暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

評価

2020年05月31日 | 古民家

 功績を残された方・・・有名な方・・・何事か社会貢献された方・・・

一代で会社を大きくした方、などなど・・・そんな方の銅像を見る機会が減っています・・・。

二宮金次郎さんを学校で見かけなくたったのと同時期かは解りませんが・・・

流行りのように、油絵の立派な似顔絵や銅像が好まれる時代はありました・・・。

日本の茅葺の屋根は、流行りで選ばれたのでは無く・・・タダで手に入る素材で・・・

少し作業を習えば、だれでも茅葺職人になれるくらいの・・・そこまで難しくない技術です・・・。

地域によって・・・暮らし方によって、使われる素材が米藁や茅・・・麦藁などが使われ・・・

屋根形状も、茅の切りそろえ方も違って来ました・・・。

雪深い場所は急こう配の屋根で・・・養蚕が盛んであれば、屋根裏は作業場で窓を取付・・・

農業が主なら家畜小屋が隣接する造りで土間も広く・・・

皆で力を合わせ守って行ける暮らしで、特別な誰かが必要ではありませんでした・・・。

名主と呼ばれる人や・・・商売を手広くしている人などは・・・地元に貢献し・・・

道路整備や、災害対策・・・インフラの整備に私財を出して地域貢献してきました・・・。

大地主と言われる人達が、すべて小作人をいじめているイメージだけでは無く・・・

地域を良くしようと言う考えを持つ方も多かったようです・・・。

生きたお金の使い方・・・人を生かす考え方・・・人たらしと言われる、人柄に信頼ある行い・・・

評価は、廻りの誰かが自然と口にする・・・求めて与えられるものでは無く・・・

想いがあれば、自然と付いてくるのだと思います。(絵画や銅像を否定している訳ではございません。)

 

 

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物々交換

2020年05月30日 | 古民家

 お米がお金と同じ価値を持っていた日本の社会があって・・・

世界に目を向けると・・・塩や胡椒が金よりも価値があったり・・・

税金として扱われたり、奴隷と物々交換されてるなど・・・

希少な食べ物や、主食となる食べ物が社会を支える一部になっていました・・・。

食の大切さ・・・いざと言う時、お金は役立たずで・・・食べ物に苦労する残酷さを・・・

大きな争いの後・・・多くの人がそのひもじさを知っていたのに・・・

今は飽食の時代・・・お金が無くては食べ物が買え無くて、お金が一番大切だと思っているようです・・・。

物々交換で、衣食住が成り立ち・・・香辛料が金よりも価値があったのは・・・

お金で、お腹は膨らまず・・・生きていけない時代があったから・・・

わらしべ長者のように生きれる訳でも無いけれど・・・

価値観は人それぞれ・・・〇ルカリや〇フオクの様に、不要なモノを売買する場は出来ても・・・

住いの行き先は、空き家に姿を変え・・・主がいなくなって、住み手も見つからない厄介者扱いになっています・・・。

一生暮らすお家を買う考え方もあれば・・・住み継いでい行く考え方もあって・・・

物々交換しながら・・・手直ししながら住み継いで行ける住まい造りがこれからは大切なような気がします。

 

 

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あつまれ

2020年05月29日 | 古民家

 田んぼの中にはいろんな生き物が、ワイワイと暮らしています・・・。

アメンボに、ドジョウに・・・オタマジャクシにオケラ・・・

ヤゴに蜘蛛に・・・ウンカ・・・ゲンゴロウやホタルにタガメ・・・・・・

畔にいる生き物も上げだしたら、きりが無いですね・・・。

子供の頃・・・ヌプッとした田んぼの中に足を入れて、泥だらけになりながらいろんな生き物を捕まえて・・・

家に持ち帰り、母親に怒られ・・・部屋の中で卵がかえって、バケツの中の卵もかえって・・・

冗談で無しで、手ひどく怒鳴られて・・・

遊びながら、好奇心をくすぐる世界を・・・お腹いっぱい頂いていました・・・。

人の欲が、多様性の世界を無くし・・・いらない物も手にしていないと満足できない暮しになって・・・

良い生き物も・・・良くない生き物も、一緒に無くしてしまう・・・

そんな農作業では・・・多くの生き物が居場所を追われ・・・

もっと多くの種が暮らす森の中にも人の手が入り・・・

住処を奪われ、いつの間にか姿を消してしまった生き物もいます・・・。

リアルな環境でで暮らし・育つ・・・みんなであつまるのは、そんな場所なんだと思います。

 

 

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まじわる

2020年05月28日 | 古民家

 蝉が土から出て来て、1週間~2週間(俗説)・・・長くても1か月ほどしか生きられない・・・

その意味を調べていませんが・・・

土の中で3~17年ほども過ごすようなので・・・昆虫の中ではすごく長生きなんですね・・・。

短命な昆虫や生き物は多くて・・・すごく儚い気がしますが、種を残す事に命を懸けるのは・・・

どの生き物も同じだと思います・・・。

同じ種が混じわい続けるよりも・・・違う血が混じったほうが、種が残る確率が上がるそうです・・・。

病気の耐性、身体能力など・・・癖や性格、良いモノも悪いモノも引き継いで、進化します・・・。

多くの文化を取り入れ・・・独自の文化にして来た日本の技術・・・

先人から引き継いで来た技術を途絶えないようにと・・・代々技術の継承は行われて来ました・・・。

古い伝統に洋風の意匠を取り入れ・・・アンバランスで絶妙なバランスの建物が出来上がり・・・

大陸の文化を・・・日本の環境に合わせ、納まりを変えて・・・

まるで独自の文化のように各地に広がって・・・変化して行きました・・・。

世界に間口を広げれば・・・良いモノも悪いモノも入って来て、大きな問題になる事もありますが・・・

新しい文化が生まれる大きな未来も待っています・・・。

好奇心をもって挑戦する事で生まれる・・・これからも大切な考え方だと思います。

 

 

 

 

 

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あやふや

2020年05月27日 | 古民家

 低いお月様がすごく大きく見えて・・・狼男が出てくるんじゃないかと思うくらい・・・。

時間が経って・・・頭のてっぺんに来ると・・・

途端に存在感は薄くなって・・・ちんまりと、可愛らしく町を照らしています・・・。

月の大きさは変わらないのに、どうして見る大きさが変わってしまうのか・・・?

それは、比較対象物があるかないか・・・。

地面に近いと、建物や木々・・・大きさを見比べる物があって・・・空の上は・・・

何も無いので比較できないから・・・。

曖昧な人の目の感覚でそうなるようです・・・。

傾いた家で生活をすると・・・平衡感覚が何やら変な具合になって・・・

健康を害すると言いわれています・・・。

多少の慣れはあっても・・・違和感ある不安定な床では、おちおちと安心して暮らしてはいられないでしょう・・・。

それでも、うねった床を毎日踏みしめ・・・元気に暮らしている人は大勢います・・・。

大工さんは、床や壁の曲がりを確認するのに・・・床や壁に顔を近づけ・・・

平行方向を片目で眺めてゆがみを確認します・・・。

床が平らかどうか・・・?指で撫でて、足でさすってその段差やゆがみを確認します・・・。

曖昧な人の感覚は・・・ある場合であやふやで・・・ある場面では、測定器でも判断できない・・・

僅かな違いを感覚で判断出来て・・・

努力して体で覚えた感覚や技術は・・・時として素晴らしい力を発揮します・・・。

時間を掛けて修行し、訓練された技術で造られた古民家が・・・

どうして素晴らしい建物なのか、解るような気がします。

 

 

 

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