暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

深まり

2024年12月01日 | 古民家
飛び跳ねる・・・光の影を掴み合い・・・
繋いだ先に見える景色を焼き付けては・・・見渡すかぎり、野の傍に・・・
霞を遠く頬張りながら・・・黄金色は騒ぎ始め・・・
ユラユラ空に穂をたてて・・・
穂先の艶をなびかせ羽ばたいている・・・。



海の向こうに山があり・・・山の麓に町が暮らし・・・
人と繋がる花が咲き誇り・・・
雑な緑の道の端と・・・石ころ傾け転がし嘆く・・・
人を頼りに人に泣き・・・他人を捨てて、他人を愛している・・・。



謎の深まる田舎の風習と・・・
謎に包まれる暮らしの豊かさと・・・
一方通行に慣れて過ごす・・・和やかな風景と一緒に・・・
恐ろしく暇な忙しさを、贅沢に過ごしながら・・・
秋の深まりと、冬の真ん中をヒタヒタ体に覚えて染みる・・・
深い空は遠くに広がって行く。

















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妖怪

2024年11月30日 | 古民家
 はばからない出来事に、それぞれの行先が見つかれば・・・
果ては見えなくても、ゆく先は見え・・・
とめどなく溢れる興味の後に・・・生まれるしらけた想いを引き連れて・・・
こじれたセリフと、離れた出会いは間を置かず現れ・・・
不気味なモノと手を取り暮らせば・・・
それが全てと頷いているのかも・・・。



暗闇を認めて恐怖したら・・・
恐れる相手を創り出し・・・千の悩みをぶつけて困らせて・・・
恐怖は疑問を・・・畏怖は怒りを寄せ集め・・・
無知は漆黒に・・・魑魅魍魎を描き出す・・・。



怖がりすぎれば近づいて・・・驚き続けて弱さを身にまとえば・・・
悪ぶれた態度にしがみつく・・・誇りにツバを吐きかけた自分を恨み始め・・・
他人の顔を借りた妖怪を装い・・・人が一番怖い存在と、嘆き始めるのかも。



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呼び戻す

2024年11月29日 | 古民家
 悲しみの始まりと終わりを添い遂げて・・・
ただ離れてゆく者達と・・・走って近づいて来るモノ達と・・・
別れと出会いに手続は無く・・・
不幸になる足音と手を繋ぎ・・・暗い夜道で手は離れ・・・
幸せになろうと手を離し・・・日の当たる場所で手を繋ぐ・・・。

卒業して置き去りにされた・・・涙の後ろに潜む痛みを忘れ・・・
互いに並べた2人の秘密は影に邪魔されて・・・
暗い過去と明るい未来は、いつでも逆さまに・・・
忘れても呼び戻され・・・繋がる記憶に結ばれている・・・。



伝統文化に忘れられた・・・探そうとする技術と心の内を・・・
師弟と縛りを造ることで生まれる闇を受け渡され・・・
途絶える影に怯えながら・・・新しい命を探り出し・・・
千年も生きられはしない人の命と引き換えに・・・
絞り出された心の内と、記憶はヒナタに戻される。



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過去に未来

2024年11月28日 | 古民家
互い違いに間違えては世話を焼き・・・
与えられて微笑見返す顔に、癒されては・・・
始めてを何度も繰り返し・・・2度と戻らない片道を歩いて・・・
過去から訪れた、暮らしの一部を撫でながら・・・
恐る恐ると前に進んでいる・・・。

もとに戻る記憶を頼りに過去から未来へやってきた人は・・・
驚きと戦いに立ち向かいながら・・・
約束を守る嘆きを捨てながら、真新しい戦いに挑んで行くように・・・
過去に無理を言わず、未来にわがままを押し付け・・・
記憶を送ることに命をかける・・・役割を与えられているのかも・・・。

泣いてしまうにはもったいない今を見つめて・・・
争いごとに似合わない笑顔を踏み倒しながら・・・
希望ある未来を過去から持ち込んだとしても・・・
重なる灯し火をコトバで吹き消してしまいそうで、口をつぐめば・・・
やるせない未来を待つだけの約束を、言い訳に利用してしまう・・・
恐れられ、尊敬される大人にはなれないのかも知れない・・・。







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名残

2024年11月26日 | 古民家
 選ばれたわけでも無く・・・粛々と歩む、日向と日陰の繰り返しに・・・
隠れて見えなくなって・・・派手に現れてみたりと騒がしく・・・
何故か・・・と考える暮らしでもなければ・・・
水をすくい上げる・・・優しい手元に支えられる訳でも無い・・・
偶然と出会いが事故に想えるほど・・・唐突に蘇り・・・
どうしようもなく笑う、選ばれた記憶は賑やかに振舞う・・・。




縦に延びてゆく町の変化を追い立てて・・・
刷り込まれた記憶を何度も訪れては諦めてしまう・・・。
安心して・・・折れた心を慰め合い・・・
変化を求めているのか・・・変わるのを嫌がるのか・・・
平穏無事にうつつを抜かし・・・チリチリと刺激を探す手元の中に・・・ 
消えてしまった文化は閉ざされているのかも・・・。



無理無く楽しめた祭りの後の・・・
沸いた熱を冷ますように、帰り道は遠回りして・・・
無駄におしゃべりと、夜店の灯りで影を踏み・・・
夜更けは真っ黒と・・・ボンボン灯りは顔を映し・・・
夢うつつに大人は子供に・・・子供は永遠に・・・
まっすぐ見える過去の祭りは、ほのかに灯る・・・


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