、簡単そうに見えるのだが、これが曲者で、白根隠山の先で尾根が崖になっている。
迂回ルートが有ると聞いたので、今日はそれの下見のつもりだった。
白根隠山までの尾根は、誠に気持ちの良い大展望の尾根である。
前回は湯元から前白根に登り、そのまま尾根伝いに白根隠まで歩いた。
だがあの白根沢の登りはきつい。と言うわけで菅沼から登る事にした。

ところがである。戦場ヶ原を過ぎて、金精峠に近づいたら、道路に雪がある。
しかもかすかに粉雪も舞っている。
雨が東北では雪に変わったと聞いていたので、日光でも雪が降ったかも知れないと想像はした。
だがそれはあくまで山の上だけだと思っていたから、タイヤはノーマルのままだった。
やばいよ、途中でスリップしたらどうしよう。
恐る恐る金精峠を越えた。
菅沼の登山口に着いたら、登山道は真っ白。
しかも他の登山者は誰もいない。

売店の人に声を掛けてトイレを借りた。
天気の事を聞くと「これから晴れるよ」という。
車に帰って準備をしていたら、ようやくワンボックスの車が来て登山者が降り立った。
5~6人の中高年の男性グループだった。

このグループとは弥陀ヶ池で別ルートになり、私は五色山から前白根まで登った。
結局、今日山で会ったのは、このグループと帰りがけに五色山で会った青年だけである。
肌を刺すような寒さで、手がかじかんだ。
前白根山に着いたとき、白根隠まで行くのは諦めた。
滑らないように注意してゆっくり歩いたから、時間が無くなったからである。

だがそれにもまして素晴らしい樹氷の世界が広がっていたから、かえって良かったかも知れない。


鞍部の樹氷を見下ろして


樹氷と日光連山、右から男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、太郎山


尾根の樹氷


五色沼と白根山


五色沼の湖面の色


唐松の紅葉に樹氷が付いて、カラー樹氷となって輝いている。


行きたかった白根隠山方面の尾根。

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栃木県の標高ベスト20の山々

①白根山  2577.6m
②男体山   2486m
③女峰山   2483m
④帝釈山   2455m (注、女峰山の峰続きの山)
⑤白根隠山 2410m
⑥錫ヶ岳  2388m
⑦五色山   2379m
⑧大真名子山 2375.4m
⑨前白根山  2373m
⑩太郎山   2367.5m
⑪湯泉ヶ岳  2332.9m
⑫根名草山  2329.7m
⑬小真名子山 2322.9m
⑭金精山   2244m
⑮燕巣山   2222m
⑯外山    2204m
⑰高薙山   2180.7m
⑱三界岳   2172.9m
⑲岩山   2162.8m
⑳皇海山   2143.6m
 

以上は、随想社発行の「栃木の山140・宇都宮ハイキングクラブ編」に
出ている「栃木県の高峰ヘスト50」から引用しました。
但しこのベスト50には、何故か白桧岳(2394m)が載っていない。
本来なら錫ヶ岳に替わって6位に入る高さなのである。

尾根続きと言えば、五色山もつながっているから、5位白根隠山、6位白桧岳、7位錫ヶ岳
8位五色山、一つ飛んで10位前白根山と実に5座もベスト10に入る筈だったのだが。
白桧尾根などと呼ばれていながら、肝心の山が何故か抜けている。不思議だ。
 



筑波山麓・霞ヶ浦水源の森づくり・参加者募集!のお知らせ

2010年10月26日 | 登山

森づくりの一コマ、伐採の後片付け、昔の棚田の跡です

NPO法人「つくば環境フォーラム」より、筑波山麓・霞ヶ浦水源の森づくりの参加者募集の
連絡が有りましたのでお知らせします。

NPO法人つくば環境フォーラムは、「自然との共存」をテーマに、地域の環境を見つめ、筑波山や
里山の保全活動に取り組んでいます。
 秋から冬にかけては、本格的な森づくり活動の季節。今年度も、筑波山麓の森林整備を進め、
森の手入れで出る竹、雑木などを資源として活用することを目指します。
また、森林を次世代に引き継ぐ為に、親子で参加できる、子ども中心の森の学習プログラムを
同時開催します。
(以上参加者募集のお知らせから転載しました。)

活動は6回行われますが、とりあえず年内の活動予定

第2回 11月13日 土曜日 9時30分集合 参加費700円 茶菓・汁物あり
作業内容は、雑木林の手入れ、作業時間は、10時~15時
作業衣や昼食やコップ等はご持参下さい。作業道具等は用意しています。(持参も可)
集合場所は、つくば市神郡(かんごおり)の細草川沿いの「すそみの田んぼ」休憩広場

第3回 12月11日 土曜日 9時30分集合 参加費700円 茶菓・汁物あり
作業内容は、竹林の整備・竹垣作り講習会
持参する物は上記と同じです。

第2回以降は、親子で参加出来る森林学習プログラムを同時開催します。
参加費は小学生以上同額、幼児は300円です。

募集要項と参加申し込み用紙は、NPO法人つくば環境フォーラムのホームページから
ダウンロード出来ます。
申し込みをされた方には、当日のご案内と活動場所の地図をお送りするそうです。

NPO法人つくば環境フォーラムのホームページはこちらです。

森づくり作業申し込み用紙と親子で森林体験の申し込み用紙の二つが有ります。
希望する方でお申し込み下さい。
申し込みはFAX又は電話でNPO法人つくば環境フォーラム029-863-5151まで



筑波山麓秋祭りのお知らせ

2010年10月25日 | 日記





筑波山麓 秋祭り
きたらよかっぺ、万葉の里

期間
2010年10月30日・土曜日~2010年11月7日・日曜日まで
会場
つくば市の筑波山麓の各地域で行われます。
地域名 筑波、臼井、神郡、北条、平沢、小田 の各地で多彩な催しが開かれます。
日によって行われる場所が違うため、全部を紹介出来ません。

一例を紹介すると
秋の御座替祭
筑波山神社の例大祭で、春と秋に、御山の神を里に迎え、春には豊作を祈願し、秋には
実りに感謝して、世の安泰を願う行事です。
開催日 11月1日 14時~15時
場所 筑波山頂~筑波地区

すそみ茶屋・竹のベンチとおもちゃ作り
つくば道のお花畑を眺めながら、竹屋台の茶屋で一服。
筑波山麓の竹で、ベンチや竹トンボ、竹ぽっくり作りを体験しませんか。
開催日 2010年11月6日と7日 10時~15時
場所 臼井地区
料金 ふくれミカンクッキー 250円
   鶏汁         500円
   竹のベンチ作り体験 2000円
   竹のおもちゃ作り   200円
問い合わせ NPOつくば環境フォーラム 029-863-5151
  (私のブログのブックマークからHPに行けます)

その他、宝篋山の登山(10月30日)、平沢官衙遺跡の復元建物の内部公開(10月30日31日と
11月3日と6日と7日)
六所大神宮で開かれる、秋芸能祭の奉納舞は必見(11月3日)500円

つくば科学万博記念館(筑波山神社境内)の各種記念品特別公開も有ります
(11月3日と6日7日)

写真家必見、北条の町並みにぼんぼりをともす家が並び幻想の家明かりの風景が出来ます
(10月30日31日、11月3日と6日と7日17時から)

天神社の縁日で神事とわたあめ露天
音楽会など多彩です。
詳しくは つくば市商工会のホームページへ
つくば市商工会

ここのお知らせからパンフ(PDF)がダウンロード出来ます。

その他にも、つくば市でイベントが開催中です。
つくば市ホームページ

土・日・祝日限定、筑波山周遊無料バスが運行します
一日乗り降り自由で何回乗っても無料です。周遊バスで秋祭りにGO !

詳しい案内は、上記「つくば市」のホームページのイベント案内からダウンロード出来ます

発着所は旧筑波庁舎の無料駐車場
コースは次の様に廻ります。
旧筑波庁舎→北条大池・平沢官衙遺跡前→宝篋山小田休憩所→(パープルライン経由)→
→つくば湯→筑波山神社入口→りんりんロード前→稲葉酒造場前→神郡北(神郡停留所)→
→普門寺前→北条商店街・岩崎屋前→旧筑波庁舎・産直所「筑波ふれあい市」
一周およそ30Km、90分だそうです。一日11便運行 時間は上記パンフ参照
始発駅の旧筑波庁舎までは、TXつくば駅から北部シャトルバスが出ています。

マイカーの方は、旧筑波庁舎、小田休憩所、北条大池・平沢官衙遺跡、神郡駐車場
等の無料駐車場と筑波山の有料駐車場から、それぞれの乗り場が利用出来ます。
秋の一日、思う存分歩いて見ませんか。
(道が狭いので路上駐車はご遠慮下さいね。)






私のフォトブックから鬼石の冬桜

2010年10月24日 | 写真
昨年の11月15日、花友から聞いていた鬼石(おにし)の冬桜を撮りに行った。
鬼石では、真っ赤なもみじと冬桜という不思議な体験をした
その時の写真をいくつかご紹介します。

満開の冬桜


冬桜と秋景色


冬桜ともみじ



冬桜


庭園のもみじ


庭園のもみじ


もみじの木漏れ日


落ち葉の情景1


落ち葉の情景2


冬桜のトンネルを行く

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オマケの写真


当日のモデル撮影会のどさくさ紛れに撮った写真、可愛いモデルさんだったので
超ローアングルで狙うカメラマンもいた。


こちらはオーソドックスに冬桜とモデルさん

ことしアナタもいかがですか。

詳細は群馬県藤岡市鬼石商工会のホームページで。
藤岡市鬼石商工会

尚、川を越えた埼玉県の城峯公園には八重咲きの冬桜が有るし、神流湖が近くなので
関東ふれあいの道を歩くも良い。

奥日光の紅葉情報

2010年10月23日 | 登山

奥日光の紅葉の名所と言えば、八丁出島だが、今年の紅葉はイマイチであった。


半月山展望台からの八丁出島、色鮮やかさに欠ける風景であった。
早朝から展望台は満員、見晴らしの良い場所のカメラマンは動かず、後から来た人は
出島を見ることも出来ない有様だった。
この写真は、傍らの石の上から撮影した。


やむを得ず湖岸に下って、白根山を背景に紅葉の写り込みをねらってみた。


こちらは早朝の中禅寺湖の様子、雲海に埋まって湖面が見えない。

天気予報で、晴れると言う報道が有ったせいか、朝の6時頃来た人は、いろは坂で
大渋滞だったとこぼしていた。
私は、朝の5時前後に歌が浜に着いたが、すでに駐車場は混んでいた。

八丁出島は諦め、外に移動するつもりで立木観音入り口まで戻ったら、何と今日は
右折が出来ず、二荒山神社前まで一方通行で左折のみ、社会実験だと言う。
歌が浜から華厳の滝に行こうと思ったら、二荒山神社まで行って右折して裏通りを
行くしかない。
大勢の交通整理が立っていて、車は大渋滞。

私は霧降の滝と六方沢橋を見るつもりだったが、この渋滞を見てあきらめた。
古徳牧場から山王峠を越えて川俣温泉に下った。
長い山王林道は、黄葉の紅葉にあふれ、川俣まで紅葉のトンネルだったが、駐車する
スペースがほとんど無い。

最奥の女夫淵温泉まで行って見たが、こちらも満車で止められず、川俣湖から瀬戸合峡
に抜けて紅葉の様子を見たが、こちらもイマイチ。

結局、大笹牧場から六方沢橋まで行くことにした。
が何と言うこと、霧降はその名のごとく霧に覆われていた。


霧の六方沢橋の紅葉。

今年の奥日光の紅葉は、全体としてイマイチの印象がする一日だった。
少し遅れているのかも知れない。
六方沢橋周辺は、晴れていれば良いかもしれない

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花友撮影・那須の紅葉写真公開・その2

2010年10月20日 | 登山
先日、花友のIさんの那須の紅葉写真を公開しましたが、改めて送られて来ましたので
公開いたします。
撮影日は、2010年10月11日、撮影場所は主に那須岳の姥ヶ平周辺と沼原湿原からの
登山道の姥ヶ平出口付近です。


これは定番、姥ヶ平のひょうたん池からの茶臼岳、残念ながら風が出て湖面の逆さ茶臼岳は
無理だったとの事です。


姥ヶ平から茶臼岳2


同じく姥ヶ平から


姥ヶ平から南斜面


姥ヶ平から牛ヶ首方面


姥ヶ平から峰の茶屋下斜面方向  (これは私好みの写真、近景の赤と遠景の沈んだ暗さが遠近感を出して尾根の紅葉を引き立てていると思う)


沼原登山道から


沼原からの登山道の姥ヶ平出口付近から隠居倉方面


沼原分岐付近から隠居倉・朝日岳方面


案内板を入れて・その1


案内板を入れて・その2


案内板を入れて・その3

カメラはリコーのCaplioだそうです。

安達太良山の点描写真・その2

2010年10月19日 | 登山

山頂直下から篭山方面を見る、三角の山が篭山、鞍部が峰の辻で4コースが交差する


沼の平に向かって、ほぼ平坦な牛の背を行く、相変わらず曇り空。


沼の平の縁に到着、船明神山と障子ヶ岩(奥)の岩稜が見える
母成峠の登山口から船明神山を経由して安達太良山に来る登山道や、沼尻登山口から障子ヶ岩と船明神山を経由して登るコースも有る。


牛の背の牛の首から見る「沼の平」の全景、左に障子ヶ岩、右に胎内岩の絶壁が見える
遙かに光るのは秋元湖らしい。

以前は、この沼の平を横切って馬の背に登るルートが有ったが、平成9年の9月15日
午前10時過ぎ、関東から来たグループが、沼の平に到着後、濃霧に巻かれて道を失い
3班に別れて道を探りながら進んだところ、その内の南に進んだグループが、障子ヶ岩の絶壁に阻まれ、引き返す事になり
その途中で火山ガスを吸った4人が次々と倒れて死亡した為、その後沼の平のコースは入山禁止なった。(山渓のYAMAPから引用加筆)
また同じ理由で、馬の背からくろがね小屋に向かうルートも入山禁止となっている。

日本百名山を書いた深田久弥も岳温泉から勢至平を通り、くろがね小屋に一泊して
馬の背に登り、沼の平の様子を次のように書いている。
「三方をものすごい岩壁に取囲まれたこの平は、その名の通り以前は沼だったそうだが、今は砂地に化している。
明治33年(1900年)の爆発でここにあった硫黄精錬所が害を被り、70余人の従業員が全滅したという。」

これを読めば、この沼の平が比較的新しい火口である事が判る。
深田は、その後山頂に登り、「霧に包まれて眺望は得られなかったが、山頂を極めた喜びに変わりは無かった。」と書いている。


牛の首から矢筈森と鉄山方面の景色を見る。
深田久弥も矢筈森には森が無いのに何故森の名前が付いたか不思議がっている。
私たちは真ん中に見える矢筈森の手前から右の峰の辻に下った。
下り始めてすぐに、山頂を見ると例の双耳峰的な景観を見る。


矢筈森と篭山の鞍部に有る峰の辻は、石のゴロゴロした場所であるが、登山道が交差している
分岐でもある。
前回、私たちはここから「くろがね小屋」に寄らず、勢至平に抜けるコースを歩いた。


昼にはちょっと早かったが、風の当たらないこの場所で、昼食にした。
植物を痛めないように石に腰掛け、紅葉の中で食べるおむすびは、また格別である。
「最高の贅沢だよね」などと言いつつ食べる至福の時間だった。
くろがね小屋方面の紅葉が、たまに日が差して輝くと、言いようもない美しさであった。


私が熱いコーヒーを入れて、何気なく矢筈森の尾根の一つを見ると、コースでも無い斜面を
下ってくる登山者がいた。
双眼鏡で覗いた花友のKさんが、「学生のようだよ」という。
私たちが出発する頃、どうにか無事に下山出来たようだったが、お薦めは出来ない行為だと思う。


峰の辻からガレた登山道を30分ほど下ると、くろがね小屋を見下ろすやや平坦な尾根に出る。
端に並ぶ大岩に乗って、くろがね小屋を見下ろすと、そこは今盛りの綾錦であった。
「凄い凄い」と花友が言う。
これで日が当たっていたらどれほどの美しさで有ったろうか。
花友のKさんが、明日の仕事を休んでとまりたいねと言うのも判る気がする

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オマケの写真追加・10月25日


くろがね小屋と紅葉・陽が当たらなくてもこの美しさ、人気が有るのも無理はない


くろがね小屋付近の紅葉


くろがね小屋の先は、紅葉のトンネルだった。


トンネルの先は紅葉の沢だった。思わず笑顔。

地方出版社の本

2010年10月19日 | 日記
高山植物や野草の花の写真を撮っているアマチュアカメラマンにとって、花の名前を調べるのは大変である。
特に私のように、見分けのポイントが判らない者にとって、どの山にどんな花が咲くかを紹介した
参考文献はとてもありがたい。

そんな本を出している地方の出版社を紹介します。
今回は、私の出身地にちなんで、東北関係の本を出版している所を重点に紹介。


右の2冊を出版している秋田の「無明舎出版」は、私の好きな出版社
ホームページも有り、通信販売もしている。
本を注文すると、振り替え用紙同封で本を送ってくれます。
毎回出版カタログを送ってくれる律儀な出版社で、見ると全部欲しくなる私の性格を見抜かれている??
(左の本は、参考の為に載せた「農文協」の本。里山の楽しみ方が出ている)

無明舎出版のホームページ
無明舎出版


こちらは長野県の「ほうずき書籍」が出しているビジターガイドブックシリーズの本
和賀岳などの高山植物の花を知る入門書として使いやすい。
但し見分けのポイントなどがあまり載っていないのが残念だが、手がかりとしては良い。

ホームページはこちら
ほうずき書籍


これはもう写真を見れば一目瞭然、「岩手日報社」が出しているカラー百科シリーズの本
下に敷いたカタログを見れば、岩手関係の出版物が多数あるのが判る。新聞社なので当然か。
ホームページはこちら
岩手日報社
出版ガイドの直リンクはこちら
出版ガイド


こちらはほとんど知る人が無いかも知れない。左は私の故郷「一関市」の出版社が出している
「栗駒山の自然を尋ねて」というガイドブック。一関プリント社出版部発行
但しホームページには、出版案内も無く、メールでの問い合わせ必要。

右は、盛岡市の熊谷印刷出版部が発行している「花の山 八幡平の花」
こちらはホームページに出版案内も有り、山と花の本も出版されている

一関プリント社のホームページ
一関プリント社

熊谷印刷出版部のホームページ
株式会社熊谷印刷

地方の出版物を調べる手がかりは、地方の新聞社から始めるのがお薦め

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ブックマークに追加したホームページ紹介

ある上州人こつなぎの写真ノート
鳴神山で偶然2度もお会いした「こつなぎ567」さんが書いているブログ
季節の移ろいを、光りをうまく使った写真で表現されている写真ブログ 必見です。

お知らせ
minoさんと行く 鳩待街道 その4に説明文を追加しました。

安達太良山の点描写真

2010年10月18日 | 登山
まずは昨日の双耳峰的山頂写真のヒント


写真中に登山道と有るのは、牛の背分岐から峰の辻に向かうコース
撮影場所は、山頂直下の東側斜面の上、昨日の写真とは向き合う位置


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藥師岳の見晴らし台からの紅葉展望


薬師岳みはらし台から、左奥は箕輪山、箕輪山の山腹中央の後ろに一切経山がうっすらと見える。
五葉松平と勢至平の紅葉が見えるが、日が当たらず残念。
ここから五葉松平に少し下ると、鳥川の谷の滝も見える。


みはらし台の一番奥に行くと、ゴンドラリフトの全景が見える


薬師岳から安達太良山山頂への登山道は、最初は歩きやすい木道である
そんな木道の道で、ツルリンドウの花と実を見つけた。


仙女平分岐の先は、岩のゴロゴロした登山道で、しかも濡れていて滑りやすい。
そんな道で、なにやら花を撮影する花友


葉っぱは落ちてしまったが、彩りを添えるナナカマドの真っ赤な実


登山道から右下を遠望すると、先ほどの薬師岳のみはらし台と山頂駅が見える
右手の紅葉した尾根の山が薬師岳で、急傾斜が始まる角の部分がみはらし台、その
ちょっと右に山頂駅の屋根が見えている


振り向くと大勢の登山客が登って来ている。
左の平坦な尾根が仙女平辺り、その辺から登山者が続いていた。


山頂手前の尾根に到着、ここを越えるともうすぐである。


尾根から見下ろす峰の辻方面、山頂分岐から峰の辻までの登山道を歩く登山者と
牛の背から峰の辻まで歩く登山者が、峰の辻で交差する。



山頂目前の登山道


ガンコウランの実が


山頂直下から、船明神山方面を眺める

花友と行く安達太良山の紅葉

2010年10月17日 | 登山

くろがね小屋付近の紅葉

~阿多多羅山の山の上に 毎日出ている青い空が
智恵子のほんとの空だといふ あどけない空の話である~

高村光太郎の詩集の一節に出てくる安達太良山の空は、病んだ智恵子の心の
中では、いつも青空であったが、今日の安達太良山の空は、曇り時々晴れであった

岳温泉からゴンドラに乗って、安達太良山の一角、薬師岳展望台に行くと
「この上の空がほんとの空です」と書かれた二本松市の柱が立っている。

本来は、10月10日に来る約束だったのだが、義弟の法事が入って、一週間遅れの
安達太良山になってしまった。
紅葉も頂上から山腹に下り、くろがね小屋の辺りが最高の見所となっていた。
これで日が差してくれれば、錦秋の装いになったで有ろうが、日が差したのは
山を下ってからであった。


くろがね小屋の下流から、背景は左が矢筈森方面、中央が馬の背、右が鉄山方面


上の写真のもう少し下流から

本日は睡魔のため、この辺で終了。

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安達太良山の話題・番外編

安達太良山は、日本百名山の一つで、山頂の突起が「乳首」と呼ばれているのは、たいていの
ガイドブックに出ている。
近くで見るとごつごつした岩の突起で、とても乳首には見えない。
ところが、下山の途中で勢至平から山頂を見上げると、シルエットで見る山頂は
まさに乳首であった。


オイ よだれが出ているぞ(笑)

脱線ついでにもう一つ


牛の背分岐から峰の辻に下る途中で山頂を眺めると、何故か双耳峰のように見える。
トリミングして、その正体を探ると


答えは・・・・・・・・・・・どうしても知りたい方は、安達太良山にGO !!

花友からの那須岳紅葉写真一枚公開

2010年10月14日 | 写真

いつも一緒に花を見に行っている花友のIさんから、那須岳の姥ヶ平の紅葉写真が送られてきましたので
公開します。 撮影日は、2010年10月11日

今年はあれほどの猛暑だったにも関わらず、紅葉が綺麗なのには驚かされますね。不思議

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感動的だったチリの鉱山救出中継

予想より早く33人全員を救助出来たのは何よりも嬉しいですね。
見ている私も感動しました。

閉じこめられた作業員の中に、有能なリーダーがいると、当初から言われていましたが
やはりそれは本当だったようで、絶望的な状況の中で、良く全員をまとめて2ヶ月も
頑張ったのは尊敬に値しますね。

大学で、地質と地形を学んだという噂もあり、知は力なりという言葉が生きていた訳ですね




乗鞍岳の展望と紅葉

2010年10月13日 | 登山
10月10日に長野県の諏訪で、義弟の7回忌の法要に参加した後、義弟のペンションに泊まり
11日早朝に家内と家内の姉妹を乗せて、高速で松本に行き、乗鞍高原に向かった。
乗鞍高原のシャトルバス発着所に行くと、すでに駐車場は満杯、付近の空き地に駐車してシャトルバスの
切符を買いに行ったら、すでに8時台のバスは売り切れで、9時台の切符になってしまった。
全員が座れるように、定員分の数だけ同じバスの整理券が渡される。
私たちの整理券の番号は63で5番目発車のバスであった。
シャトルバスの終点、畳平は車で上れる日本で一番高い場所で、2千7百メートル余りの標高である。
さて登山記は機会が有れば書くとして、帰りの大渋滞で疲れ切ったので、今回は数点の写真のみにします。


乗鞍岳の紅葉1


色とりどりの紅葉


霧と紅葉の山肌


乗鞍岳の展望・槍・穂高が見える 剣ヶ峰は北アルプスの最も南にあり、目の前に
槍ヶ岳や穂高連峰が見えるので、槍・穂高の展望台とも呼ばれています 


権現池と雲海に浮かぶ白山 権現池は剣ヶ峰の山頂直下にある火口湖で、標高2,845m
御嶽山の二の池(2,908m)に次ぐ日本第二位の高さにある火口湖で別名一の池とも言う
尚、剣ヶ峰は権現火山体の外輪山にあたり、別名を権現岳とも言う。


富士見岳山頂から槍・穂高の展望 35ミリ換算70ミリ相当で撮影 富士見岳標高2,817m
北アルプスの写真を撮るなら、大黒岳の方が良いのだが、今回は剣ヶ峰に登るのでコース沿いの
富士見岳にした。


豊かな色彩が山肌を染める、実は剣ヶ峰に登るとき、登山をやめて紅葉を撮ろうか迷ったのである
午後になれば霧が出たり、曇る事も有るからだ。
やはり予想が当たったが、こんな風景もまた山である。自然の妙に思わず見とれるのだった。


カエデやナナカマドの赤、白樺の黄葉、ハイマツの緑、地表をチングルマが赤く染めて
ダケカンバの白い枝がアクセントになり乗鞍の秋模様を演出する


山腹を駆け上る霧のカーテンが開き、かすかな光りに燃える乗鞍の谷筋、乗鞍の紅葉は谷筋が一番と
言っても良い。

追記 歩いたコース
畳平→お花畑→富士見岳山頂→肩の小屋→剣ヶ峰(乗鞍岳)山頂→蚕玉山頂(尾根のピーク)→肩の小屋
→沢筋のコースを下山→肩の小屋口バス停→車道歩き→位ヶ原山荘前→バスで乗鞍高原へ
紅葉の写真は、車道を歩いて撮影した。総て手持ち撮影の為、ピンボケ有り。


乗鞍高原シャトルバス発着場付近から乗鞍岳を遠望

乗鞍岳関連メモ
乗鞍岳は、2,500m以上の山が23個もあるが、登山可能な山は8山だけである。
五ノ池は、五つの池が数珠玉状に連なる堰止湖、別名五色池とも言う。
畳平の脇にある鶴ヶ池は、満水時の湖面の形が鶴に似ているから
亀ヶ池は、鶴ヶ池火山体の火口湖

乗鞍岳の畳平までの車道は、昭和14年に日本陸軍の山岳航空実験所の建設計画で、資材運搬のため
平湯峠から畳平までの自動車道を作る計画が立てられ、昭和17年に完成した。
昭和23年には県道になり、昭和24年に30人乗りのバスが運行を開始した。

長野県側のバスの運行は、昭和39年に開始された。

乗鞍岳の情報は
のりくら自然共生研究所

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オマケ写真追加・10月25日


同じ場所から画角を変えて車道の紅葉を撮ってみた

こちらはズームして撮った写真・人工物を嫌う人もいるが、急カーブが画面に変化を付けて
面白いと思う


乗鞍岳の風景写真に、山名を入れて実験的に作ってみた展望写真
但し恵比寿岳の周辺は、解像度が低いため、山の境界がはっきりせず、推定で入れています
あくまでも参考程度にしてください。
摩利支天と不動岳は尾根続きの山で、一般の地図には、不動岳の山名は出ていません。
そのため、山頂の位置は推定となっています。
又、恵比寿岳と尾根続きの摩王岳も、同じ理由で推定です。
朝日岳の手前に有る蚕玉岳(こだまだけ)も、一般の地図には載っていません。
現地には山名の入った標柱が立っていますが、尾根のピークと言った感じです。
これらの名前は、「山と高原地図38乗鞍高原」に乗っている2万5千の地図を
参考にして入れています。