暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

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2021年02月16日 | 古民家
 色褪せる輝き・・・
いずれはすべてが朽ちる運命でも・・・自然は勝手に治癒して元に戻ろうとすて・・・
人工物が朽ちて行くのは寂しさが残り・・・懐かしさの中に、大きな何かを失ってしまったような気持ちになってしまう・・・。
ポソポソに干からびた枝でも・・・春の温かい日差しの中から、プリッと小さな芽が膨らみ始めます・・・。

伐採された木々は、大地から水を飲みこんで大きな枝葉を広げる事は出来なくても・・・
暮らしの中で呼吸して、手触り良く人と触れ合い・・・ずっと生き続けられます・・・。
土や漆喰もその土地で生き続け・・・住まいでの役目を終えても自然に戻り・・・
いつの日にか、住まい造りの中に顔を覗かせる事になります・・・。

埃まみれで・・・何度も手を汚して、待ちぼうけをする時間が長くても・・・
自然に治癒する・・・長い時間の長さを想えば・・・
人が手をかける時間はあっという間です・・・。
この先100年住み継がれる建物を造るのに・・・その手間を惜しまず・・・
自然と寄り添う住まい方を、多くの人に伝えられればと思います。



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