約束を果たすために

先週、３日間位実家に帰っていました。そして、祖母のお墓参りをしてきました。亡くなってから丸６年。あっという間の６年。この６年間は、自分の中でも

物凄く意味のある６年間でした。２００８年の４月に祖母は亡くなり、それから、大体月１回のペースでお墓参りをさせてもらいました。２００８年は、私自身

も今につながる大きな１歩を踏み出した年でした。怖くて怖くて怯えていて、なかなか１歩を踏み出せずいたあの頃。病気もまだまだ酷く、薬も多く・・・。

そんな中、ある街に引越して、一人暮らしをして、社会復帰をしました。結果、仕事もダメで、体調もあまり保てず、１年も経たずに実家に戻りましたが・・・。

あの時は物凄く悔しくて、同時に落ち込みも酷く、怒り狂い、何も見えなくなり、振り出しに戻ってしまった感が襲ってきました。だけど、お墓参りに行く度に

心の中で誓っていました。必ずまた何かを見つけると。当たり前ですが、亡くなった人と会うことは出来ません。話すことも出来ません。目には見えませ

ん。何もイメージも出来ず、何も見えなくなってしまった自分は、その時「目に見えないものを信じよう」と思いました。モヤモヤした気持ち、重苦しい気持ち

、心が折れそうな時、嬉しいことがあった時・・・。お墓参りをすると、胸がスッとして、気持ちが切り替わり、少しずつ前進していく自分がいました。ちなみ

に、命日にはお墓参りには行きませんでした。命日に行くと本当に亡くなってしまったように感じるので・・・。遠い遠いどこかにいるんだよと思い・・・。

母方の祖母。一緒に住んでいたわけでもなく、そんなに頻繁に会いに行ったりしたわけでもなく、ただその存在が凄く安心感を与えてくれて、物質的な物

ではなく勇気を貰い、大切な何かを貰ったような感じがします。戦前、戦時、戦後と今の時代では考えられない時代を必死で必死で、母１人で４人の子供

を抱えて生きてきたそうです。そういう生き様が何か「大切なもの」を残して伝えてくれたのだと思います。そんなふうに感じます。確かに、私自身物凄く

苦しい時期がありましたが、間違っても「不幸」「惨め」とか思ったことはありません。今現在もそうですが、本当は「幸せ」なんだと思います。だから、「謙

虚」と「感謝」だけは忘れずに今を精一杯生きています。

 

 

 

悩んで悩んで、慎重に考えてシナプスがつながり、思い切って環境を変えて、約２年。仕事をして、病気と向き合い、自分としっかり向き合い、とりあえず

基礎土台は、だいぶ作り上げることが出来たので、約束は果たせたと思っています。

 

 

なんだか、辛かった１０年が１０倍速で戻ってきているような、何とも言えない感覚を感じています。その反動で、恨みつらみも感じてしまい、それをうまく

薄めて、許していく作業も大変でした。まだ、たまに口に出してしまうことがありますが、何かを恨んだり憎んだりしてこの先、生きていくのは嫌というのが、

自分の中での考えなので・・・。そうでないと、この先何をやってもうまくいかないだろうし、楽しくないと思っています。だから、心の奥底で「感謝」の気持ち

を忘れず、前進していきたいです。ここまで改心して成長したんだなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「石の上にも３年」

確かにそうだろうなぁ・・・。なにか素直に悟って石の上に座ってる(笑)

 

 

 

 

最近誓いました。こんなふうになりたいと。物凄く幸せそうな顔(笑)

こいつは何かを乗り越えて、何かを得たんだろうなぁ・・・。

ここから。ここから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 平原綾香「誓い」