暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

相談

2018年01月31日 | 古民家

 古民家にお住みの方・・・受け継いできたこの住まいを今後どうしたらいいか・・・?

             このまま住み続けて地震の時など大丈夫なのか・・・?

古民家に住みたい方 ・・・自分が住みたいと希望する場所に、希望する古民家はあるのか・・・?

             見つかったとしてもそれを住むようにするには誰に頼んだら良いか、自分でDIYで出来るのか?

古民家ブームですが、住んでいる方も、探している方も、さまざまな悩みや心配事・苦労があります。

カフェや民泊・古民家ライフとありますが、すべての民家がうまく活用出来る訳でもなく・・・

お住まいの方も・・・引き継いでくれる人はいるのか・・?もしいたとしても、今後も住み続ける為に必要な手直し・・

耐震補強、現代の暮らしに合った設備への改修など、どれくらいの費用が必要なのでしょうか・・・?

「古民家鑑定士」と言って、既存の古民家の状態を確認する専門の資格があります・・・(自分も所得しています)

「伝統耐震診断」と言って、伝統的な建物の耐震強度を測定して安心・安全か?補強は必要かなど・・・

いろんな提案も頂けるようです。

資格がすべてではありませんし費用も必要ですが、必要な情報・提案など気軽に確認できる一つの手段だと思います。

京都や奈良のような日本の伝統的文化を残している場所でさえ、年間に多くの古民家が解体されています・・・

地方に行けばその数は数倍以上になるでしょう・・・

ネットで調べれば多くの古民家を扱う業者さんは検索出来ますが・・・にわか業者さんも残念ながら多くいるようで・・・

なんちゃってリフォームや、解体して区画割して売ったほうが儲かる・・・などと言う業者さんもいます・・・。

その方にとってより良い提案をする・・・リスクも説明して一生暮らす住まいとして責任ある手直しを薦めるなど・・

その地域に暮らす人達が幸せそうか・・・そこに住む人の暮らしが毎日楽しく、満足しているか・・・

多くの方がそんな暮らしをして、そんな住まいに出会えるようなお手伝いが出来たらと思います。

 

 

 

 

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2018年01月30日 | 古民家

 昭和30年頃・・・「三丁目の夕日」の世界・・・

今から60年ほど前の世界です・・・

日本が戦後から復興しようと・・皆が豊かな生活・・社会を夢見て頑張っていた時代・・・

景気が悪くなったからか・・・社会が混沌として来たからなのか・・・

古きよき時代が、いろんな場面で取り上げられています。

家電も車も建物も生活用品や趣向品も・・・今思えば独特な発想と、時代を捉えた遊び心・・・

人の目を引く大胆さがありました・・・

古い職人さんは自分が携わった建物に落書きを残しました・・・・・

(名前や日時その時の状況などを書いたもので落書きでは無いのですが・・・)

施工した一部に彫り物をしたり、わざと変わった納まりにしたり・・・頑固さの中に遊び心がありました・・

現代の建物の工夫や発想・・・昔は無かった素材を組み合わせての納まりは感心したり驚いたりですが・・・

自分の個人的な感想ですが・・・粋な感じがしないです・・・(生意気な意見ですみません・・・・)

見えない部分にこだわる・・・誰も見て無くても丁寧な仕事をする・・・当たり前の事を当たり前にやる・・

自分の持つ力や技術をひけらかすことなく、謙虚な仕事で造り上げて来た建物はとても美しいと思います。

 

 

 

 

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刺激

2018年01月29日 | 古民家

 床材の進歩・・?は大変なのもです・・・

合板の板に丸太を桂むきのように薄くスライスした、すごい薄い板を張り付けた床材があります。

厚単板フローリングと言って、すごい薄い板の部分が4mmとか6mmの厚い合板フローリングもあります・・・

ブロック状の板を接着剤でつなげたようなフローリングで、無垢フローリングと言っているものもあります・・・

1枚板のフローリングもありますが、商品の精度や価格の面で、ある程度の長さでフィンガージョイントと言う接着をして

無垢材として販売している商品が多いかもしれません・・・

裸足は人の成長や脳に刺激を与えるようで、とても良い効果があるそうです・・・

幼稚園や小学校で、休み時間校庭で遊ぶのに、裸足を薦めている学校もあります・・・

普段の生活ではあまり活躍しない下駄や・草履ですが・・・

毎日履いていた時代は・・日常の暮らしが健康につながる生活になっていたのでしょう・・・

その時代は、生活様式がそうだっただけで・・・あえて健康志向で草履を履いていた訳ではありません・・

当然、食生活もそうですね・・・

大人になって公園や道路を素足で歩く事ありますか・・・?

海に行って足の指で砂を掴む・・・そんな感覚忘れていませんか・・?

土間があって板の間があって、畳があって・・・素材の違う床を素足で歩く事が当たり前の生活・・・・・

本来持っている感覚や感性はそんなところから、少しづつ無くしてしまっている気がします。

 

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関係

2018年01月28日 | 古民家

 野菜が天候などの諸事情で不作が続いて、価格が高騰していますが・・・

魚の漁獲量も種類によってすごく減ってきているそうです・・・

農業・漁業・林業とそれぞれの諸問題は以前もお話してきましたが・・

各業種に従事する方々も、各地でいろんな取り組みをして何とかこれからの業界全体を盛り上げたい・・

そう思って取り組んでいるようですが・・・・

漁業で言えば、漁獲量規制やその他の取り組みが、今 海の置かれている現状とは合っていないのでは・・・?

世界全体の気候変動や、無秩序な乱獲もありますが、もっと他の原因もあるのでは・・・?

そんな事が言われています・・。

環境とは・・・すべてが繋がっています・・・

食物連鎖と同じように・・・どこかの数が急激に減ったり・・増えたりしてもバランスが崩れ連鎖にならなくなり・・・

一部が絶滅すると、その他も絶滅の危機になる・・・・(小学校の理科でも習いましたよね)

農薬漬けの畑や田んぼ・・・工場から排出される汚れた排気・・・山が荒れて川に土壌が流れ出たり・・・

汚されたものが川から海へ・・海から大気へ・・・大気から大地へ・・・そんな連鎖ですべてが汚れ・・影響を受けています。

手入れがされていない山では、豊かな川が作れず・・・海のプランクトンに十分な栄養が行き渡りません・・・

今までは当たり前のように、山の管理を代々繋いできました・・・今はそれが出来ていないのです・・・

行政が悪いとは言いません・・・仕組みが悪いとも言いません・・・

何故、連携が出来ないのでしょうか?

大人の事情でしょうか・・・?

多くの人が集まったり・大きな組織になるといろんな考えの人もいます・・・そんなに簡単に物事は進みません・・・

それでも「古民家」と言う言葉が、今は大きな力になって来ています・・・古材(こざい)=古い材(ふるざい)として

二束三文扱いされていた・・・そんな時代から・・・

今では、貴重な建築資材として高値で売り買いされています・・・(いかがわしい考えの方もいるのでご注意を・・・)

すべてうまく行く魔法のようなやり方はありませんが・・・本当に大切なものが何かを解って頂きたいと思います。

 

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もちつき

2018年01月27日 | 古民家

 鎌倉のとある場所にあるシェアハウスで「餅つき大会」が行なわれて・・・

そのお手伝いに行って来ました・・・。

築100年ほど古民家を改修してシェアハウスを始めて5年経ちます・・・

今回でまだ2回目のイベントですが、ご近所さんも、自治会の役員さんもご参加頂き、大盛況でした。

心無い一部の人達の行動や言動で各地のイベントごとが、コンプライアンスと言う名の下に・・・

開催できない事態が数多くあるそうです・・・

衛生的な問題、事故が起きた場合の責任の所在など・・・

大らかな時代の、古き良き習慣や風習が失われてきています・・・

(問題の起きた当事者になった立場を考えると、いろんな意見があって当然かとも思いますが・・)

今回は内輪の会と言う事と、ご近所さんは無料でのご参加で、自己責任で・・・とお話していました・・

自治会や町内会として開催できない事情があって・・今回この催しを企画した事でとても喜んで頂けているようでした。

昔ながらの遊びや地域の集まり・・・いろんな年代の人達が集まり、ご近所との繋がりも・・・

そんなことで広がって、どんな人柄かもそこで知っていき、子供のルール・大人のルールや仕組みが・・

自然と形になっていったのだと思います・・・。

空き家の廃屋・・・?いつ解体するの・・・?・・・とまで言われていた古民家が再生され・・・

シェアハウスとして蘇り・・・若者が住み始め、運営管理・住まい方のルールを自分達で作っていく・・・

「今時の若い者は・・・」いつの時代も言われますが、そんな中にも自発的に動く若者もいます・・・

自分達か経験して受け取ってきたバトンを・・・次の世代に受け渡す・・・

そんなきっかけとなる1つの取り組みだと思いました。

 

 

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