暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

山の恵み

2021年02月27日 | 古民家
 山に入る・・・もう少しすると、春の恵みがポチポチ生まれ・・・
春を頂く時期になります・・・。
子供の頃に、フキノトウやタラの芽と言われても反応しないモノでしたが・・・
苦みもクセある味も、うま味と感じて・・・春の訪れに、心もお腹も満足できる喜びとなります・・・。

春に秋・・・季節で育まれる山の恵みも、山に生かされる暮らしがずっと続いていた時間が少なくなり・・・
ハイキングや登山で行き来する人は増えても・・・人と共存する暮らしの中からは・・・
山の存在が遠くなってしまいました・・・。
荒れる山に、川も海も一緒になって元気が無くなり・・・
見渡せば・・・どの山も光の届かない暗い森に、動物達も右往左往しているようです・・・。

人と動物の境界線があったのですが・・・その垣根を壊してしまった人の暮らし・・・
自然の力に頼りながら・・・分けてもらった中で暮らしを造って来ていたのに・・・
いつの間にかその恩恵を忘れ・・・荒らしてしまった山を残して、そこに住む動物たちの領域も壊してしまいました・・・。
命を頂く暮らしを支える山・・・。
一度人の手が入った森は、その先ずっと人が手をかけて育てていないと生きていけない森になります・・・。
山に入れる幸せを・・・この先も残して行けたらと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする