暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2024/07/26

2024年07月26日 | 古民家
 鏡の前で、コトバに惑わされ・・・右手と左手を取り違えれば・・・
回り込んだ裏は、背中でからかわれ・・・
素直に戸惑う姿は、隠したこころを映しているのかも・・・



おんなじ顔を朝日に数え・・・
お天道さまに預けた帰り道・・・
おはよう、おかえり、コンバンワ・・・
オウム返しの続きは明日に取っておき・・・
安心のおかわりに・・・手を取り合う相手は自分を映した片割れと・・・
今日も笑顔は走っている・・・。





マネをして・・・後を追えば姿を変えて・・・
モノマネの、姿を覚えて暮らしを真似て・・・
憧れを鏡に映し・・・自分を重ね真似て見れば・・・
好き勝手に、好き嫌いが憧れを育て始めると・・・
遠くで映した暮らしの景色は美しく・・・
染まる全ては鏡合わせの・・・不思議の世界で生まれ変わる。







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魅力

2024年07月25日 | 古民家
 若葉を口に含む頃・・・青い心は一粒咲いて・・・
寝る間を惜しんで話せる全てを聞き取れるなら・・・
無意味な暮らしの最後は幸せと・・・落とし所無く終ってしまうけれど・・・
欲望の果に生まれてしまうのは、次の世代を巣食うものなのかも・・・。

暮れてゆくのは文化の終末と・・・
人知れず生まれて消えた暮らしの先に・・・
色物は似合わないかと合わせてみても・・・
早熟で生まれたか弱さに・・・生きる力は育てられ・・・
魅力を研ぎ澄ます・・・文化は歩み出る・・・。

臆病でいられる強さが命を守り・・・
言い訳を堺に、暮らしは変わろうともがくけれど・・・
頭の中に映り、重なる意味を知ろうとしても・・・
時代の暮らしを蹴散らして・・・魅力を吐き捨てる生活に胡坐をかけば・・・
伝統の良さを見失い・・・逃げ出しそうな文化を追いかけて・・・
教わる側に教えられた・・・尊い歴史はどちらの方向へ。


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至福

2024年07月24日 | 古民家
 ガサツな暮らしを拍手でしのぎ・・・風を頼りの夕暮れ時が・・・
体を癒す一助になれば・・・ひと降り雨模様で廻りは色を変え・・・
だらしなく遮る水たまりの中はいそいそと・・・
命の奪い合いを越えてせめぎ合い・・・
生き残りの術で返り咲く・・・潜んだ時間のわずかな時を・・・
至福の水面は慰めている・・・。

鳴かずににはいられない・・・遠くに届く音造りは・・・
愛の詩や、命をかける唄もあれば・・・
つまらない言い合いに、笑いの中で並べられた歌もある・・・。
コトバの伝わり方に・・・方言や文化は育ち・・・
好き勝手に造られた、ツギハギだらけの暮らしの中で・・・
生き物もが進化して行くほど、コトバは姿を変えてしまう・・・。

大きくなれば失われ・・・幼ければつかめない・・・
近所の物知りのおじさんに・・・憧れる隣のお姉さん・・・
いつもどこかで、のらりくらりのおじいさんと・・・
独り言ばかりのおばあさんは・・・
自分の言葉で息をして・・・当たり前をこぼしながら・・・
真っすぐ前を見ているようで・・・どこか上から物珍しそうに・・・
聞こえない言葉を吐きながら・・・夕立に恋をする。



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渡る

2024年07月23日 | 古民家
 通り越して歪んだ世界の果てに・・・
残した種の一粒は、狂い咲き・・・
地を這い集まり・・・名残りは抱えて開いて・・・
川を渡り、山を越え・・・
たどり着くのは、どこの誰か知らないけれど・・・
始まりの歪みを咎めては・・・歴史は繰り返されて行くのかも・・・。

町と町を繋いで渡り・・・伝える役割を笑い泣き・・・
見聞きする想像力をフル回転に・・・暮らしの変化を裏返し・・・
他愛なく過ぎた幸せと・・・おちょぼ口の意味を唱えて笑い合えば・・・
町の様子も忙しく・・・生まれた声に、一喜一憂乱れている・・・。

海を渡り新しく・・・築いて文化になれる日も・・・
迷子の道を歩き・・・迷路の壁を乗り越えて・・・
風に心を折られ・・・雨に行き先を奪われると・・・
おひさまと共に天を仰ぎ見えて来る未来は・・・
歩いた道のつま先から・・・咲いた花の種は転がり落ちて・・・
行先の見えない暮らしを支え合っている。





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果てに

2024年07月22日 | 古民家
 入道雲の空の下・・・チリンと静まり返る公園と・・・
派手に見上げる歪んだ空に、夏色を想い出し・・・
笛の響きや太鼓の音はひとしきり・・・
騒がした祭りを他所に・・・焼けた頬と鼻の頭が声を上げ・・・
神輿の声は遠くに運ばれ・・・フラフラ避けながら・・・
色を濃くした道路の染みを飛び越して・・・夕涼みへ抜け出す・・・。

色を造る自然を背景に・・・生まれた伝統の様子を感じ・・・
世代を繋いだ音も香りも・・・人の顔色も・・・
そこに暮らした人の仕業と息を吐き・・・
意味を探さない意識の果てに・・・地域で生まれる文化は生きて行く・・・。

小さな手を離さないで・・・先を示し跡を残す・・・。
コロガリ当てもない・・・不用心な心を見守りながら・・・
育つ時間を測ること無く暮らしは歩き・・・
気付けばゴールを前に、果てない夢と問いかけて・・・
たどり着けない場所に意味はあると・・・繋がりを探し繰り返して来た先人の声を・・・
聞き分け、寄り添う意味を知る。







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