暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

お祝いの声

2023年02月02日 | 古民家
 いつも歩く足元を・・・繁々と眺める事も無いほどに・・・。
毎朝歩く頭の上を・・・グイグイ見上げる事も無いほどに・・・。
廻りを見渡しながらの暮らしは必要ないみたいで・・・
五感で感じる感覚を磨き上げる暮らしからはかけ離れ・・・
小さな声は・・・ずいぶん聞こえずらくなってしまったのかも知れない・・・。

お祝いの声が遠くで聞こえて・・・家族の何処かは気付いても、遠くの親戚のお祝いは、はるか彼方で・・・
同い年の・・・昔は良く遊んだ一つ上のお姉ちゃんも、年下のあの子も・・・
どんな伴侶を迎えたのか・・・名前も知らない子供たちはいくつになったのだろうか・・・。
兄弟の数だけいくつも並ぶ雛人形や・・・おっかない兜の武者姿は少しづつしぼんで・・・
知らぬ間に居なくなってしまう・・・。

子供が宝だった意味合いが解らなくなるほど暮らしが変わると・・・
家族の数も・・・住まいのカタチも変わり・・・
季節の話題も遠くなれば・・・節目の出来事は絵空事に映し出されてしまう・・・。
無病息災や五穀豊穣を願い続けて来た、折り目正しい催事のこの先が・・・
色を変える笑顔の幼さを・・・楽しむ繰り返しが迎えられなくなる・・・。
豊かさを与えてくれるのは・・・小さな声の中に潜んでいるのかも知れない。
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もどかしい

2023年02月01日 | 古民家
 何度も繰り返し・・・時と共に変化を楽しむ住まい方・・・。
一生変わらないモノがない以上・・・どこかでお別れは来るけれど・・・
一緒に歩く時間が長ければ朗らかなことだし・・・毎日出会える時間を長く楽しめて・・・
気付かないほどの変化を感じながら・・・変わって行く時間を楽しめると・・・
変化のない繰り返しよりも、ずいぶん楽しいと思う・・・。

木目が棘のように・・・刃物のように・・・ガサガサの紙のように・・・
長い時間が木の板を風化させて・・・浮造りの美しい姿を見せてくれる・・・。
浮いたり割れたりすれば張替するしか無くても・・・雨風と一緒に数十年、自然の力を感じさせてくれる・・・。

一生懸命働けば・・・どこかで休みは必要だけれど・・・
何度も一息入れながら、ゆっくりと出来上がる方が・・・思い出がずっと長く続くような気がして・・・
無理して急いでガラガラしても・・・何だかせわしない陰りが待っているような気がする・・・。
木は乾燥させないと使えなくて・・・土は発酵させて寝かせないと使えなくて・・・
厳しい寒さに氷も広がれば、左官の仕事もお手上げで・・・
手仕事に・・・ゆとりの時間はとても大切なモノ・・・。
時間が長ければ・・・もどかしさよりも、ゆっくりを楽しむ時間に豊かさが訪れるような気がする。

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魅力

2023年01月31日 | 古民家
 干上がった田んぼも・・・畑の薄茶色な姿も、今はじっと伏せたまま・・・
アマガエルみたいな若い芽も・・・気にもならない昆虫の寝床も・・・
頬に当たる風が微笑ましくなる頃合いになれば・・・
眠い目をこすりながら前を向いて・・・朗らかな季節が横に並ぶのを待っている・・・。

家族で営む商売も・・・家族総出の農業も・・・
地域で育てた林業や漁業も・・・自分たちのチカラだけでは成り立たない商売になってしまうみたいで・・・
無くてはならない手助けをしてしまうほど・・・大切な文化を育てる手仕事なのに・・・
それでもうまくいかないと、みんなで歩いているけれど・・・誰もが目を細めている・・・。

田植えも稲刈りも・・・家族や地域も総出のお祭り騒ぎみたいに・・・
ある時期になれば・・・みんな一緒に目を覚まし、誰もが足を揃えて歩き出さなければ・・・
手を繋いで助け合わないと・・・折角の命や作物が手の平からこぼれ落ちてしまいそうになる・・・。
全国から食材が集まる場所に魅力は詰まっていても・・・
一番嬉しいと思えるのは・・・きれいな空気と健康的な食が育つ場所なのかも知れない。
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とんでもなく

2023年01月30日 | 古民家
 遠くに見つけた灯りにつられてフラリとする・・・
どこでもまばゆい町の中で・・・足元も軽やかに夜の町を彷徨えるのは・・・
行きわたる灯りの整いに感謝はしても・・・きらびやかな夜の始まりを想えば贅沢で・・・
手にするモノと手放すモノが天秤にかけられ・・・失うモノの多さを忘れてしまう・・・。

ランプで過ごすお宿に不便を求めて・・・古民家の暮らしにひと手間を求めて・・・
時代の速度に疲れて降りたのか・・・毎日の密度に溺れてしまいそうなのか・・・
がむしゃらに働いて来たのは間違いでは無くても・・・
一期一会の中にも色は混じりながら・・・たくさんの経験が、1つの出来事を色濃くして行くと思う・・・。

伝統の工芸品は多くが手仕事で・・・気が狂うほどの細かさや・・・
大きな目が点になるほど緻密な作業の繰り返しと・・・毎日同じ事の中身で・・・
伝統の意味と・・・文化の積み重ねの理由を知れば、誰も真似できないと思える技に気付くと思う・・・。
古民家の中にも・・・遠くなる時間の繰り返しと、人の研鑽が生んだ伝統文化が残されて・・・
いつの間にか、関心も無くなるほどの暮らしに溶けた技が・・・ひっそり過ごして・・・
考える間も無く1日が終わってしまえば・・・
いつか灯りが無くなる日が来るのかも・・・そんなおぼろげな感覚は・・・
とんでもなく間違ってはいないような気がしてしまう。
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手に出来ない

2023年01月29日 | 古民家
 気になる風情を楽しむには・・・文化や歴史を手にすれば、いささか解りやすい様子で・・・
知る由もないまま出くわすと、驚きや感動は表しても・・・先の様子までは手に入らなくなってしまい・・・
その場所の香りや風情でしか手に出来ない時間を・・・後回しにしてしまうような気がする・・・。

持てる器のカタチも大きさも・・・人それぞれなら、中に何を入れておくか・・・
どれを仕舞い込んでしまうかもそれぞれで・・・
サラリーマンも農家さんも・・・手仕事のモノ造りをする人も・・・
何気なく持っているか・・・大切に預かっているのか・・・。
伝統文化は繋がり残して行くもので・・・誰かが仕舞い込んでしまえば、次の世代に移る事無く・・・
一子相伝は宝の持ち腐れになるのか・・・十数代も続いて、世界にも珍しい文化となるのか・・・。

求める暮らしが、よーいドンで揃って走ったから・・・伝統も守れる場所を奪われて・・・
だれもの暮らしから姿を消してしまった必然で・・・。
守る努力や辛抱が無ければ残らないのも・・・なんだかチグハグしてしまい・・・
古民家が文化になれば繋がれたはずなのに・・・抜け出したい生活と、流行りの中で翻弄されて・・・
古き良き時代の落ち着く場所として・・・ほんの少し見直されてはいるけれど・・・
その場所、その景色を感じる前の・・・大切だった風情を知らなければ・・・
手に出来ない伝統もあるような気がします。
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