くにたち PEACE WEB

東京・国立市の平和運動のネットワーク
日々の暮らしの中に、足下から平和を
地域で平和や人権、環境を育む動きを伝えます

朝鮮学校を知るための講演会

2007年06月30日 | 反戦・平和
写真展最終日。土曜日ですが13時から17時まで市庁舎ロビーが開放されます。
立川の朝鮮学校の愼基成(シンキソン)校長先生と、豊橋の作品を撮られた韓国人映像作家、安海龍さんにご講演いただきます。

「朝鮮学校ってこんなとこ」
西東京朝鮮第一初中級学校学校長愼基成(シンキソン)さん

「韓国人映像作家の見た朝鮮学校」
安海龍(アンヘリョン)さん

日時:6月30日(土)午後2時~4時(前後1時間は写真展鑑賞のために開放)
会場:国立市役所3階 大会議室

主催 朝鮮学校に教育保障を!オッケトンムの会と国立市の共催
後援 国立市教育委員会

朝日新聞記事

2007年06月29日 | 反戦・平和
教諭の控訴を棄却 日の丸反対リボン着用 高裁「処分は妥当」

 00年に国立市立国立第二小学校の卒業式で「日の丸掲揚反対」の意思を示すために青いリボンをつけて出席した女性教諭(53)が、市教委が自分を文書訓 告処分んいしたのは違法だと主張して賠償を求めた訴訟の控訴審判決が28日、東京高裁であった。浜野惺裁判長は、教諭が職務に専念する義務に違反したと判 断。請求を退けた一審の東京地裁判決を支持し、教諭の控訴を棄却した。教諭は上告する方針。
 浜野裁判長は「国旗の意義は児童が長い人生を通じ、自ら考えて位置づけをすべき問題」としたうえで、国旗掲揚に反対するリボンを着用した教諭の行為は式 典参加に際して必要のない意見の表明にあたると指摘。職務に専念する義務に違反した教諭への文書訓告処分は社会通念に照らし、妥当性を欠くとは言えないと した。
 また、教諭がピアノ伴奏を拒否したために別の学校に異動させられたと主張した点については、「教員の転任は勤務場所や内容に不利益を伴うなど特段の事情がない限り違法となる余地はない」と退けた。

テレビ 『ネットカフェ漂流』

2007年06月25日 | メディア・論壇
大都会の片隅、閉ざされた空間から見えてきたもの…
第16回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『ネットカフェ漂流』(制作:フジテレビ)

  放 送 2007年6月25日(月)2時35分~3時30分(日曜深夜)

  今、新しいホームレスの形として、社会問題化している“ネットカフェ難民”の実態に迫る。懸命に働きながら、それでも家賃が払えず、ネットカフェで寝泊り するワーキングプアの若者が増えている。景気が回復しつつある今もなお、首都東京で漂流し続ける彼らの日常を追って見えてきたこの国の“格差”の実情と は…。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/16th/07-174.html

ネットカフェ難民2破壊される雇用

2007年06月25日 | メディア・論壇
ネットカフェ難民2破壊される雇用
2007年6月24日(日)24:50~25:20

 家賃を払えずネットカフェで寝泊まりする「ネットカフェ難民」の実態、第2弾。その急増の背景には、働いてもまともな収入を得られない今の雇用の問題があった。特に登録制の日雇い派遣は雇用の調整弁のような役割を強いられている。
 大手日雇い派遣会社で、仕事を得ながら労組の役員を務めるAさん(42)。孤立しがちな日雇い派遣の相談にネット上で答えるのが日課だが、彼自身仕事がなく、ネットカフェさえ泊まれずハンバーガーショップや公園で夜を明かす。
 Aさんらの組合活動を追いながら細切れ雇用の問題や政府や企業の姿勢を問う。


国立市長選挙を振り返る

2007年06月24日 | 政治(市政・都政・国政・国際)
 4月22日に統一地方選挙後半戦で行われた国立市長選挙は、上原公子・前市長の後継者で、共産党、社民党、生活者ネット、国立市議会民主党の推薦を受け た前市議の関口博が、自民党、公明党の全面支援を受けた元都局長の嶋津隆文を激戦の末に破って初当選を果たした。三選出馬確実とみられていた上原前市長が 直前の3月になって突然不出馬を表明し、関口が立候補を表明したのは投票日の1ヶ月前であった。嶋津陣営には選挙戦最終日の土曜日に都知事選で三選を果た したばかりの石原慎太郎が応援演説にかけつけ、公明党も党代表の太田昭宏を国立に投入するなど、自公陣営は強力なテコ入れを行った。

 こうした状況で、事前には嶋津の勝利を予想する声が非常に強かった。しかし、結果は約1000票差で関口が勝利した。この非常にドラマティックで感動的な選挙戦を改めて振り返る。

<市民の総決起を招いた危機感と「逆石原効果」>
  上原前市長の突然の不出馬表明で、これまで上原市政を積極的に支えてきた市民のみならず、上原前市長と多少距離を置いてきた市民も含め、「このままでは自 公に市政を奪われてしまう」という危機感が急速に広まった。革新市政も8年も続くと、ある意味では当たり前の日常のように感じられていた。それが一気に崩 壊する危険性がかなりの現実味を帯びてきて、これまで選挙や議会政治にあまりかかわってこなかった人たちも含め、国立の市民運動家が総決起し、関口選対に 結集した。選挙戦を支えた主体という点では、4年前、8年前よりも圧倒的に幅広い層の市民が集まったといえる。
 もう一つ、国立市民の奮起をもた らした大きな要因は、「逆石原効果」である。石原都政の下で都庁の幹部職員を務めた嶋津は、立候補を表明した直後から、石原とのツーショットのポスターを 市内に張り巡らし、石原と握手した写真を全面に出したビラを各戸配布した。嶋津陣営としては、「石原人気」を利用して支持を拡大しようとの思惑だったのだ ろうが、「石原慎太郎が推す人間がこのまちの市長になることだけは絶対に許せない」という市民の強い思いを呼び起こし、結果的には全くの逆効果となった。 嶋津が都収用委員会事務局長として大型開発を推進した経歴や、庁内ホームページで扶桑社の「新しい歴史教科書」を推薦していたことが発覚したことなども、 石原とイメージが重なり、関口選対を担った市民の士気を向上させることになった。
 嶋津陣営も、浅野史郎と吉田万三の得票の合計が石原票を上回っ た都知事選の市内の開票結果を見て、あまり「石原都政との連携」を強調するのは得策ではないと判断したのか、選挙公報や法定ビラ、マニフェストビラでは石 原の推薦を得ていることに全く触れなかったが、時既に遅し、であった。

<質・量ともに圧倒した広報戦略>
  嶋津陣営は、旧来型の基盤固めにかなりの力を費やし、広い市民に向けての広報宣伝が弱かった。法定ビラも選挙戦最終日である土曜日の夜に配り始めるという 有様であった。それに対して関口陣営は、選挙前の1週間に写真や図表をふんだんに盛り込んだカラーのビラ、選挙中に法定ビラを2回と、計3回、市内3万4 千戸に全戸配布を完遂した。広報宣伝においては、圧倒的に関口陣営が上回っていた。

<山下候補の出馬はどちらに有利に働いたか?>
  今回の市長選には、第三の候補として、国立高校出身のフリーアナウンサーの山下容子も立候補した。山下が女性であることもあり、上原前市長とイメージが重 なって当初は関口陣営にとってマイナス材料となるのではないかとの見方の方が強かった。関口が立候補を表明する前は、山下が上原の後継者であると勘違いし ている市民もいたようである。ところが、保守系の元市議が山下選対の中心になったこともあり、結果的には予想以上に保守票を山下が食うことになった。た だ、やはり「勘違い票」も一定程度あっただろうし、山下が「上原でも反上原でもない第三の道を」と主張していたことから、「上原市政はあまり評価できない が自公には任せられない」という票も相当数あったと思われるので、山下が立候補していなかったら嶋津が勝っていたかというと、そうではないだろう。結局、 山下が出馬しなくても結果は大して変わらなかったのではないか。
現に、知事選と市長選の票を比べると、
 【知事選】
  浅野+吉田  16387(石原票の1.05倍)
  石原     15568
 【市長選】
  関口     14707(嶋津票の1.07倍)
  嶋津     13701
  山下      4268
となる。ここから、山下は関口陣営、嶋津陣営から約2000票ずつ奪っていると推測できる。

<「よそ者論」の是非>
  嶋津は長く国分寺市に住んでいて、市長選出馬のために国立に引越してきたことを早い段階からつかんでいた関口陣営は、選挙戦においてもいわゆる「落下傘批 判」を展開した。この戦法は、国立に保革を超えて存在する「国立ナショナリズム」を喚起し、得票という点では、結果的にはプラスとなった。しかし、こうし た宣伝方法には危うい面もある。今回は嶋津陣営が「嶋津は落下傘ではない」と言ってくれたからよかったものの(国立駅を使って通勤していただけの人に、 「大好きな国立」などと白々しく言われても、はっきり言って説得力に欠けた)、「落下傘で何が悪いのか。嶋津は国立をよくするために来たのだ」と反論され ていたら、関口陣営にとってマイナス要因になっていたかもしれない。有権者は長く国立に住んでいる人ばかりではないし、ずっと国立に住み続けるつもりの人 ばかりでもない(もっとも、棄権せずに投票する有権者の中では、国立に愛着を持っている人の比率が高いということはあるかもしれないが)。また、ただ単に 「よそから来たからだめ」というのでは(もちろん、関口陣営としてはそのような趣旨で言ったわけではないが、そう受け取られる危険性はあった)、「東京の ことをよく知らない宮城の人間に都政はできない」と言った石原慎太郎と同レベルになってしまう。「勝ったからいい」というのではなく、この点については留 意する必要があるのではないか。

<市民に評価された上原市政の8年間>
  選挙戦術や選挙戦を支えた主体の問題もさることながら、上原市政の8年間が、国立市民に評価されていたことが、後継者である関口候補が不利な状況を跳ね返 して勝利した大きな要因といえる。NHKの出口調査でも、上原市政を評価すると回答した者が多くを占めていた。不十分な点もたくさんありながらも、20年 におよんだ保守市政を転換して市民参加をすすめた上原市政を市民は好意的に受け止めていたということが浮き彫りになった。

<国立市民の底力が勝利へ導いた>
  勝敗を分けたのは、一言でいえば「勝利への執念の差」ではないだろうか。嶋津陣営は、上原前市長の不出馬で、明らかに気の緩みが出ていた。それに対し関口 陣営は、短期間で様々な制約がありながらもやれることをほぼ一通りやり切った。今回の市長選挙では、そうした国立市民の「底力」を感じされるものだった。
  なお、このことは都知事選についてもある意味で同じことが言える。「10票差でもいいから勝ちたい」と言って無節操な「反省」戦術に出た石原陣営に対し て、浅野史郎には「勝つためにやれることは全てやる」という姿勢が欠如していた(浅野自身、『中央公論』6月号で、「絶対に都知事になりたい」という思い が自分になかった、と振り返っている)。

<選挙の勝利をもたらした力を市政の前進へ>
  市長選に勝利し、市議会の構成も上原市政2期目に比べれば与党に有利なものになった。しかし、相変わらず市長与党だけでは過半数に達していない状況に変わ りは無い。まちづくりや財政など、課題が山積する中で、市長選で発揮されたパワーをこれからは関口市長を支えて市政を前進させるために使っていかなければ ならない。まだまだ国立は重要な局面が続く。

第95回 辻つじ反戦ながし

2007年06月24日 | 反戦・平和
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第95回 辻つじ反戦ながし

平和の木(あなたの平和の思いを、短冊に書いて貼ってください)
  • 国会が壊れている。教育三法を通して子どもたちの未来迄壊してしまうのか。
  • ぼくの家に犬がくるように。(犬)(ねこ)(うさぎ)
  • もったいない! たくさんの命を失ってやっと手に入れた、国家をしばる憲法、すぐれた人権のうしろ立て、この宝をすてたら、もったいない。
  • 雨ふらすな 平和の花散らす 雨ふらすな
  • お星様にお願い。世界中の人たちが幸せに暮らせますように。
  • 戦争のために憲法を変えようとする目論見が、最後には人々の平和を求める意思によって頓挫しますように。
  • 戦争がうばうモノは人命だけじゃない…!! 犬も猫も馬もネズミもみんなみんな死んでしまうんだ。「人間」のせいで!!
「希望は戦争」という絶望 
 「論座」の1月号に、赤木智弘という31歳フリーターの人が、「希望は戦争」という文 章を書いた。内容を大雑把にいうと、「このままでは我々の生活は絶対によくならない。戦争でも起きて社会が流動化した方が希望がある」というものである。 一見するととんでもない乱暴な議論だが、問題なのは、赤木のようないわゆるワーキングプア(働いているのに生活保護基準以下か同程度の収入しか得られない 人たち)と呼ばれる階層の人たちが、そのような意識を抱いてしまうほど、本当に希望がない生活を強いられているということである。
 赤木の議論に対し、4月号で森達也、鎌田慧、斎藤貴男などの知識人が反論している。多くの人は「戦争になったら行かされるのは赤木さんのような層の人 だ」と述べたが、赤木は6月号で「そんなことは分かってる。このまま生きていても何もいいことは無いのだから、名誉の戦死をした方がまだましだ」と再反論 した。つまり、現在の生活にどうしようもなく苦しんでいる彼(ら)にとっては、今の日本の「平和」は守るべき価値のあるものではまったくないのだ。そうい う人たちに、「日本を戦争ができる国にしてはいけない。憲法9条を守ろう」と言っても、心に響くことはない。
  赤木氏の6月号の言説で印象に残ったのは、「正規雇用層の処遇を引き下げることで『格差是正』すべきだ」という八代尚弘の主張に、「本気で弱者を救おうと いう意思を感じた」と述べていることである。彼に対して、「そんなことをしてもあなたの生活はよくならないよ」と言っても、意味がないのだろう。彼は、自 分のような層の生活がよくなるということは絶対にありえないという前提に立っており、自分より相対的に真っ当な生活ができている人たちが自分たちに近い生 活まで引きずり落とされることこそが、「救い」なのだろう。 雨宮処凛が「月刊オルタ」5月号で赤木氏と対談した感想を「群像」6月号に書いている。雨宮は、かつて右翼だった自分が左傾化「できた」のは、「生活に余 裕ができたからではないか」と述べている。身も蓋もないことだが、これが現実なのだ。
  ここから見えてくるのは、「9条を守ろう」という運動だけでは、9条を守ることはできないということだ。赤木のような人たちの深い深い絶望に寄り添うことが、全ての左翼に求められている。

憲法再生フォーラム公開シンポジウム

2007年06月22日 | 反戦・平和
憲法再生フォーラム公開シンポジウム

『憲法60年目の現実:国民投票法と政治状況』


  日 時 2007年6月22日(金)19:00~21:00
  講 演 「グローバル化と憲法第9条」君島東彦(立命館大学教員)
  パネル討論
      君島東彦、杉田敦(法政大学教員)、間宮陽介(京都大学教員)、
      山口二郎(北海道大学教員)、司会:岡本厚(「世界」編集長)
  会 場 法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎4階・S405教室
      (JR・東京メトロの市ヶ谷駅および飯田橋駅)
  資料代 一般500円/学生300円
  主 催 憲法再生フォーラム
  連絡先 事務局(メール:saiseiforum@gmail.com FAX:03-3264-9448)
  共 催 法政大学ボアソナード記念現代法研究所(TEL:03-3264-9380)

憲法再生フォーラムについて】
 憲法再生フォーラムは、2001年9月に発足した研究会です。 「日本国憲法の基本的諸価値に積極的な意義を認め、それを擁護し、発展させていく立場」に賛同した人々により運営されています。 これまでに、『暴力の連鎖を超えて』、『有事法制と憲法』(岩波ブックレット)、『有事法制批判』、『改憲は必要か』(岩波新書)などを出版しています。 

毎日新聞記事

2007年06月20日 | メディア・論壇
朝鮮学校を知ろう 国立市役所で写真展

【写真】安海龍さんが撮影した豊橋朝鮮初級学校の光景

 在日コリアンの教育の歩みを伝える「朝鮮学校を知るための写真展」が国立市役所1階市民ロビーで開かれている。
 韓国人映像作家の安海龍(アン・ヘリョン)さんが、豊橋朝鮮初級学校(愛知県豊橋市)を取材した写真25点を披露。そのほか西東京第1朝鮮初中級学校(立川市錦町)の歩みを撮影した約25点の展示や同校の変遷を説明した年表も掲示されている。
 写真展は市民団体「朝鮮学校に教育保障を!オッケトンムの会」と国立市が共催。オッケトンムは朝鮮語で「肩を組む仲」「竹馬の友」の意で、同市が同校の 児童、保護者への補助金を廃止しようとしたことに対し、継続要請活動を行った保護者や市民らが04年、「ともに差別を乗り越えよう」と活動を始めた。同会 代表の千地健太さん(26)は「写真展をきっかけに、朝鮮学校への理解を広げたい」と話す。
 30日まで。最終日には市役所3階会議室で、同校の慎基成(シン・ギソン)校長と安さんの講演を予定。問い合わせは同会(042・573・4010)。【酒井祥宏】

朝鮮学校を知るための写真展

2007年06月18日 | 子ども・学校教育
このたびオッケトンムの会では、国立市と共催で、「朝鮮学校を知るための写真展と講演会」を企画しました。写真や講演を通して朝鮮学校のことを広く知ってもらい、学校と子どもたちへの教育保障を進めていこうという趣旨です。

写真展の内容は、①韓国の映像作家である安海龍(アンヘリョン)さんが愛知県豊橋の豊橋朝鮮初級学校を取材し、撮影した作品、②西東京朝鮮第一初中級学校の設立から今日に至る歩みを収めた写真、という二本立てです。①は、韓国人からみた朝鮮学校というユニークな視点があり、②の方は、歴史的に貴重な写真です。また、最終日には講演会も開催されます。

展示期間:6月18日(月)~6月30日(土)
*会場が市役所なので23日(土)24日(日)は見れません。ご注意ください。30日(土)は13~17時は見ることができます。
会場:国立市役所1階 ロビー

主催 朝鮮学校に教育保障を!オッケトンムの会と国立市の共催
後援 国立市教育委員会

生活保護を考える夕べ

2007年06月13日 | 反貧困・生活保護

 早稲田の交流スペース「あかね」で生活保護問題の学習会があります。
 日本社会に絶望的な「貧困」が広がる中、人として最低限度の生活を保障するはずの生活保護の現場では、違法な申請拒否によって餓死者まで出す現状が明るみに出てきました。
 今ほど生活保護制度についての正確な知識の普及が求められているときはありません。しかし、生活保護法がどのような法律で、現実にどのような制度となっているのかなどはあまり知られていないのが現状です。
 そこで、生活保護制度に詳しい方に生活困窮者や支援者のために役立つ基礎知識を分かりやすく解説していただきいます。
  生活保護法の基礎知識/主な裁判事例
  「水際作戦」の実態/「闇の北九州方式」/生活保護を巡る諸問題

  日 時 2007年6月13日(水)19:00~
  講 師 中井隆一さん(生活保護問題研究家)


玉本英子さんのイラク報告

2007年06月10日 | 反戦・平和

玉本英子さんのイラク報告

『バグダッドは、いま・・・』

  日 時 2007年 6月10日(日)19:00~21:00

  場 所 立川中央公民館3階第2教室
      (JR立川駅南口7分 立川市柴崎町1-1-43  TEL:042-524-2773)
  お 話 玉本英子さん
      アジア・プレスインターナショナル所属のジャーナリスト。デザイン事務所を退職後、
      ビデオジャーナリストを志し、コリボ、アフガニスタン、イラクなどの取材を行う。 40歳。
  資料代 500円(お茶付き)
  主 催 玉本英子さんのイラク報告を聞く会
      Tel/Fax 042-479-2335(いけだ) 042-524-9863(かとう)

 イクラ戦争から4年、まだ戦争は終わっていません。それどころかますます多くの人びとが殺され、生活基盤は崩壊し、国を出ようとする人びとの波は続いています。いまイラクで、とくに混迷をきわめるバグダッドで、何がおきているのでしょうか?  イラク取材を続けている玉本さんは、この4月、恐怖と荒廃の街となったバグダッド、とくに宗派抗争が先鋭化している地区に入り、人びとの厳しい暮らしの現実と率直な声を映像におさめてきました。
 新聞紙面やTV画面から、イラク報道は極端に減りました。 米兵の死者三千人余り、イラクの死者二十数万人、昨日の自爆テロでの死者OO人、という数字以外に、私たちはほとんど実態を知ることができません。フリー のジャーナリストも街を歩いて取材することは非常に困難だそうです。そんな中で、「バグダッドに残っている人びとはどんな思いで日々を生きているのか。現 場に出て、できる限り人びとの声を聞くよう努力しました」という玉本さんの映像とお話は、たいへん貴重なものと思います。
 中間選挙の結果、アメリカ国民はイラクからの撤退を選択しています。イギリスのブレア首相は参戦の責任をとって退陣しました。しかし、我が日本政府は「開戦は正しかった。自衛隊派兵も継続する」と、今国会で、派遣法延長を決めました。
 現地レポートの映像とお話のあと、イラク土産のお茶を飲みながら、自由討論の時間も持つ予定です。ぜひご参加ください。

NHK放送『追い詰められるシングルマザー』

2007年06月06日 | メディア・論壇

 6月6日(水)朝8:35~9:25のNHK「生活ほっとモーニング」で、児扶手削減問題など、母子家庭の窮状が取り上げられます。(6日に大リーグ中継が入る場合は、週内で放送日変更予定)
 しんぐるまざぁず・ふぉーらむの赤石千衣子さんも出演される予定だそうです。

『追い詰められるシングルマザー ~迫る 児童扶養手当削減~』
 母子家庭が苦境に立たされています。母子家庭1世帯あたりの平均所得は、一般世帯の半分以下。8割以上が生活困窮感を訴えています。
  そんな中、収入の少ない母子家庭に支給される児童扶養手当が、社会保障費縮小の流れの中、来年から削減されることになりました。松山市で4人の子供を育て る37歳の女性は、月5万円あまりの児童扶養手当を受けています。もともとは正規雇用で働いていましたが、子育てとの両立のため、働き方を派遣に変えざる を得ませんでした。手取りは月10万前後。扶養手当とあわせ、ぎりぎりのやりくりです。少しでも減額されれば、生活に影響が出ると、不安を隠せません。母 子家庭の現状をお伝えします。


どう使ったらいい?1億円のひとり親基金

2007年06月03日 | 子ども・学校教育
(↑)スペースF

どう使ったらいい?1億円のひとり親基金

  日 時 2007年6月3日(日)14:00~16:00
  場 所 くにたち福祉会館 3階 大和室
  主 催 国立ひとり親基金を考える会&国立シングル・マザーの会(担当・藤井)
  連絡先 042-573-4010(共同事務所「すぺーすF」)
      (13時~17時 火曜日から土曜日までスタッフ在中
       連絡は伝言になります。できましたらFAXでお願いします。)

 国立では、来年から200世帯で児扶手が減額されます! 児童扶養手当の減額が来年に迫り、生活保護の母子加算が廃止され、今後、母子家庭には、ますます厳しい社会状況が予想されます。
 市民からの1億円の寄付を基にして05年に『母子家庭等の自立支援および子育ち支援基金』ができましたが、06年度予算ではレクリエーション【30世帯参加】と自立訓練給付金【対象は5名】に約80万円が使われただけです。
 ひとり親と子育ち支援のために使われるはずの基金ですが、未だに長期的なビジョンもなにも検討されていません。
 この基金を何にどう使ったらよいか、皆さんで話し合いましょう!
 関心のある方はどなたでもご参加下さい。

6・3生活保護問題対策全国会議設立記念集会@京都

2007年06月03日 | 反貧困・生活保護

<転送・転載大歓迎>
 日本社会に蔓延する「貧困」問題解決のために、多重債務問題と生活保護問題に取り組んできた弁護士などの活動家が手を結び、「生活保護問題対策全国会議」が設立されます。
 6月3日に京都市で設立記念シンポジウムが行われます。全国のみなさんの参加を呼びかけます。
(→チラシのダウンロード

生活保護問題対策全国会議 設立記念 京都集会
市民の力で貧困を絶つ! 社会保障運動と消費者運動の出会いと融合


主 催
 生活保護問題対策全国会議設立準備会 
共 催 全国クレジット・サラ金問題対策協議会

 2006年12月、貸金業規制法が改正され、消費者金融業者の金利が引き下げられることが決まりました。規制緩和の嵐が吹き荒れる世の中で、市民運動が、業界団体の強い巻き返しを押し返して実現した、近年まれに見る「快挙」でした。
 多重債務問題の背景には「貧困」があります。「貧困」を原因として多重債務に陥った人が人間らしい生活を取り戻すためには、自己破産等によって多重債務問題を解決するだけでなく、生活保護を始めとする社会保障制度を活用することが不可欠です。
 ところが、肝心の生活保護制度では、「水際作戦」と呼ばれる窓口規制など
違法な運用が蔓延し、餓死、自殺などの悲惨な事態が頻発しています。さらに、国や地方自治体は、老齢・母子加算の削減・廃止を実施したほか、保護基準そのものの見直しや5年の有期保護を検討するなど、なりふり構わぬ保護費削減策を押し進めています。
 こうした動きを押し返すためには、どうすればいいのか。「高金利引き下げ」という快挙をなしとげた運動の「知恵と力」が社会保障運動に大挙してなだれ込み、何をなすべきか。報告者・パネリストの皆さんと一緒に考えたいと思います。

[基調講演]危機に瀕する生活保護制度・運動の到達点と課題
  竹下義樹さん(弁護士・全国生活保護裁判連絡会事務局長)
[オープニング]トーンチャイム演奏「今池十二楽坊」の皆さん
  ※生活保護施設利用者と元利用者でアパート生活をしている14名の皆さん
[当事者の訴え]「水際作戦」被害者等生活保護利用者の方々など
[パネルディスカッション]高金利引き下げ運動の知恵と力を貧困問題につなげよう
  コーディネーター:尾藤廣喜さん(弁護士・全国生活保護裁判連絡会代表委員)
           湯浅誠さん(ホームレス総合相談ネットワーク事務局)
  パネリスト:木村達也さん(弁護士・全国クレジット・サラ金問題対策協議会代表幹事)
        宇都宮健児さん(弁護士・日本弁護士連合会多重債務対策本部・本部長代行)
        新里宏二さん(弁護士・同事務局長)
        本多良男さん(全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会事務局長)
[各種団体からの報告と訴え]
  全国公的扶助研究会、全国生活と健康を守る会連合会、3.24貧困東京集会実行委員会、
  北九州市生活保護問題全国調査団、DPI日本会議、首都圏生活保護支援法律家ネットワーク、
  全国青年司法書士協議会、日本弁護士連合会 等

資料代 一般の方=500円 弁護士・司法書士=1000円
日 時 2007年6月3日(日)12:30~17:00(12:00受付開始)
場 所 京都アスニー
    〒604-8401 京都市中京区丸太町通七本松西入ル 電話(075)802-3141
問合せ 〒530-0047 大阪市北区西天満3-14-16西天満パークビル3号館7階
    あかり法律事務所 弁護士 小久保哲郎
    TEL 06(6363)3310 FAX 06(6363)3320


教科書を読む会

2007年06月03日 | 反戦・平和

教科書を読む会【第9回】
 (偶数月の第一日曜日の午前中に、公民館で行っています)

  日 時 2007年6月3日(日)10:00~12:00
  場 所 国立市公民館・講座室
  内 容 中学校「公民」教科書(清水書籍版)を読みます
  主 催 教科書を読む会

◆国立市の公立小学校で使われる教科書をいっしょに読みませんか。子どもたちが、今の社会の何を、どのように学んでいるのかを確かめ、市民としてより良い教科書選びができるようになればと考えています。

◆ニュース◆ 「つくる会」教科書採択の野望の第一歩は阻止
 国立市長選ご苦労様でした。関口さんが市長になることによって、まずは「つくる会」教科書の採択阻止の土壌はできました。今後は、欠員の教育委員に誰がなるのかということが注目されます。それと、来年度開校の都立中高一貫校(北多摩高校・武蔵高校)での教科書採択がこの夏に行われますが、「つくる会」教科書を採択させない取り組みが緊急の課題になっていま。署名などにもご協力を。