暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

気候風土

2021年02月03日 | 古民家
 不思議な姿形の生き物を見ると・・・自分の事はさておき・・・
神様は、何故にもこんな容姿に育ててくれたのだろうか・・・?
と思うけれど・・・。
昆虫も哺乳類も・・・草花や、空を泳ぐ雲達も・・・
自分では疑問を持たないまま・・・一生懸命、勝手気ままに暮らしている・・・。

人の暮らしの中で育てられて来たカタチや、仕草は・・・
気候風土が育て・・・長い間受け継がれて来た積み重ねが、今ある姿・・・。
生き抜く手段として形を変化させなければいけなかった動物や昆虫のように・・・
厳しい生活の中から生まれて来た工夫が、独自の文化を育てて来ました・・・。
茅葺の屋根に瓦の屋根・・・どれも一緒かと思えば・・・
雪の多い場所・・・養蚕業が栄えている場所・・・
風や雨が多い場所などで、その形は変化して・・・そこには職人さんの遊び心もあって・・・。
偏屈な形の様で・・・そこにはこだわりも、自然と共存する大切な意味もあります・・・。

他とは違うモノを忌み嫌う風習はあっても・・・
他とは違う造りを・・・他よりももっとすごい造りを育てる想いは残されていて・・・
説明されて良く見ると・・・誰も気づかないような部分にこだわりを見せる・・・
不器用な職人さんの心意気が、古民家の住まいには残されています・・・。
デザインや快適なだけの暮らしでは無く・・・
住み手や場所、地域が生む多くのモノを取り入れた暮らしの中から生まれた造りの違いを楽しめる・・・
そんな、住まい造りが出来ればと思います。
コメント
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