海なし県の育ちと・・・以前お話しましたが・・・
魚を釣ったり・・・泳いだり・・・山の水は冷たく、数分も入っていられないくらいです・・・。
川遊びで覚えているのは・・・道路から少し降りた場所、家族でバーベキューをしてると・・・
道路を歩く人に声をかけられ・・・ダムが放流するみたいだから、上に上がった方がいいよ・・・
と、言われ・・・いそいそと荷物を上にあげて・・・15分もすると、少しづつ水が増えてきて・・・
30分も経てば・・・竈のように石を積み上げていた場所が川のようになってしまいました・・・。
山に囲まれた川ですが・・・ずっと山奥にはダムがあると事を初めて知り・・・
山も川も、見上げる空も・・・自然が残るこの場所が、豊かな環境が残っている・・・と思っていました・・・。
ダムが自然災害を未然に防ぐのでは無く・・・ダムが災害を呼んでいる・・・
広葉樹のように・・・大きく深く根を張る植物を伐採して・・・杉やヒノキを植林する・・・・
手入れをしていればまだ良いのですが・・・荒れた杉林は・・・下草も生えず・・・根っこも弱く・・・
雨が降れば・・・土砂崩れ・・・倒木・・・保水力の無い山では、降った雨を蓄えられず・・・・
川に流れ込み・・・濁流のように流れ・・・人の領域を簡単に侵してしまいます・・・。
護岸工事で、食物連鎖を支える動植物は姿を消して・・・
ダムは・・・栄養豊かな水を堰き止め・・・窒息しそうな泥のたまり場になり・・・
元気のない川を育て・・・海にそそがれる元気のない川の水では・・・・
海に生きる動植物も・・・大きく育つ事は出来ず・・・やせ細った海になってしまいます・・・。
便利に・・・手軽に・・・欲求の為に・・・・お金儲けの為に、自然と共存して来た暮らしを捨てて・・・・
良く見ないと気付かない変化を覆い隠してしまったり・・・見て見ないふりをしていたり・・・
良かれと思っている事が悪影響になっていたりしています・・・。
自然に抗おうとしても・・・それを越える見知らぬ脅威が顔を出します・・・。
それを許容しながら・・・受け止めながら・・・変化に気付き・・・変化を見逃さない・・・
・・・・・・・・自然を壊してしまうのは簡単です・・・。
大きな争いの後・・・後先考えない行いで、日本の山は一度荒れて行きましたが・・・・
時間を掛け少しづつ戻りつつありました・・・・。
今また、その仕組みを考え直す時に来ています・・・。
力に抗う建物では無く・・・力を受け流す建物のように・・・
自然に寄り添うように・・・山や川や海との関わりを大切にしていければと、想います。