暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

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2021年02月17日 | 古民家
 家族が一つ屋根の下で暮らす・・・
世界が広がるのと同じように・・・人も遠くに広がって行きました・・・。
長男が家督を継ぐなどと・・・古風なしきたりが無くなるのが当たり前で・・・
個人の意思を尊重するほうが・・・歴史や文化を優先して暮らして来た時間を変えてしまい・・・
大きな屋根のひろい住まいは・・・必要なくなって・・・
田園風景が日本の原風景だった伝統的な暮らしも消えてしまい・・・。
その場所を守れる人も・・・自分の時間を大事に、広く羽ばたいて行きました・・・。

時代錯誤だと思えることが・・・改めて大切な考えだと思い出し・・・。
家族が家の歴史を継ぐはずだった伝統的な考えを・・・県外や海外から来た人が継いでもよいのかも・・・?
空き家になる住まいも・・・100年住み継がれる造りであれば・・・
長男が継がなくても・・・そこに暮らす人が受け継いで、また違う誰かが守り受け渡しが出来れば良いと思う考え方・・・。

だからこそ、地域に合った造りで・・・自然に寄り添う造りであれば、長く住み継がれ・・・
その場限りの安普請の作りでは無く・・・丁寧で力強い住まい造りが大切になり・・・
100年住まいを守って来たヒノキの柱は、丁寧に扱えば・・・その先100年も住まいを支える力を持っています・・・。
その力を出し切る技術を、手刻みの良さが支えて来ました・・・。
1人が守るには、時間が掛かり、高額で手が出ない住まいでも・・・
家族の誰でもない・・・その価値を解っている人達で、住まいをシェアしながら守る・・・
そんな考え方が、この先大切になるような気がします。






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