花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

本日は休養

2013年11月01日 | 写真

霧降高原の朝


霧降高原の大笹牧場上部から霧に浮かぶ筑波山


紅葉のトンネル・日光川俣

筑波山の秋の花を飾るリンドウも撮影できたので、ようやく肩の荷を
下ろした感じだ。
ということで、今日は久々のんびり休養することにした。
ガスを持って行って、近くの山でコーヒーでも淹れようかな。




筑波山秋の花の最終走者リンドウ登場

2013年10月30日 | 写真








リンドウ(竜胆)、リンドウ科リンドウ属の多年草

毎年のように撮影していた竜胆の咲くコースが、桧の植林で日陰になり
竜胆が咲かなくなった。
新たな撮影地を探していたら、ようやく竜胆の咲く場所を見つけた。
なんか得した気分で幸せだ。


============================================================

今年の紅葉写真から未掲載の写真を数枚


霧の幻想・日光川俣


名もなき山を飾る・日光川俣


杣道の秋・日光川俣


山王林道晩秋・山王峠の下


瀬戸合峡の説明写真その2

2013年10月29日 | 写真

この写真は、渡らっしゃい吊橋側から撮った写真ですが、この写真の
建物付近をトリミングで「渡らっしゃい吊橋」への降り方の説明に使います
この写真の上に小さく写っているのが見晴休憩舎、下のアンテナのある白い建物が
管理棟でトイレがあるところ。


まずは上の車道の見晴休憩舎、こちらを見ている人も見えますね


こちらは下の建物、建物の左側に下に降りる階段があり、そこを
降りたところに、小さい広場とテーブルとベンチのある四阿(あずまや)がある
この脇に10月桜が植えられていて、今花が咲いている
「渡らっしゃい吊橋」には、ここからさらに下って登り返さなければならない。


四阿からの下り道、滑りやすい階段なので、トレッキングシューズのような
しっかりした靴がベスト。ここにも猿の糞の注意書きが出ている。


階段は大変だけれど、秋らしい雰囲気のいい道である。


山頂近くは、ドウダンツツジが多く鮮やかさが増す。
天使の丘と呼ぶ山頂にはベンチがあるが、先客がいたので
スルーして下の「天使の鐘」に降りた。


天使の鐘


天使の丘と天使の鐘の名前の由来


天使の鐘から吊橋を見る


吊橋の奥から天使の鐘と天使の丘を見る

以下の写真は、吊橋から撮った写真ですが、太陽が雲に隠れて日が当たらず
しばらく日当たりを待ったのですかが、寒くて30分程度であきらめました。












この峡谷の岩山の上部には松が生えていて、松の間の紅葉が素晴らしい
対比をなしている。

松と紅葉の対比


先ほど説明した広場の10月桜


桜の説明

長くなったので本日はここでおしまい
ダムからの写真と車道からの写真は、後日に機会があれば掲載します


===========================================================

筑波山の林道が通行止めになります
通行止め区間は酒寄線なのですが、接続する鬼ケ作林道も通行止めになるかも


台風や大雨で破壊された酒寄線の林道、ギャップが深くて車体をこする恐れあり


酒寄線の入口に出ていた通行止めのお知らせ
11月5日から来年の1月16日まで通行止めの予定


鬼ケ作林道入り口に出ている通行止めのお知らせ

上記以外にも仙郷林道の国民宿舎のところにも通行止めの看板が出てました。





瀬戸合峡の説明写真

2013年10月28日 | 写真

目的地の瀬戸合見晴休憩舎の様子、この建物の右わきから下の
遊歩道に降りるジグザクの山道がある。
ただし、猿の糞があるので注意 猿なので人間と同じような排泄物
なので、踏むとえらい目にあいますよ。踏んで滑ったら滑落の危険も
登るときに見た糞が下りの時には誰かに踏まれてました。
踏(糞)んだり蹴ったりにならないように注意してね


見晴休憩舎の先にある駐車場の右奥に遊歩道の入口ゲートがある
ゲートの開いている時間は朝9時から夕方4時までなので注意


駐車場から川俣ダムに行く遊歩道


遊歩道から眺める川俣ダムの紅葉


同じく


同じく


同じく、ダムの上の堤防は歩けるので撮影のポイント


同じく


遊歩道から眺める「わたらっしゃい吊橋」


ダムの堤防から見る雪の帝釈山(真ん中奥のピーク)、右端のピークは小真名子山と思われる
帝釈山という山は、ほかにもあるので紛らわしいが、女峰山の中の一つのピーク名
女峰山(2483m)の山頂と、岩のやせ尾根で続いている。帝釈山は2455m


わたらっしゃい吊橋に貼ってある山名写真


ダムの展示室、マップや各種スタンプが置いてある
この部屋から隣の部屋の階段を下りて、ダムの上に出る


ダムの上から、高さ100m以上の断崖が続く峡谷


ダムの上から下を見ると、放水している管が見える


ダムの上から、紅葉と日光連山


渡らっしゃい吊橋と紅葉、吊橋の右に「天使の鐘」があり
ドウダンツツジの真っ赤な紅葉に包まれた展望ベンチがある


このコースの参考になるサイトを紹介します
日光観光ライブ情報局
ただしこの案内には一部間違いがあります。山王林道に女夫渕温泉から
入るように書かれてますが、正しくは手前の川俣温泉から左に曲がります
下の地図ルートラボを拡大するとわかります。
また山王林道は、凍結などで通行止めになったりします。事前に調べて出かけましょう。


川俣ダム付近の詳細地図ポイント
見晴休憩舎の前の路肩スペースにも駐車できますが、できればその先の
駐車場に止めたほうが無難です。
トイレは展示室から出たダムサイトの一か所しかない。土足では入れない
男女別だが、私が使用中に中年女性が出ていったえーっ。
女性用は長い行列だから我慢できなかったのかな。
これが逆ならエライ事になるけどね

ダムの上や吊橋に行くには展示室を下りて行く。トイレもね。

上の地図が見にくいので少し設定を変えて掲載する

瀬戸合峡の紅葉の道ドライブ

2013年10月27日 | 写真

日光・栗山の瀬戸合峡、シンボルの瀬戸合峡わたらっしゃい吊橋


上部の車道から見下ろす瀬戸合峡


雲の流れによって、紅葉の明暗が変わる


中央左に白く小さく「わわたらっしゃい吊橋」が写っている


わたらっしゃい吊橋付近をアップして




車道の紅葉


遊歩道の紅葉

ダブル台風が来ているし、日曜日に出かける気がなかった。
それがひょんな事から紅葉ドライブに行く事になり、天気予報で
晴れマークのついている日光の瀬戸合峡に行く計画になった。

日光といっても、瀬戸合峡のある川俣ダムは、秘境と言ってもよい
山奥である。
朝6時、つくばを出発して294号線の筑西市付近になったら、猛烈な
濃霧に包まれて、白い車はカモフラージュしたかのように見えなくなる
「危ないから高速にのりましょう。」と運転しているKさんがいうので
すぐさま賛成した。
真岡ICから北関東自動車道にのり、東北道の宇都宮で降りて日光有料
道路を走る。
今市ICで降りて、大谷橋を渡って県道245号の青柳今市線を走れば
大笹牧場レストハウスの前で霧降高原道路と交差する。
レストハウスでトイレ休憩すると、霧雨が降って虹がかかった。



瀬戸合峡に行く場合、カーナビの場合は
瀬戸合見晴休憩舎を目指すとよい。
住所 栃木県日光市川俣720-2
電話 0288-96-0028


レストハウスの前から県道169号青柳日光線で栗山を目指して
下ってゆくと、やがて県道23号川俣温泉川治線に出る
ここから左に曲がってトンネルを抜けると鬼怒川沿いに走る
山道になり、家康ゆかりの栗山東照宮のある野門にでるが
そこには寄らず、野門トンネルを抜けて川俣ダムを目指す
やがて右に瀬戸合峡の案内版があるところで右の山道に入る
すれ違うのが厳しい断崖の上の曲がりくねった道だ。
右手に「瀬戸合見晴休憩舎」という2階建ての建物があり
そこが目的地なのだが、さらに150メートルほど先に進むと
右下に駐車場のある場所に出る。
駐車場から川俣ダムまでの立派な遊歩道があるので、歩いて
下ってゆく。
尚、瀬戸合見晴休憩舎の右脇から、遊歩道に下る細い山道
もあるので、ここを使うといろいろな角度から写真が撮れます
また遊歩道からダムの堤防や、わたらっしゃい吊橋にも
いけるので、ぜひ行ってみましょう。

本日の気温は、6~7度という寒さで、シャンパーを着ていても
寒かった。
明日と明後日も晴れの予報らしいので、その間が最後のチャンスかも
寒さ対策を万全にして出かけてください。

川俣ダムから川俣温泉を経由して山王林道を走り山王峠を越えて
行くルートは、紅葉のトンネルの中を走る紅葉ドライブを楽しめます

本日は、山王峠の手前で粉雪が舞いました。

瀬戸合峡の吊橋からは、女峰山の帝釈山が雪で白くなっている
様子が遠望できました。
山はもう冬ですね。


筑波山のセンブリの花第二弾

2013年10月24日 | 写真

先日撮影した場所とは違う道で、見つけたセンブリの花
スジの色が濃くてきれいだったが、咲いていたのは2株だけ


同じ道の別な場所にはこんな群落もあった。20株以上もあった


ここの花は、スジが薄いし雄しべの葯が右と左では違うことに
パソコンで見て気がついた。


これも同じ道の別な場所で見つけたセンブリの群落
ここでは一株に多数の花をつけたものが多かったが
カヤなどの間に生えていてなかなか撮りづらい


ここの花は、なかなか端正な花が多く、葯が目のように
見えて面白い。

福島の道路公社からのメールによると、裏磐梯の桧原湖周辺が
紅葉の見ごろになったというし、日光の栗山の瀬戸合橋も
見ごろになったというから、瀬戸合橋にでも行くかと準備
していたが、天気がいまいちなので、筑波山に出かけて行った

夜の雨が激しかったのか、路上に水があふれている。
ヤクシソウの花がうなだれ、薄紫のノコンギクがぬれていた。
筑波トリカブトの花がまだ咲いていて、上には実ができかかって
いた。
シキミの六角の実がついている。熟すと種は赤くなるというが
有毒だそうである。
帰りに林道を走ったら、路駐の車が結構あった。
たぶんキノコ採りの人なのかな。
ダブル台風で紅葉もどうなることやら。







筑波山・御幸ヶ原から雲に浮かぶ日光連山

2013年10月19日 | 写真

筑波山の御幸ヶ原から雲の上に日光連山が見えた


こちらは山座同定の為の展望図


日光連山の右には、高原山から那須にかけての山も


同方面の展望図


筑波山のケーブルカー山頂駅で、筑波山ビジターセンター~自然のひろば
が始まったので、見学に行ったらインストラクターのKZさんが「雲の上に
日光連山が見えるよ、見た?」というので、あわてて外に出て撮影したのが
上の写真。
雲の上に浮かぶように見えるのは珍しいので嬉しい。
この後飛び入りで観察会に参加して、帰りに見たときには雲に隠れて
見えなかった。


===================================================
今日、飛び入りで参加した観察会で、「ハバヤマボクチ」という
植物を紹介された。
筑波山には「オヤマボクチ」しか無いと思っていた私は、早速
写真を撮った。
ところが帰って取り込んでみたら、ソフトフォーカスのエフェクトが
かかっていて、大失敗だった。
取り直しに行きたいけれど、しばらくは天気が悪い
しかも肝心のハバヤマボクチは、既に折られていたから、日数が
経ったら枯れてしまうだろう。

ハバヤマボクチ(葉場山火口)
葉場山とは草刈り場のある山のこと、早い話高原状の所やススキ草原
の所に生える多年草。分布は福島県以西、四国、九州

特徴は、下部の葉は長柄があり、葉身は10cm~20cmの3角状ほこ形。
基部の左右は横に張り出して先はとがる。ふちには欠刻状の歯牙が
あり、裏面は綿毛をかぶって白い。

上部の葉は、しだいに小さくなって卵状三角形。
茎は太くてかたく、紫褐色を帯びる。

10月頃、直径4~5cmの暗紫色の頭花を枝先に下向きにつける。
総苞にくもの糸のような白い毛がからまり、筒部はオヤマボクチより
長い。


雨の日は「晴耕雨読」という言葉の様に、本でも読むかな。

探しまくってようやく見つけた「永遠の尾瀬」中古本だが私には
尾瀬のバイブルと言っても良い本だ。
今年ももう一度くらい尾瀬に行きたかったが、台風の来すぎで予定が
たたない。
10月13日には燧ヶ岳も初冠雪したらしいから、もう冬である。
行きたいなー。



筑波山のセンブリの花

2013年10月15日 | 写真

センブリの花、リンドウ科センブリ属、別名当薬とか苦草という
センブリを漢字で書くと「千振」と書くように、名前の由来が
判る。
この草は干して乾かし、目の粗い布袋に入れて湯に浸し、その
布袋を湯の中で振ると、薬の成分が出る。
この動作を「薬の振り出し」という。
このセンブリの煎じ薬は、苦いことで知られているが、振り出しを
千回やってもまだ苦いので「千振」になったと言われている。

この煎じ薬を飲んだ人が、あまりの苦さに千回顔を振ったという
笑い話もあると、野草の名前の著者高橋勝雄さんが書いている
余談だが、これが胃腸薬と使われだしたのは江戸中期からで
それまでは竜胆(リンドウ)の根が使われていたという。

気になるのは、それ以前は蚤(ノミ)や虱(シラミ)の殺虫剤に
使われていたと書いてある。殺虫剤が胃腸薬になった?! じぇじぇ!!


蕾も可愛いよ。


蕾と花と


花の開きかけ


センブリの花は、五弁花に見えるが基部はつながっている合弁花
花弁の先はとがり、基部には楕円形で淡緑色の蜜腺が2個ずつ
ついている。また長い毛もある。
雄しべは五本で、めしべは中央に1本ある。
また萼も五裂し、細く先はとがる


センブリの全身
葉は対生し、無柄で長さ1~4センチの細長い線形
日本各地の日当たりの良い草原に自生する。




筑波山のヤマラッキョウ

2013年10月06日 | 写真

雨に濡れた筑波山のヤマラッキョウ

朝から雨模様でしたが、昼近くになってやんだので
前から気になっていた筑波山のヤマラッキョウの
様子を見に行きました。

ここ2年ほど草刈りなどで刈られてしまい、姿を見る
事が出来ませんでした。
それが今年は元気に育って、花をつけ始めていました。

以前は深峰歩道登山口に一株有って、観察会の時に参加者
全員で眺めて登り、観察会が終わって下山してきたら
何と言うこと、盗掘されて無くなっているという事があり
盗掘の実態のすさまじさを実感したのでした。


花アブでしょうか、ピークを過ぎた花で、必死に蜜を
すっています。


頭の上にはアケビの実が紫色になりかかっています。
もうすぐ開いて食べ頃になりそうです。


もうすぐ開花しそうなサラシナショウマ、花柄が有るのが
判りますね。


ダイモンジソウ満開なれど強風の筑波山

2013年09月27日 | 写真



よりによって、こんな強風の時に撮影しなくても良さそうな
ものだが、これ以上遅れるとピークを過ぎてしまうから
無理して撮影したが、やっぱりボケていた。


岩場に咲く大文字草群落


筑波山頂からの南の展望、曇っている割には展望があり
この写真の右側を拡大すると


うっすらとスカイツリーが写っている

筑波山麓・燧ヶ池の彼岸花

2013年09月25日 | 写真

燧ヶ池(ひうちがいけ)の土手に咲く彼岸花

筑波山のダイモンジソウを撮るつもりで、つつじヶ丘まで
行ったら、山頂は雨雲がかかっている。
雨で何度もカメラをダメにしているので、断念して帰る事に
した。
一昨日、花友から常総市の弘経寺(ぐぎょうじ)の彼岸花
見頃で、カメラマンが大勢来ているというメールが有った
ので、山麓の燧ヶ池の彼岸花の様子を見に行った。

筑波山は雨雲に隠れて見えない天気なのに、燧ヶ池の土手に
カメラを下げた人が立っている。
私以外にも、こんな日に写真を撮りに来る人がいたんだと
内心思いながら土手に行くと「彼岸花ですか?」と聞いてきた
「ええ様子を見に来ました」というと、「花が少ないですね」
と言う。
話を聞いてみると、3大新聞のA紙の記者だという。
つくば市の観光協会に、見頃と聞いて写真取材に来たらしいが
花の数が少ないので、これでは記事にならないと嘆いている。

確かに土手の上には花は少ないし、斜面の彼岸花は雑草に
埋もれている。
彼曰く「つくば道の上の方に、道ばたに彼岸花や花を植えた
所があり、そちらの方が綺麗だった」という。
さてさて明日のA紙の茨城版には何が載るのだろう。

新聞記者とは変な縁があって、数年前の秋、那須の登山道で
花友と「下野新聞にエゾリンドウの写真が載ったそうだよ」
などと話をしていたら「その写真を撮ったのは私です」と
いきなり話しかけてきた男性がいた。

背広姿に革靴という格好で下山してきたその人は、まさに
下野新聞の記者で、エゾリンドウの写真を撮った本人だった。

私は「山に登る人が好き」とブログのトップページに書いたが
山で出会う人々は多彩で、興味が尽きることがない。

土手の上の彼岸花


斜面の彼岸花


大榎の根元には、大黒様のような神がいた。

彼岸花といえば、500万本という巾着田
300万本の皇子原公園(宮崎県)が有名だが、初めて巾着田に行ったとき
ちょっと不気味な感じもしたが、彼岸とはこの世の事ではなく、あの世を
差すと言うから無理もないかな。
曼珠沙華という別名は、梵語で赤い花をあらわす言葉で
天国の花を意味するという。

それにしても変な植物で、花が咲いても種が出来ないと
言われている。
花後に葉が出てきて、翌年の初夏に枯れ、枯れた後の
秋に花が咲く。

地下の鱗茎は有毒なので、ネズミよけに田んぼの畦に
植えたと言われるが、飢饉の時に水で毒抜きして食用にも
したらしいから、飢饉の時の非常食料だったのかもしれない
危ないと知りつつ食べたんだろうなー。





曙草の開花が早すぎ・筑波山林道

2013年09月21日 | 写真

アケボノソウの拡大写真・羽蟻のようなものが止まっているのは
丸形の緑色の斑文が、蜜を出す蜜腺溝だから蜜を吸いに来たのだろう。
曙とは夜明けの事で、東の空が明るんできた頃の事を言う。
その頃は、星がまだ瞬いている。
名前の由来は、緑色の斑文を地上の山に見立て、多数の紫黒点を
空の星に見立てて、夜明けをイメージして曙草というと高橋勝雄
さんが解説している(山と渓谷の野草の名前から引用)


アケボノソウ(曙草)・リンドウ科センブリ属の2年草
筑波山では9月下旬から10月初めに開花するのだが
今年は異常高温が続いたせいか、早くも2株程が咲いていた
まあそれでも他はほとんど蕾であるが。


3輪も咲いたアケボノソウ


渡りをする蝶として有名なアサギマダラが吸蜜している
止まっている花は、一見サラシナショウマに見えるが
蕾の萼片がややピンクなので、あるいはイヌショウマかも
知れない。
見分けのポイントは
サラシナショウマ→花柄が有る
イヌショウマ  →花柄が無い
と言われているが、肝心のサラシナショウマが草刈りで
全滅していたので、比較写真が撮れなかった。


御幸ヶ原のシャコウソウはもう終盤なのに、この林道では
ジャコウソウが沢山咲いていた。
花を振ると麝香の香りがするというので、振ってみたが
やっぱり良く判らなかった。


近くで撮影出来る「東伶人草」を見つけたので、見分けの
ポイントである花柄の屈毛を確認した。


これは上の写真の花柄の部分をトリミングして拡大した
写真である。
花柄の部分に屈毛が密生しているのが判ると思う。

東(あずま)ではないレイジンソウは、開出毛だそうである。

=============================================================
私の独り言

先週、藤原紀香さんが、ブログで「秘密保全法案」を批判する
記事を書いた事が、ネットで話題になっていた。

藤原紀香さんのブログ
ここのnorika's_diaryの9月13日の記事をご覧ください
(日付を右上のプルダウンメニューで選ぶ)

藤原紀香さんには失礼だが、以前にテレビのドラマに出演したとき
演技がイマイチだったので、関心が薄れてしまっていた。

今回、くだんのブログを見て驚いた。
単に批判記事を書いただけなら驚く事ではない。
彼女の凄さは、政府のパブリックコメントに投稿するという行動を
起こした事である。

口では誰でも言える。
行動を起こすのは勇気がいる。
特にネットでは権力側にべったりな人がいる事を考えれば、特に
そうである。
彼らの特徴は、権力側につくことによって、自分は弾圧されない
と言う安心感が有るため、言いたい放題なのだ
究極的には弱い者いじめと言っても良い。

筑波山系で見た花と昆虫と風景

2013年09月20日 | 写真

9月17日宝篋山山口コース2の山麓の人家の脇
11時近いというのにカラスウリの花がまだ咲いていた。
この花は、夕方から咲き始めて朝にしぼむと言われている
場所が宝篋山の西側になるので、日が当たるのが遅いからか
まだ咲いていてくれたのだった。
レース模様が美しい。


タマゴタケ、宝篋山山口コース1で見かけたキノコ
雨の後でキノコが多かったが、このタマゴタケが一番
多かった。以下3枚の写真は、すべてタマゴタケ








北条大池のハスの葉越しに宝篋山を見る。17日
雲一つ無い青空だった。


山頂のアザミで吸蜜する蝶




登山道で出会った昆虫

筑波山梅林の外来種・アカバナユウゲショウ

2013年09月13日 | 写真

アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)別名ユウゲショウ
淡紅色の花を夕方開くことによる命名
アカバナ科マツヨイグサ属、南アメリカ原産の多年草
明治時代に栽培種として輸入されて野生化したもの
日本では、関東以西に分布
柱頭は4裂して平開し、花と比べて大きいのでよく目立つ
山と渓谷のハンディ図鑑「野に咲く花」から引用


上部の葉腋に直径1センチの淡紅色の花をつける


午後3時過ぎに見たので、大部分は花を閉じていたが
夕方開く花とは知らず、逆に日が当たらないと開かない
花だと思ってしまった。


花のつき方


葉っぱの様子、葉は互生し、長さ3~5センチ
幅は1~2センチの披針形~卵状披針形で縁は波うち
波状の浅い鋸歯がある


根元の様子、茎は叢生して高さ20~60センチになる


茎や葉に白毛がある


全体の様子、梅林の物は、茎が細く花の有る物は
大抵が倒れて、再び斜上に起きて花をつけていた。

この花は、筑波山の自然図鑑には載っておらず
NPO法人つくば環境フォーラムの代表の田中さんに
調べて頂いた。
田中さんから教えて頂いた次のサイトに詳しい
情報が出ている。

国立環境研究所の進入生物データベース

田中さんに感謝します。


筑波山梅林の萩の花


筑波山梅林の萩の花
夕暮れ時、ツクツクボウシが愛の歌を歌っている

赤花夕化粧は、梅林の車道を上がった見返り縁台の先
直進してはいる「筑波山四季の道」の林道に咲いている


筑波山観察会に参加しました

2013年09月01日 | 写真

トキワツユクサ・ツユクサ科ムラサキツユクサ属 正面から
南アメリカ原産の常緑の多年草、帰化植物
言わば露草の白花で、珍しいと思って喜んでいたら
帰化植物と判って喜び半減、でも私は初めて見たのだった


少し角度を変えて斜め前から見た花


こちらは普通のツユクサ


休憩中のアサギマダラ


昆虫に詳しい会員に聞いたら、ヨツスジハナカミキリという
カミキリの一種だった。
この模様は、蜂に擬態したもので、飛翔中は蜂そっくりに見えるという
模様をまねただけではなく、花粉を好むという。


昆虫に詳しい人に聞いたら、ミドリヒョウモンという蝶だというが
ヒョウモン蝶は、どれも似ていて私には判りづらい


観察中の参加者

歩く前から汗が出るような蒸し暑さで、びーびー鳴くエゾゼミが
うるさいほどだった。
深峰歩道コースから御幸ヶ原に登り、男体山の回りの自然研究路を
歩いて観察したが、木陰でも蒸し暑く風の無いのが恨めしい
観察会だった。

ジャコウソウの匂いを嗅いだが、ほとんどの人が判らないという
「判る人の鼻がおかしいんだよ」とか言って笑わせる
筑波の名前の付く「ツクバトリカブト」は、今回のコースでは
咲いていたのは一カ所だけだった。
アズマレイジンソウも数カ所で咲いていた。
昨日のブログで、オオボケをかましたツルニンジンは、御幸ヶ原
コースにも咲いていた。
やたらと増えたのはノブキで、カタクリ園の中はノブキだらけ
である。
カタクリ園の下では、平成19年から20年にかけて行った毎木調査
の、その後の変化を知るために、只今再調査をしていると代表から
説明が有った。
あのときは、私も参加していたが、今ではきつすぎて無理だなと思う
しかも今年の異常高温の中である、みんながんばっているなー。

追加花情報
筑波山でたった一カ所咲いているフシグロセンノウ
ピークが過ぎてましたが、けなげに咲いていました。嬉しい
日が当たって色が飛んでしまい、写真を公開出来ないのが残念
何が有ったのか、地上高15センチほどの極小の茎長でした。

良く筑波山に登る人達に、この時期にすれ違うと「フシグロ
センノウが咲いてましたか?」と聞かれるほど有名な花に
なっている。
盗掘されて無くなったと言う噂も聞いて、何度も見に行った
が、昨年は見ることが出来なかった花である。