花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

本日は草刈りボランティア

2012年06月30日 | ボランティア

草刈りの様子1


草刈りの様子2

つくば環境フォーラムの森づくりボランテイアに急遽参加する
ことになり、暑さと蚊と毛虫に悩まされながら、保健保安林の
植樹地の草刈りに汗を流してきました。

実は今回の森づくりに参加する予定では無かったのですが
牛久の会社の方が、18名もボランティアに来ることになり
植樹した木の回りの草を手刈りするので、草刈り機持参で
応援に来て欲しいと、代表の田中さんから電話があったのです。

植樹した回りは、草刈り機で刈ると、間違って植樹した木まで
刈り取ってしまうおそれがあり、その部分は手刈りするしか
有りません。

それにしても、本日の草刈りは、日射病になりそうな暑さと
蚊や毛虫に悩まされ続けて、参りました。
特に私は、首の回りを毛虫にやられて、痛いは、痒いはで
大変でした。
代表の田中さんに聞くと、毛虫の場合は、刺さった毛に毒が
有るので、最初にガムテープの様な粘着テープで、刺さった
毛を抜かないとダメなのだそうです。

思わずかいてしまって、手遅れでしたが、ガムテープを
何回も貼り付けて、一応毛抜きした後、抗ヒスタミン剤を
塗りました。

家に帰ってからも、液体ムヒを塗りましたが、首の回りに
塗ると、飛び上がるほど しみて痛いのです。


名前は判らないのですが、頭の髪の毛がモゾモゾするので
払い落としたら、この虫が止まっていたようです。ゲゲゲッ

明日は、自治会の草刈りが有るし、かゆみが止まらないと
熟睡できないし、参ったなー


会津・檜枝岐の花と絶景の尾根歩き・その2

2012年06月26日 | 登山

大津岐峠から会津駒方面を見る・6月24日


大津岐峠から会津駒方面の展望図
赤い線は、富士見林道の登山道を示す
(但し今回は歩いていない)

このルートで見た花々の紹介をします。
何と言っても凄いのがシラネアオイとツバメオモト
それとオオバキスミレの大群落


白根葵の花1

白根葵の花2

白根葵の花3

白根葵の花4

白根葵の花5
それぞれが全部べつな株です。
場所によって咲き始めから散り際まで有りました


燕万年青1

燕万年青2


オオバキスミレ1

オオバキスミレの群落


サンカヨウの花1

サンカヨウの花2

サンカヨウの群落


イワカガミ1

イワカガミ2


イワナシ1

イワナシの実


カンアオイ1

カンアオイ2


キヌガサソウ

谷の斜面のキヌガサソウ群落


ギンリョウソウ


ゴゼンタチバナ


コヨウラクツツジ


ツクバネソウ


ベニバナイチヤクソウの蕾


ハクサンチドリ


一番見事だったタムシバの花


断定できないがハクサンコザクラの蕾かな

そのほかには、イワイチョウ、レンゲツツジ、タチツボスミレ
タケシマラン、ショウジョウバカマ、コミヤマカタバミ、マイズルソウ
ヒロハユキザサ、ユキザサ、ツリバナ、ムラサキヤシオ、ウワバミソウ
ガクウラジロヨウラク、ヨウラク、
オオカメノキ、イケマ、ミヤマシキミ、谷ウツギなどの花と
ツルリンドウ、ツルアリドウシの実、などの植物を見た

登山記は後日に書くつもりです。



会津・檜枝岐の花と絶景の尾根歩き

2012年06月25日 | 登山

大津岐峠から燧ヶ岳を望む2012年6月24日

上の写真に対応する展望図
至仏山の手前に有る大杉岳に伸びている赤い線は大杉林道で
大津岐峠から大杉岳を経由して御池に至る。
燧ヶ岳の手前の山の赤い線は、送電線巡視路(東電の送電線
管理用の作業道)


今回歩いたコース図、キリンテ登山口から大津岐峠に登り
大杉林道の残雪の尾根道を歩いて、送電線巡視路を下って
七入りバス亭に降りた。

大津岐峠の巨大標柱が倒壊
残雪時期は、分岐の目印が無く道迷い多発してます注意しましょう

以前、大津岐峠に有った巨大標柱、豪雪でも判るように巨大な
標柱が建てられ、富士見林道、大杉林道、キリンテ登山道の
分岐を示す目印となっていたが、倒壊したため、残雪期の
分岐が判らなくなっている。写真は2010年7月に撮影したもの
2011年の6月にも同じコースを歩いたが、その時にすでに
無くなっていて、大津岐峠の現在地が判らない状態だった
(大津岐峠一帯が、残雪に埋まってコースが見えませんので)

参考のために、大津岐峠の拡大図を掲載、「倒壊大津岐峠
大標柱跡」と書いてあるポイントから南に、キリンテ登山道と
結ぶショートカットコースが有るが、残雪期は見えないので
残雪の南側の下に注意、笹の間の木道が見えるので
この日も、分岐が判らず大杉林道に行ってしまい、途中から
戻って来られた方が数名いらっしゃいました。

また大杉林道は、冬期の赤い目印テープが少なく、残雪も多い
ので、コースがわかりにくいです。
できればGPSなどの持参が望ましいと思います。

同じコースを歩いた昨年のブログ
大雪原を越えて花満開の尾根へ・会津檜枝岐

梅雨の晴れ間になった登山日
会津檜枝岐のキリンテにある「バンガロウ-&キャンプからまつ」に
予約を入れたときは、こんな晴天になるとは予想もしなかった。

2012年6月23日
いつもの花友二人と私の三人で、花友Kさんの運転する車で
午前10時45分頃つくば市を出発。
途中渋滞に悩まされながら、4号線を走り、矢板から高速に
乗って東北道を北上、西那須野塩原で降りて、400号線で
塩原の温泉街を抜けていく、塩原渓谷を過ぎると車の数も減り
ようやく順調なドライブになった。
上三依で国道121号線に合流して山王峠を越える。
352号線に左折して会津檜枝岐を目指すと、檜枝岐の遠い事
を実感する。
南会津町から檜枝岐に入ると、様相は一変する。
田んぼが無くなっていく、両側から迫る山に遮られて日光の
あたる時間が短く、稲作ができない冷涼な気候なのだ。
だから檜枝岐は、そばを主食とする山間集落となった。

豪雨の爪痕を残す崩落地の工事が至るところで行われている
スノーシェッドと呼ばれる防雪用のトンネルが続き、三ツ岩岳
の山開きの旗が風になびいていた。
スノーシェッドの脇が駐車場らしく、車が沢山止まっている

ようやく檜枝岐のキリンテにある「からまつ」についた。
バンガローの料金は、一人2500円である。
受付を済ませると、無料で温泉に入る券を貸してもらえる。
私は寝不足だったので、温泉にも行かず、バンガローで
横になった。
布団も掛けずに寝ているねと、涼しいくらいの気温である。

花友が帰ってきたので、炊事場のある建物のテーブルで
夕食にした。
私は尾西の携帯食料の混ぜご飯にお湯を入れて、15分
できあがったらよくかき混ぜて食べる。
これはなかなか味も良い。
水で作る場合は、1時間かかるので、山に行く場合は
出発するときに水を入れておけば、昼にはできあがっている
寸法だ。

夕方になると、空は青く明るいが、両側から迫る山並みで
太陽は隠れて陽はささない。
夜はきっと星空が凄いだろうなーとつぶやくと、御主人が
「寝ころんで見たら凄いですよ。」という。

続く


勝っても喜べないなでしこの試合

2012年06月21日 | スポーツ

至仏山のタカネナデシコ・2011年7月撮影

スウェーデンとのテストマッチの試合、1-0の辛勝で終わった
初戦のアメリカとの試合と比較すれば、かなりボールが回ったが
それはスウェーデンのプレッシャーがアメリカほど厳しくなかった
からと思う。

戦う姿勢を見せると監督は言っていたが、それも長くは続かなかった
特に後半の後半は、沢と坂口が入っていたのに、ピンチの連続だった

今回は五輪の代表選手を選ぶというテストも兼ねていて、不慣れな
ポジションをやらされた選手もいて、ある程度割り引かないと
いけないが、パス回しに気が向いて、攻めるドリブルが少なすぎた
ように思う。

得点シーンも安藤選手のドリブルから生まれたし、その安藤選手の
シュート場面も、沢選手の攻め上がりからだった。
沢から川澄に渡り、川澄が裏にドリブルで持ち込んで安藤に返した
あのシュートは、安藤選手がフリーだったのだから、もっと強く
打てたはずだし、決めなければならない場面だった。

このところ得点できないでいる安藤選手に得点して欲しい場面だった
おそらく全国のなでしこファンも、そう思った事だろう。

高瀬と丸山は、評価すれば5段階で3である。
攻撃に絡むことを期待された高瀬は、なかなか絡めなかったし
ドリブル期待の丸山は、ドリブルをさせてもらえず体を入れられて
逆にボールをとられていた。

やはり常時スタメンで出ていた選手と、控えから出た選手では
連動する動きのコンビネーションに差がでてしまった形だ
監督も人選に悩むことだろう。



ひっそりと樹林下に咲くクモキリソウ・筑波山

2012年06月20日 | 写真

台風一過の筑波山、久々にすっきりと姿が見える
手前の芝畑には、台風の名残の水がたまっていた。

奥日光では、いろは坂で土砂崩れがあって、通行止めだという
昼過ぎになったら気温が急激に上がって、熱中症になりそうだった

とりあえず涼しげな白滝の写真でもどうぞ

かつては、山岳修行の行者さんが滝に打たれる滝行を
やっていた場所と思われる。
今でも一本だけ太い木製の樋から水が流れ落ちているが
後の二本は上流を石で止めている。

こちらは白滝の下流の滝、右脇の崖に不動尊が奉ってある


クモキリソウ・ラン科クモキリソウ属 (雲切草)
こちらはまだ咲き始め

ほぼ満開のクモキリソウ
林内に生える多年草。偽球茎は球形で露出する。
(筆者注、偽球茎とは、肥大した茎の基部のこと
堀勝さんの原色植物観察図鑑に寄れば、根元に卵形の球があって養分を
蓄え、地上にあらわれていると説明されています
)
葉は2枚。広卵形で長さ約10センチ、縁は細かく波打ち
葉脈の編目ははっきりしない。
花茎は高さ10~20センチ、5~15個の花をつける
花は淡緑色または黒褐色で、萼片、側花弁とも長さ8センチ
で細い管状。
唇弁は反り返る。花期6月~8月、分布 日本全土
以上「山渓の山に咲く花」から引用


クモキリソウの花姿、花の部分のトリミング


上の写真の右下の部分拡大、花の正面から


同じく左の花は側面から見た形

追記、新井和也さんの「八ヶ岳・霧ヶ峰植物手帳」
(JTBパブリッシング発行、大人の遠足BOOKシリーズ)
によれば、和名は雲切草とされることもあるが、花の形から
昆虫の蜘蛛の腹部を切り落とした姿に花が似ることから
蜘蛛切草と表記しています。


この時期の林内の道は、虫との戦いだ。
虫除けスプレーぐらいでは、効果が無い。
ましてやじっとピント合わせをやっていると嫌になるほど
襲いかかってくる。
毎回、逃げ帰ってくる私だ






筑波山の無葉蘭

2012年06月18日 | 写真

筑波山の無葉蘭が咲き始めた


無葉蘭の全体像はこんな形、ただし写真のものは二株が
絡んでいる。
名前の通り葉っぱがない。
地味な花なのだが、ランと言うだけで盗掘する人がいる。

昨年はかなりの数が有ったが、今年は半分以下に減った。
原因の一つは、間伐と下草刈りで生育地が荒れたこと
山の手入れをする際、ここが無葉蘭の生育地と知らなかった
のだろう。
切り倒した木や枝をあちらこちらに積み上げられて、無葉蘭
にとっては、生育環境が悪化したかもしれない。
来年は、もう少し出てくれると嬉しいのだが。


ムヨウラン(無葉蘭)・ラン科ムヨウラン属
常緑樹林帯内に生える葉緑素を持たない腐生植物
茎は高さ30~40センチ。茎頂に淡黄色の花を
数個つける。
萼片、側弁花は同形。長さ1.5センチ、半開する
唇弁は先端内部に内向する毛状突起が有る
花期6~7月、分布 本州、四国、九州


咲き始めのムヨウラン

数が減ったので、その全ての位置をGPSで記録してきた。
8割方はまだ蕾で、今週末には咲くだろう。

今夜はなでしことアメリカの試合が有るので、本日はこれまで



滑った転んだ筑波山

2012年06月17日 | 登山

シダをまとった木


ブナ平1


ブナ平2

今週末は会津の檜枝岐村のバンガローに泊まる予定なので
携帯できる食料を好日山荘に買いに行った。
ところが、震災の影響で、尾西の携帯食料の在庫が少ない
どうやら、自治体や会社の非常用の備蓄食糧として回されて
いるのだろうか。
私の好きな混ぜご飯がない。とりあえず似ているきのこご飯を
買った。


昼近く筑波山の男体山頂にホシザキユキノシタを見に行った
昨夜来の大雨で、登山道はぐちゃぐちゃにぬかるんでいる。
長靴を履いて登っていったが、下山の途中の岩場で見事に
滑って転んでしまった。
幸いにも用心して三脚をザックにくくりつけていたので
両手とズボンのお尻が少々汚れただけですんだ。

見ている人は何とも思わないのだが、転んだ本人はみっともない
気分で、思わずあたりを見回してしまうのは、人のサガなのだろうか

筑波山は低くてもやはり山である。山頂付近のホシザキユキノシタは
ほんの数輪が咲き始めたばかりだった。筑波山神社付近では
とうに満開を過ぎかけているのに


咲き始めのホシザキユキノシタ

女体山から弁慶茶屋に向かって降りていくと、北斗岩の先に
私の大好きな「ブナ平」がある。(注:ブナ平は仲間内の通称)
ブナの若葉の時期は特にお薦めの場所だ。
若葉のトンネルほど、心安らぐところはない。
それは東北生まれの私の血に流れている原始の絆かもしれない

裏面大黒や国割り石、陰陽石や母の胎内くぐりを抜けると
このコース最大の奇岩「弁慶の七戻り」につく。


弁慶の七戻りの奇岩を超えると、2011年9月の強風で倒れた
巨大な杉の切り株がある。

中心部が空洞になっているため、正確な年輪は判らないが
その代わり、外側から中心に向かって数えた年代を示す
プレートが貼ってある。

倒れたのが2011年だから、一番外側は2011年なのかな?
プレートの最初の年号は「2000」になっている。
ちなみに、プレートの年代を外側から列挙すると次のようになる
2000、昭和元年、1900、明治元年、ペリー来航
間宮林蔵樺太探検、1800、天明の飢饉、赤穂浪士討ち入り
1700

空洞の年代を含めて、杉の年輪は、徳川初期と推定されている
江戸幕府を開いたのが1603年だから、1600年代の中頃と
すれば、2011年-1650年=361年を数える
少なくとも300年は経っていると考えても良いかも。

筑波山は、筑波山神社の寺領として保護されてきた関係で
このような巨木が残ってきたと思える

また神社そのものも、徳川家の手厚い保護を受けてきた。
特に三代将軍家光の時代に、多くの堂塔伽藍が寄進された

その中の一つに「日枝神社」がある。
神社の東外れに建つこの「日枝神社」には、日光の三猿よりも
3年も前に造られた「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が
飾られている。

日枝神社の三猿
この工事に関わった大工達が、日光東照宮の造営にも関わったと
伝えられている。


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八ヶ岳の絶滅危惧種「ホテイラン」の保護について

何故生育場所を公開しているのかと思われた方もいるでしょう
先日の私のブログでも、場所が推定できたと思います。

それは、生育場所が登山道のすぐ脇であるため、登山者には
すぐに判ることなので、非公開にするよりも、公開して保護を
徹底する方針で保護をしているとの事です。
ホテイランの花のみならず、花のない葉っぱにも個体識別番号の
プレートをつけて、盗掘を防ぎ、なおかつロープを張っています。

おかげで、普通はなかなか見られない絶滅危惧種を見る事が
できる訳ですから、私たちも協力して行きたいものですね。

詳しくは「八ヶ岳・霧ヶ峰植物手帳」の著者「新井和也」さんの
ブログをご覧ください。

KAZの活動日誌

この中に「八ヶ岳のホテイラン保護活動」という記事があります


国営ひたち海浜公園に咲くオオウメガサソウ

2012年06月13日 | 写真

オオウメガサソウ・イチヤクソウ科ウメガサソウ属

オオウメガサソウは、北半球の冷温帯から亜寒帯を中心に
分布し、日本では北海道、青森県、岩手県などと共に
茨城県の東海村や国営ひたち海浜公園など、ごく限られた
場所に自生している。

梅によく似た花を笠状に下向きに咲かせる事からこの名がある
環境省の準絶滅危惧種。茨城県では絶滅危惧種に指定されている
国営ひたち海浜公園の自生地は、世界分布の南限地にあたる
貴重な植物です。


オオウメガサソウの横顔


オオウメガサソウの蕾もピンクで超カワイイ!!


オオウメガサソウの群落、花は無いが輪生状の葉っぱが
群生していた。
このすべてが地下茎で繋がっているので、一株だけ取り出す
事はできない。

詳しい特徴は、2010年6月の私のブログに書いてあるので
そちらも参照して欲しい

ひたち海浜公園に咲く絶滅危惧種・オオウメガサソウ

尚、オオウメガサソウの花には、面白い特徴があるそうです
最初の元気が良い頃の花は 下向き
それが過ぎると花は 横向きになる
最後は 上向きになって終わる

と言うことで、2010年のブログの花は、終盤だったので上向き
今年の写真は、咲き始めなので、元気が良く下向きなのです。
オオウメガサソウの公開は、6月13日から6月20日まで
なので、早めに行って元気な下向きを見ましょう。

国営ひたち海浜公園のホームページ

イベント情報はこちらに出ています


また同じく絶滅危惧種の「ハナハタザオ」が砂丘ガーデンの
2番の小山に咲いています。


ハナハタザオ・アブラナ科ハナハタザオ属
環境省絶滅危惧種1B類、茨城県レッドデータブックでは
絶滅危惧種1A類に指定されている。


上の写真をトリミングして花の部分を拡大したもの

中部地方から東北地方南部にかけて、海岸地方または山地の
日当たりのよいところに生える2年草。
茎は直立し高さ15~60センチ位。上部で多く分枝する。
茎葉ともまばらに毛がある。根生葉は束生し、茎上葉は互生する
5月頃茎の頂から花序を出して淡紅紫色の十字状花をつける
長角果は長さ5センチぐらいになる。

以上「学生板 牧野日本植物図鑑」から引用
但し「茨城県自然博物館」の説明では、花期は6月~8月になっている


砂丘ガーデンに入って、この2番の石がある小山に
ハナハタザオが公開されている。


小山には、このネームプレートも立っているので
間違うことは無いだろう。



那須・北温泉付近に咲くノビネチドリ

2012年06月12日 | 写真

ノビネチドリ・ラン科テガタチドリ属 (延根千鳥)
同属のテガタチドリとの見分け方
葉の縁が波打つ、唇弁に普通二本のすじがある
唇弁の先が3裂してやや尖る(テガタ千鳥は丸い)
などの特徴がある。


うえの写真の中心部をトリミングで拡大した


延根千鳥の葉、葉の縁が波打つという特徴がある。


6月10日、いつもの花友と那須の中の大倉尾根に
白八汐を見に行った。
梅雨入りのさなかに行ったので、途中で雨に降られ
たりしたが、土日しか行けない人がいるので、これは
仕方がない。

今回のコースは、花友の希望で北温泉から登山道を
登る事にした。
北温泉の駐車場に行ったら、すでに満車で駐められない
200メートルほど手前の「駒止め滝臨時駐車場」に駐めて
車道を歩いていたら、ノビネチドリが咲いていた。

もしも北温泉の駐車場に止められたら、見ることも
できなかったに違いない。
やはり花は歩くものに見方してくれるのだ。

W胚のサッカー予選が始まったので、今日はここまで






土浦市内の鷺(さぎ)のコロニー

2012年06月09日 | 写真

つくば市から土浦境線と呼ばれる県道24号線を土浦に向けて走ると
桜川に架かる学園大橋を渡る。
この学園大橋の脇が巨大な鷺のコロニーになっている。
すぐ近くの上流側には、国道6号線の桜川橋がある。
鷺のコロニーは、その二つの橋の間を埋め尽くしているようだ

いつもは車で通り過ぎるだけだったが、今日は歯医者の帰りに
すぐ脇の市民運動公園に車を止めて写真を撮りに行った。

もう幼鳥もかなり大きくなって、飛べるようになり始めたようだ
学園大橋の上から写真を撮っていたが、何に驚いたのか、橋の下
近くにいた幼鳥が一斉に飛び立った。
飛び慣れていないのが一目でわかる。ぎこちなく羽ばたいている

鷺のコロニーは面白い、同一種では無く、何種類もの鷺が混在して
コロニーを作っている。
おしゃべりの好きな奴もいれば、孤独の好きな奴もいる。












以前、鷺のコロニーは、桜川のもっと上流の、つくば市と筑西市の
境界に近い「筑真橋」の橋際にあった。
これだけの大集団だと、排泄物で竹が枯れてしまうと言う
枯れると又、新たな場所に移動するという

八ヶ岳に咲くホテイラン

2012年06月07日 | 写真

ホテイラン・ラン科ホテイラン属、漢字で書くと布袋蘭
唇弁の形状を布袋様の腹に見立てて布袋蘭と名付けたとか

山渓の日本の高山植物によれば、基準標本は日本である。
またこの本に使われているホテイランの写真も八ヶ岳の花である。
この本の説明を引用すると、本州中部地方以北の山地帯~亜高山帯の
林内に生える高さ6~15センチの多年草。

葉は1個根生し、長さ2.5~5センチ、幅1.5~3センチの
卵状楕円形で縦じわが目立つ。裏面は紫色。

萼片と側花弁は紅紫色。唇弁は白色で基部が袋状にふくれ、淡褐色の
斑点がある。唇弁の開口部には粗毛がある。距はふたまたに分かれる

母種は北半球北部(日本では青森県以北)に分布するヒメホテイラン
距が唇弁からつきでない。


八ヶ岳の美濃戸口から登る登山道脇の保護地に咲いているホテイラン
社団法人長野県林業コンサルタント協会が編集した「信州の希少植物
と森林(もり)づくり
」という図鑑によれば、このホテイランが長野県の
絶滅危惧1A類に指定されている。環境省のランクでは絶滅危惧1B類になっているという

ついでに、この本の説明も引用すると、地生ラン。1葉1茎を出す。葉は広楕円形で
縦じわが目立ち、裏面は紫色を帯びている。
花茎は直立し、高さ5~15センチ。茎頂に淡紅色の美しい花を1個咲かせる
唇弁は下に垂れ、背面はふくらみ、先が距となり2裂してつき出る。花期は6月
生育環境 亜高山帯の針葉樹林の林床。
分布 本州(中部地方)。日本固有

ロープの張られた保護地で、中には入れないので、正面から撮影できる個体は
少ない。
やむを得ず。様々な角度から撮影した花の姿です。






尚、参考のために、昭和63年5月発行の「北館」のコンパクト版、原色高山植物図鑑Ⅱ
の説明を紹介する。
分布 本州中部地方。生態 亜高山帯、針葉樹林の暗所に生える多年草。稀種。
形態 根茎は楕円形、多肉。茎 単生、直立。
葉 1個根生、有柄、長さ2.5~5センチ、卵状楕円形。基部は浅心形、葉面と
縁にしわ。表は緑色と紫色のだんだら模様で光沢、裏は紫色。
花期 5~6月。 花 高さ6~15センチの花茎を単生直立、1個頂生、大形
紅紫色。
茎に膜質の2しょうと1包葉。花弁5は長皮針形。

この2しょうと言うのが私には判らない、誰か教えて!!