暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

故郷

2024年10月05日 | 古民家
 はにかむ口元に幼さを残し・・・我がままは溢れ・・・
精一杯で歩み寄る体を受け止める・・・大人になれない自分の心の内が・・・
多分このまま変わらないだろうと口走り・・・言い訳の口元を見透かされ・・・
頼り切りのこれからを・・・支え合うのはどちらの方か・・・
居なくなる寂しさに・・・お互いの顔は奇妙に映り・・・
灯を落とした町の様子は・・・人の温もりで守られている・・・。

故郷から去り・・・田舎を残して・・・居なくなる意識も残らないほどに見えなくなり・・・
疑問に思うその言葉さえ・・・痛みに響かないけれど・・・
教えを知る・・・出会いはそこかしこに転がり始め・・・
つまづき転んで知る事も・・・笑って悔やんで気付いた時も・・・
足るを知り・・・いい加減を望んだその先に・・・
想い出す場所と、人の温もりは待つのかも・・・。

無償の愛は持てなくても・・・大切に思う無償をどこかで見つけ・・・
想いを馳せる行く先に・・・譲れない居場所は戻り始め・・・
始まりの場所が何処か気付くと・・・
軽やかに羽を広げ・・・自由に飛ぶことも出来るのだろうと・・・
薄くなり出す記憶の中に・・・伝え続ける意味が自分に向けて動き出し・・・
暖め待ち続けて伝えた言葉は・・・町の温もりで守られてゆく。


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風流

2024年10月04日 | 古民家
 一度廃れた文化を初めて目にして想い出し・・・
失われた文化は慣れを越え・・・秘境の奥の、独自の文化を掘り起こして・・・
冒険時代の幕開けと・・・消えた歴史が照らされて・・・
驚きの声と、褪せた写真は重ね合い・・・
繋いだ時間は無駄になる事無く・・・
生まれ変わって息をする・・・。

男前に駆られた芝生の強さと・・・
女性の魅力を見せつける・・・流れる枝葉の美しさと・・・
庭園に惚れ直す、季節と世代に追いついて・・・
手造りに・・・自然の分け前頂き唯一を探し・・・
ひと際目立つ、住まいを自然の身に置いて・・・風流過ごし、心の糧となる・・・。

人の手が入った森は、永遠に人が目を掛けて・・・
立ち入れない・・・神聖な森は厳かに・・・
飽きるほど・・・過ぎた時間を繰り返し、新しい生き物を横目に・・・
一億年も経つほどに・・・静かに息する頃合いも生まれ・・・
見守るだけの退屈と・・・荒れ狂うほど変わり続ける景色に見とれ・・・
瞬くほどの人の暮らしを覗き見る。


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抱く

2024年10月03日 | 古民家
 無駄によろしく憧れて・・・回り道の出来ない出会いにあきらめても・・・
ジレンマ生き継ぐ言い訳に・・・屁理屈持ち出し、我を通し生き急ぎ・・・
伝統を守り繋いだ暮らしはひと段落の・・・求め求め合うお互いの気持ちとは裏腹に・・・
消えて生まれる文化の移ろいは・・・次の世代を生かしている・・・。

余裕とあきらめの違いを答えて・・・目まぐるしい暮らしの違いは変わりようも無く・・・
出来ない言い訳に理屈を付け・・・目を閉じて考える相手を造っては・・・
天から授かり組み立てた理想像はあっけなく・・・
棚に並べて整然とかしこまり・・・
真面目に答えて・・・ふざけてしまうくらいがちょうどいい・・・。

こだわりの文化を突き詰めて・・・思い悩んで思案しても・・・
後付けの言葉はきりきり舞いにふざけて騒ぎ・・・
嘘も方便、偶然生まれた宝物に・・・この先近づく努力を隠してみては・・・
咲き誇る伝統文化は、ところどころの時代も花開き・・・
呆れるくらいの時間をもてあそぶ・・・贅沢を抱いてる。


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2024年10月02日 | 古民家
 陰影の差が感情を超えて浮き上がり・・・
明暗をさらい・・・埋め尽くしてしまうのは・・・ 
愛情と孤独を入れ替えながら灯りを運ぶ・・・
人の暮らしの切なさに見え隠れして・・・
くじ引きで引いたしるしに・・・一喜一憂しながらはしゃぐのも・・・
絶望に涙も枯れて・・・ひしゃげた町を望むのも・・・
ワクワク目覚める次の一手に震えながら・・・
晴れた空に明日を繋いでいるのかも・・・。

壁一面に広がった、色とりどりの飾り付けに寄せられて・・・
手前の奥の静かな薄闇に・・・見透かされた居場所と安らぐ場所を見つけて・・・
手を広げた輪の中で学んだルールに守られ・・・
世代を混ぜた、遊びと暮らしの間の子は・・・
良くも悪くも教えとなって抱えている・・・。

遠くて近い他人の声が・・・家族と混ざって身近になって・・・
知らない名前の顔が間近で笑い・・・何でも話せる友になり・・・
地域で分ける暮らしの豊かさは・・・雨や天気の移り変わりを追いかけ・・・
お互いさまと・・・気まぐれ天気に迷うけれど・・・
小さな繋がりどこかで出会い・・・廻り巡っていつかの誰かが・・・
友達の友達が輪になって助け合う。

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集まり

2024年10月01日 | 古民家
 よそ行きの姿でうつむきながら・・・前を向いてとからかわれ・・・
襟を正して話を聞けば・・・どうしようもないほど笑える言い回しに踊らされ・・・
腹ただしさと・・・心地よさと、互いに打ち消す合うモノは・・・
安堵の心と入れ替わり・・・激しい波と影を町に残してしまった忘れ物も・・・
どうでも良いと想いながら体を寄せ合えば・・・ふざけあったあの頃に転がり落ちて行く・・・。

親のまた親の・・・お父さんの兄弟の子供の姉妹と・・・
分け隔てなく知らない顔とはしゃぎながら・・・宵闇に踊り・・・
呆れ顔に別れの寂しさは・・・きらびやかな小さな町に繰り出して・・・
影を隠した夜店の下に・・・リンリン呼び寄せ着飾った友達は・・・
お面の下で心を隠し・・・灯りのもとへ寄せられて・・・
浮き立つ人の集まりに・・・町の素顔は隠れてる・・・。

続いて来た祭りごとや神事になり手は育たなく・・・
森に呑まれた社殿の姿に、ヤオロズの神を見て・・・
手つかずの森に首を垂れる姿は自然の振る舞いと・・・
朽ちた石段の苔を蹴りながら・・・駆け上がる汗に暮らしの祈りを重ね合わせ・・・
道が道で無く・・・家が家で無くなり歴史から外れる時代の波は・・・
何度も繰り返す日常に・・・少し毛が生えた出来事なのかも。
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