![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/f1/17b30d1a60afd805623501ec828672b3.jpg)
五味池破風高原の下の駐車場からの展望・見えているのは
高妻山と右の地蔵山らしい、北信五岳の飯縄山は雲に隠れている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ae/b8bebf0fb6972c9e3cddde932fd7b2be.jpg)
対応する展望図
臨時駐車場の受付で、任意の協力金を払うと、竜胆やツツジと
紅葉の絵はがき5枚が入ったセットと、園内の案内図のパンフが
もらえた。
そこから少し上の臨時駐車場に車を止めて、エゾリンドウの群生地
を尋ねると、もう少し上に上がると湿原があり、その付近が群生地
だと言う。
振り返ると、高妻山の左に、雲海と霧に包まれて、北アルプスの
峰峰がずらりと立ち並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/03/7dc1f6defd96b7d19821d4bf5c49eff9.jpg)
中央が五竜岳で、右に唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳だと思う
左は鹿島槍ヶ岳の二つの峰、さらにその左は立山か
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/0c/07cf1f5ccc0f78882a488a5bf709d93b.jpg)
林道状の道を登って行くと、エゾリンドウの群生地に着いた
ロープの張られた湿原状の原に、無数のエゾリンドウが
咲き乱れている。
後で聞いた話だが、今年は異常な暑さが続き、花の生育が
悪く、痛んでいる物が多かったので、専門家に調査を依頼
して、丁度この日に調査に来ていたらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ef/6c386a1e25ca97031e22bcd9d60ee0b2.jpg)
五味池破風高原は、元々乳山牧場という牧場で、牛を放牧
していたらしいが、数年前から牛を放牧する農家が無くなり
牧場は閉鎖になったという。
牧草地は、笹が生い茂る原っぱになり、牧草地を横切る登山道
は、かすかな踏み跡になり、案内板も風化していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f5/121af79f6c89d839db3fb47c6a4bf2bd.jpg)
わずかな踏み跡をたどり、笹原の道を歩くと、そこにも
エゾリンドウがそこかしこに群落を作っている。
もう終盤のヤマハハコも白い花穂を寄せ合って揺れていた
所々に、シラタマノキの白い実が草陰に隠れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/62/210890e7cdfb09e9fc0635808a3a539d.jpg)
嘗ての牧草地に咲くエゾリンドウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/f5/8f4c7cd76ab19e0228fcf1aedb782245.jpg)
北アルプスを遠望しながら、花巡りができる高原からは
牛の姿は消えたが、長野県で最大規模と言われるツツジと
秋のエゾリンドウは、地元の人たちの手入れで守られている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/de/3f289474ff9026a277ed4e82d28b4489.jpg)
右に見えるのが臨時駐車場、下の白いテントが受け付け
笹原や枯れ草の中に、エゾリンドウやヤマハハコの花が咲く
もっと早くこれれば、破風岳にも登れたかもしれないが
明日も仕事があるという花友の為に、早めに帰ることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f6/011129af286f3c9730cd45d5de5b3bae.jpg)
下る林道の道ばたに咲いていたウメバチソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/38/c20f64b7cb738f28567658563ce3a016.jpg)
同じ場所で、ジャノメチョウが石にとまっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/c8/fa26afb50b1ce77883c8ebdad90c5b3e.jpg)
これは下の駐車場に有るトイレ、その前が駐車場になっている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d6/25564f29d3b7938cfa2566f884d21f4c.jpg)
帰りに、林道の途中に有る「穴水」という名水に寄った
林道から200メートルほど山に入った場所にある。
巨大な岩盤が切り立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/66/15bd26da098f4f870201639b5dfa4511.jpg)
巨大な岩盤からわき出した水は、コケを伝って流れ落ちている
持参したペットボトルに汲んで、飲んでみると冷たく冷えた
癖のないおいしい水だった。
雨宿りのできそうな、大きな洞穴があり、その中からもしたたる
水の音がした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/24/ccfc6cb1602fa678d889a1b12ef78958.jpg)
穴水の案内板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/0c/2f8adcb711cce49d2294573c3fd4fea6.jpg)
岩盤を見上げると、垂直に切り立った岩の上に、緑の木々が
清々しい
帰りに手打ちそばの
高井野により、戸隠ソバに舌鼓をうち、
湯っ蔵んどで疲れを癒した。
だが、やはり連休の渋滞につかまり、つくばに帰り着いたのは
夜の10時過ぎだった。
おしまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/52/6b9a9840e4bd9e48ae40f87d0330c6d0.jpg)
おまけで往路の林道で見かけた猿の写真
かなりの集団だった。逆光でぼけたが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/15/bb62319b76536684b4512e4dd0e86101.jpg)
今回私たちが歩いた五味池破風高原の軌跡図
「 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)
数値地図50mメッシュ(標高) 及び数値地図10mメッシュ(火山標高) を使用した。
(承認番号 平22業使、第446号) 」