暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

積み重ね

2021年02月07日 | 古民家
 年寄りの冷や水と言うべきか・・・自分よりも年上の職人さんのお手伝いをしてみれば・・・。
25㎏の漆喰や土の袋を運んでみたり・・・スコップで、数m地面を掘ってみたり・・・
その日限りの軽い気持ちで立ち向かうと・・・。
あくる日・・・体がビシビシと言いながら、動きに違和感あり過ぎの生活になる・・・。
若い時分から造り上げた体の蓄積は・・・70や80歳になって本領発揮されるのかも知れない・・・。

社会人なり、そこそこの頃・・・大工さんが押入の中をベニア板張りしている作業で・・・
目を真っ赤にしながら辛そうな顔をしていました・・・。
その後、体に悪い影響のある素材で作られた建築材料が排除される事になりますが・・・
今でも、暮らしに中で使われる建材に・・・言い訳を付けて使い続けられているモノがあって・・・
体に悪い影響があると言われ、一時そっぽを向かれても・・・少し形を変えて普段の暮らしに舞い戻っています・・・。

自然由来でも・・・人によっては毒になるモノがあるので・・・
すべて自然素材が良いとは言えません・・・。
それでも・・・住環境を豊かにするのは、使い続けられて来た昔ながらの素材で・・・
時間が掛かり・・・大量に用意出来ない、苦労の多い仕事に目を向けない・・・
せわしない毎日の暮らしが、そんな流れを作ってしまいました・・・。
時間を掛けて育てる職人の世界・・・時間を掛け自然素材を育ませ健康的な住いを造る・・・。
体でも・・・人でも・・・育てる事には、長い時間が必要だと思います。



コメント
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