辻つじ反戦ながし 瓦版 [号外]
ガザ地区の人々を
殺さないで!!傷つけないで!!
ニュースなどでもご存知でしょうが、昨年末よりイスラエル軍がパレスチナのガザ地区に攻撃を行っています。この原稿を書いているのは1月10日ですが、この間にも空爆から地上戦へと事態は刻々と悪化してきています。このチラシをお渡しする時点で、状況がどのように変わっているか想像もつきません。願わくば、イスラエルが各国の介入を受け入れ、攻撃を止めていてくれれば良いのですが....。
この事態に至るまでには膨大な歴史的/外交的な背景があり、残念ながら私たちには政治的な解決方法について語るに足りる知識がありません。ですので、ここでは紛争の経緯や解決の手段については割愛し、現在行われている大量殺傷にのみ話題を留めます。
ガザでは停電が続き、自家発電機を使わないとパソコンを使うことすらおぼつかない状況ですので、なかなか現地とのコンタクトが取れません。そんな中で、工夫をこらしてインターネット経由で情報を流している人々がいます。ここでは、マスコミでの報道より、それら当事者からの情報を重視します。皆様にも、機会があればそのような一次情報にアクセスして頂きますようお願いいたします。
★一般市民を殺さないで!★
今回のガザ攻撃での死者数は800人に近づこうとしており、負傷者は3000人以上、そのうち重体の人が約500人との情報が流れています(1月10日現在)。把握されていない被害者を含めると、実数はさらに膨れ上がるかもしれません。
その殆どは非戦闘員(一般市民)であり、子供が占める割合も少なくありません。将来ある子供たちの心身を恐怖と暴力で蹂躙するに留まらず、その命すら奪ってしまうことを、私たちは心の底から悼み、激しく抗議します。
★「安全地帯」を攻撃しないで!★
イスラエル軍は、病院や学校やモスクなどの施設を攻撃対象として爆撃を行っています。これらの施設は普段から一般市民が集うのみならず、今回の攻撃開始後は「避難所」として使われていました。
さらに信じがたいことですが、イスラエル軍は複数の建物を「避難所」と称して一般市民を集め誘導し、その後に当該「避難所」を砲撃、子供を含む多くの人々が死亡したことが報ぜられました。これらは、イスラエル軍自身や、複数の目撃者によって事実であると認められています。
また、ガザ南部では、イスラエル側から提示された「人道支援のための3時間」の間に、何軒もの家がイスラエル軍によって破壊されているそうです。
上記の出来事でのイスラエル軍の意図はどうであれ、大規模侵攻が継続している限り、一般市民への大規模な被害は今後もまた確実に繰り返されてしまうでしょう。私たちは日本政府とアメリカ政府に対し、全力を尽くしてこのような状況を即刻停止させるよう要望します。
★今、私たちにできること★
1.署名や募金などに参加してください。
2.ガザの情報を知り、知人や家族に伝えてください。
具体的な方法については、こちらのリンク先ページをご参照ください。
以上、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
【中村】
2009年1月10日(500部発行) かわら版編集部
(TEL : 042-576-1726 MAIL:hansennagashi@freeml.com)