飛び跳ねる・・・光の影を掴み合い・・・
繋いだ先に見える景色を焼き付けては・・・見渡すかぎり、野の傍に・・・
霞を遠く頬張りながら・・・黄金色は騒ぎ始め・・・
ユラユラ空に穂をたてて・・・
穂先の艶をなびかせ羽ばたいている・・・。
海の向こうに山があり・・・山の麓に町が暮らし・・・
人と繋がる花が咲き誇り・・・
雑な緑の道の端と・・・石ころ傾け転がし嘆く・・・
人を頼りに人に泣き・・・他人を捨てて、他人を愛している・・・。
謎の深まる田舎の風習と・・・
謎に包まれる暮らしの豊かさと・・・
一方通行に慣れて過ごす・・・和やかな風景と一緒に・・・
恐ろしく暇な忙しさを、贅沢に過ごしながら・・・
秋の深まりと、冬の真ん中をヒタヒタ体に覚えて染みる・・・
深い空は遠くに広がって行く。