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市教委に要望書を提出

2012年05月08日 | 子ども・学校教育

 国立市公民館を守る会(準)として、下記の要望書を国立市教育委員会に提出しました。教育委員会への要望書は個人・団体、誰でも出すことができます。5人の教育委員以外には氏名や連絡先は公表されません。

 5月8日に提出した要望書は5月22日(火)の教育委員会定例会(昼2時~、@市役所3階教育委員会室)にて取り上げられます。5人の教育委員にしっかりと受け止めてもらえるよう、なるべく多くの方の傍聴をお願いします。。

 

2012年5月8日

国立市教育委員会
 教育委員長 佐藤路子 様

国立市公民館を守る会
 連絡先 国立市○○○○
     ○○○○

 貴職におかれましては日頃より国立市のよりよい教育のあり方をめざしてご尽力いただいていることと敬意を表します。
 私たちはかねてより公民館の民主的社会における役割の重要性を深く認識し、国立市における公民館設立の経緯とその後の実践をふまえ、よりよい公民館にしたいと強い関心を持って見守ってきました。
 しかし、3月市議会で何人かの議員から公民館のあり方に関する発言がなされたと聞きましたが、その内容を知るにおよび、国立市公民館の今後にたいへん不安を感じております。
 そのため4月19日に是松教育長に直接状況を伺い、教育長も公民館の大切さは十分承知しておられる とのことで少し安堵いたしましたが、今後、市の教育行政に責任を持つ教育委員会の中で国立市公民館がどのように扱われていくのか非常に気がかりです。
 つきましては私たちは国立市公民館に関して、当面下記の要望をします。貴職におかれましてはその主旨を十分ふまえて今後の審議を行っていただきたくお願いします。

  1. 公民館のあり方を市民の議論なしに決めないでください。
     国立市公民館は市民のまちづくりへの取り組みの中で誕生し、市民との協働により全国的にも高い評価を得ているよりよいあり方をつくってきました。公民館の活動はまさに市民の課題解決に向けての取り組みの結果として生まれ、課題解決の力となってきました。
      今回の動きを見ますと、公民館が市民・利用者の知らないところで、そのあり方を決められようとしているという危惧を抱きます。公民館にとって今どのような あり方がもっとも必要であるのか、決める前に広範な市民による議論が必要です。公民館に関わるどのような問題にしても、さまざまな形で広く市民に問題を投 げかけ、その議論を経て決定に至ることを要望します。

  2. 公民館運営審議会の役割・回数・人数を維持してください。
    今回の発言の中で公運審の役割や回数、人数に関わる発言にとくに危機感を抱きます。公民館運営審議会(公運審)は市民が直接意見を述べることにより公民館 のよりよいあり方を実現していくという市民自治の具体的な装置です。これまでどの期の公運審も公民館のあるべき姿について意見を述べ、公民館のよりよいあ り方が後退しないよう全力を挙げて働いてきました。その意味で公運審が多様な市民の立場を踏まえた実質的な審議を行うためには、現行の役割・回数・委員数 を最低限の条件として維持されることを要望します。

  3. 公民館職員の定数減・非正規化をやめ元に戻し、さらに増員してください。 
     多様な市民の力を活かしながら公民館事業を豊かに展開していけるかどうかは、ひとえに人=職員にかかっています。その意味ではよりよい公民館事業を実現するさまざまな要素の中では職員がもっとも重要であると言えます。そしてそれは職員の資質と人数の問題です。公民館の仕事に意欲を持つ職員が、実際の事業の中で力をつけ、市民が必要とする事業を企画・運営し、市民の認識を高め、つながりを生み出していくことができるように、職員定数削減の流れを止め、むしろ増員してください。

以上


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