暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

不思議

2023年07月31日 | 古民家
 たっぷり蓄えた水は五臓六腑に染み渡り・・・
ゴロゴロと廻り廻って川になり・・・海に渡る・・・
ジワリと空に浮かんでタプタプと・・・溜まりに溜まればタラリと降り渡り・・・
輪廻のように繋がり繰り返しながら・・・遠い記憶を紡いで行く・・・。

生かされている無意識を・・・感じ取れるほど大それた出来事も無いまま・・・
忘れ去られて思い通りに話を進めても・・・みんなの意見が交わる奇跡も不思議に変わって・・・
毎日の暮らしの中に・・・風変わりな棚と、平凡な棚とが交互に交わり並んでしまうと・・・
いつかは違う見知らぬ棚が生まれて・・・もっと多くの知識が積まれて行くのかも・・・。

誰かがきっとやるだろう・・・どこかで誰かが変えるだろう・・・
待ちに待って問いただしてみても・・・変えられる本気は小さく生まれ・・・
やがて静かに本当の意味を知るのだろうけれど・・・
気の遠くなる時間の中で、一瞬でしかない記憶を廻し続けると・・・
気の利かない出来事も・・・積み重なりいつかは変化して、理想の暮らしには現れるのか・・・
気を揉みながら・・・記憶は重なって行くのかも知れない。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姿

2023年07月30日 | 古民家
 歩き回るには不自由な退屈と・・・素敵な遠回りが自由な奔放とは・・・
言い訳のように意見は食い違うけれど・・・勝手気ままが楽かと言えば、そうも言っていられなく・・・
やることなす事、指を差されて進んでいた方が・・・頭の隅でガタガタ言わなくても済むようなもので・・・
放蕩し続ける我慢の暮らしが・・・いかほどかとならない様に・・・
歩幅を合わせて進む事を・・・教えられてきたのかも知れない・・・。

自然と正される力は偉大な者で・・・
木のチカラや・・・草花のチカラ・・・水や空気に広げれば・・・
無くてはならない大きな力を分け与えられていて・・・
衣食住が自然からの授かりものだと・・・一瞬考えられなくても・・・
アダムとイブが身にまとい・・・口にした最低限の姿を見れば・・・
本来の姿が解らないほど加工された暮らしの中では・・・
あまりにも着飾った暮らしになっているのかも・・・。

自然のカタチから住まいを想像し・・・未知の自然から病を克服して・・・
かたち造る暮らしの中に・・・廻りの景色からは想像出来ない場所が作られて・・・
便利で窮屈で複雑な暮らしに慣れていると・・・
生まれた場所も・・・生まれたカタチも・・・生まれる意味も知る必要が無くなり・・・
生きるために生きている様子で・・・繋ぐために生かされている術で・・・
暮らしては来れなかったのかも知れない。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進化

2023年07月29日 | 古民家
 光る理由を求めなくても・・・どうしてと反復しなくても・・・
持って生まれたカタチをそのままに・・・どこに行ってもどこで生まれても・・・
同じ時間と歩きながら・・・少し解らないくらいに変化して・・・
長い道を歩いているのを忘れるほど・・・自分が誰だか知る前に・・・
いろんな枝葉に分かれて進化して・・・
どんな場所にも合わせて暮らし・・・にじり寄る浪風に体を預けて行く・・・。

色鮮やかは求愛で・・・色とりどりは願いで・・・奇想天外色は欲望で・・・
自然の変化や・・・不可思議な時間の中で、流れるように変化した暮らしの果ては・・・
意味や理由を求めるほど野暮な姿でも無く・・・自由な出口が頷いている・・・。

かしこみと願いを詠い・・・両の手を宙に重ねて見ても・・・
求める全部がチリヂリに・・・降ってわいた重なりに繋がって行く・・・。
人の居なくなった住まいの果ては・・・カタチを変えて次の世代に変化して・・・
求める姿は、願う暮らしに寄り添うけれど・・・
時間の果ての迷い道は・・・願い事の浮世に押されて残され・・・
あるがままに風化してしまうのかも。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見える

2023年07月28日 | 古民家
 納まりの悪い不快さに気付くまで・・・遠くを見て近くを探して・・・
見えているモノに、さりげなく気付くようになるまでの間は・・・
繰り返し教わるよりも・・・間違いに教わり学んで・・・
なんだか突然腑に落ちる・・・隙間は僅かに塞がれて行く・・・。

何も無いからお互い様の「結」が生まれ・・・
豊かに近づくと・・・手間が返しが消えて行く・・・。
町や地域を育てる暮らしの中に・・・近い想いが積み重なると・・・
身の回りからずっと広がり・・・大きく廻りが見えて来て・・・
思わず飛び込んで・・・小さな気付きを拾い上げようとしてしまう・・・。

振る舞い続けるよりも・・・自然に誘うまとまりは・・・
小さな町の小さな暮らしに育つ様子で・・・
手の届かない場所では・・・集まる文化を育てるにも、ずいぶん時間を刻んでしまい・・・
一度壊れてしまえば・・・生まれ繋がるには遠い先を歩いている・・・。
流れる水の豊かな場所に・・・大きな町が生まれる理由に・・・
逆らう時代の強さも疲れ果てて、守り過ぎて・・・
どこでも・・・何にでも住み暮らし続けるには・・・
見えているモノが見えていないもかもしれない。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰もが

2023年07月27日 | 古民家
 無骨なほどに真面目で、頑なに前を向いた・・・文明の一区切りだとしても・・・
人を魅了する出で立ちも・・・飲み込みそうな言葉も・・・
いちいち色あせない姿には・・・誰もが言葉少なに見上げてあがめ・・・
造りの雑さや精巧さに誇りを持ちながらも・・・失われる狭間の中に・・・
儚い光りは輝いている・・・。

一世を風靡する出来事に出会える幸せを・・・どれほど過ごして来たのか・・・
すべてを手にするには短すぎる歩幅の影を落としながら・・・
運が悪い・・・良い時代だったと、うる覚えに任せても・・・
手にする先を求めて廻り続けなければ・・・迷路に迷う事も無く・・・
たくさんの顔ぶれに出会う事も無いのかも・・・。

もったいない、と・おもてなし・・・
勘違いな受け取りで・・・両極端な仕草になって・・・
良い塩梅に趣向を凝らす・・・文化の見せ所は・・・
相手を想う・・・一握りの無骨な真面目さから生まれ・・・
粗末な暮らしだからこそ・・・頑なな仕草が映るように・・・
些細な語りの中に・・・魅了されるやさしさが流れるように・・・
指折り数える単純な時間に・・・暮らし方は積み重なるのかも知れない。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする