くにたち PEACE WEB

東京・国立市の平和運動のネットワーク
日々の暮らしの中に、足下から平和を
地域で平和や人権、環境を育む動きを伝えます

市議会始まる

2006年02月28日 | 政治(市政・都政・国政・国際)
市議会第1回定例会が始まった。来年度予算案などを審議する政治的に最も重要な議会である。ここ数年、「上原市長のやることには内容を問わず何でも反対」路線の野党(自民・公明)によって当初予算案は否決が続いている。今回はどうなるのだろうか。厳しい財政状況が続くなか、国立市も苦しい行政運営を強いられている。こうした中で、いかに石原都政などの新自由主義的な自治体が進める「財政再建」(=弱者切り捨て)と峻別し、住民の暮らしを守りながら施策の再構築を進めていくことができるかどうか、上原市政に限らず、革新・市民派自治体は正念場を迎えている。

2月28日(火)生活ほっとモーニング・暮らしを襲う「格差社会」

2006年02月28日 | 労働・格差社会

2月28日(火)午前8時35分からの「生活ほっとモーニング」(NHK総合)で、若年層の非正規雇用労働者の問題が取り上げられるそうです。

専業主婦等が主な視聴者と思われるNHKの朝の番組でこういうテーマが取り上げられるほど、日本の「格差社会」化は可視化・顕在化してきた。


公安警察の違法な個人情報収集に対抗

2006年02月26日 | 反戦・平和

24日の東京新聞神奈川版に、昨年秋に米軍基地の監視活動をしていた市民団体メンバーが住居侵入罪で不当逮捕(不起訴)された事件で、被弾圧者が警察に不当に押収された自宅のパソコンのデータの返還を求めているという記事が出ていた。

立川の自衛隊官舎のビラ入れ弾圧事件など、最近の公安警察の暴走はすさまじいものがあるが、安易に逮捕令状や捜索令状を出す裁判所にも大きな問題がある。そもそも、現行犯逮捕された住居侵入罪の立証にどうして家宅捜索が必要なのか。

知り合いの弁護士に聞いた話では、活動家の人が通称名で宅急便を出したら私文書偽造罪(架空の人の文書を作った、という理屈らしい)で逮捕され、自宅が捜索されたという事例まであるらしい。さすがに起訴はされなかったそうで、明らかにガサ(家宅捜索)自体が目的の逮捕だったようだ。

こんな無茶苦茶な事例も、裁判所が警察の要求どおりに令状を出したから可能になったのである。今の裁判所は令状自動発行機になり下がっている側面がある。


東京都国民ホゴ条例を問う連絡会

2006年02月25日 | 反戦・平和

STOP 国民保護計画策定!
東京都は対テロ戦争への協力を強制するな!!

【日 時】2月25日(土)13:00開場・13:30開会
【場 所】中野区商工会館1F会議室
     (JR、東西線中野駅北口5分)
【報 告】
  ・都の国民保護計画、この一年
   福士敬子さん(都議会議員)
  ・住民動員の初の国民保護訓練─福井実働訓練報告─
   矢島傑さん(『社会新報』記者)
  ※この他、市区町村の議員とも現在、交渉中
【参加費】500円
【主 催】東京都国民ホゴ条例を問う連絡会
     090-5344-8377(茂木)

 ついに市区町村での国民保護法との対峙が本格的に始まります。来る3月には東京都は国民保護計画を策定し、これが2006年度に下りてきますが、平行して、既に各市区町村も受け入れの準備を開始しています。ところが、国民保護法の内容は膨大かつ多岐にわたり、また都の計画策定作業が不透明であることも相まって、議会も住民もいまだ十分な情報を得ていません。
 テロ対策を強調した点を特色とする都の計画案は、いたずらに不安を煽りながら、しかし実証的な検討内容も示されないままに計画づくりが進行しています。市区町村の担当者ですら概要しかつかめていないのが実態です。このままでは重大な問題を孕む保護計画が、政府・都・自衛隊の提示したモデルに沿って一方的に決められかねません。
 私たちは、多くの市区町村で保護条例案及び対策本部条例案が定例議会にかけられるこの機にあたり、この一年間の都の歩みと、今後想定される事態のモデルとして福井の実働訓練の報告会を予定しています。ぜひ多くの方にお集まりいただきたいと思います。


大学生が見たイラク

2006年02月20日 | 反戦・平和

イラク戦争前後にイラクを旅した大学生の谷澤壮一郎さんが自主制作したドキュメンタリー映画「イラクニ接近ス」が渋谷・UPLINK Xで公開中です。

東京新聞でも取り上げられました。

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2004年春、それでもイラクの日常は堂々と営まれていた。

ドキュメンタリー映画
「イラクニ接近ス」
2005.2完成 / 62分 / カラー

20歳、イラクひとりぼっち
あの怪しげな戦争から1年。
2004年3月、当時20歳の制作者タニザワは単身でイラクへお邪魔した。
戦前戦後通じ3度目の訪問で撮影したインタビュー映像を中心に、本作は構成されている。
そもそもの企画から撮影、編集、監督を一人でこなした、
完全「自己責任」制作映画なのである。


一般ピープルのお言葉
「イラクは○○です」と日々ニュースはのたまう。
そんなに簡単にイラクがわかるのか。
4万円の借り物ハンディカムを前に、イラクの一般ピープルは一人ひとりの言葉で語った。
戦争を肯定する者、否定する者。サダムを肯定する者、否定する者、触れようともしない者。
アメリカを口撃する者、認めざるを得ない者。夢を見る者、見られない者。
ゆえに世界は悩んでいる。

堂々と営まれる日常
ステキなイラクは確かにある。
遠い銃声や爆発音の中で、人々はフツーに生きている。
或いは、必死でフツーな暮らしを取り戻そうとしている。
パン屋のオヤジは、今日も盛大におまけをしてくれる。
仕事のない兄ちゃんらはサッカー観戦に興じている。
町には美人と変人があふれ、甘いチャイ屋の露店が交差点に並んでいる。

自分の感じたイラク、日常を生きる人々の姿は、
今も変わっていないと信じている。


製作者プロフィール
谷澤壮一郎(タニザワ・ソウイチロウ)宇都宮大学国際学部4回生。
イラク戦争前後に3度イラクへ入り、ドキュメンタリー映像を制作。
「イラクニ接近ス」は、「IRAQI Who I Met」に続く2作目。
東京新聞(栃木版)に「イラク普通人」に関するコラムを連載(計14回)。
2004年9月よりインドネシア留学。12月末以降スマトラ沖大地震・大津波の取材に入る。
現在、アチェ紛争避難民とツナミ、和平の問題にテーマを絞り、
映像制作集団DNAと共にドキュメンタリー制作に携わる。今は映像留学を夢想して
いる。
http://www.faiznet.info/


上映に関するお問い合わせは、
谷澤壮一郎(監督):090-6201-5459  pulausoichiro@hotmail.com
アップリンク 鎌田 :03-6825-5502
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