キューバ・センチメンタル
Cuba Sentimental(59分/カラー/DV/2010年)
田沼幸子監督作品
上映&対談 田沼幸子&太田昌国
7月28日(土)pm4:30(終了後、通常営業)
7月29日(日)pm3:00&5:00
pm5:00の会終了後、田沼幸子監督&太田昌国氏の対談有り
7月30日(月)pm7:00(終了後、pm10:00迄営業)
料金:¥1000(特にご予約は受け付けません。当日直接会場にいらして下さい)
7/29(日)対談終了後、懇親会がございます。(有料)
会場:キノ・キュッヘ:木乃久兵衛
(JR国立駅南口下車富士見通り徒歩15分、国立音大付属高校向い、文房具店地下1F
立川バス、多摩信用金庫前より立川駅南口行き、又は国立循環で約2分「音高前」下車20メートル戻る)
主催:キノ・キュッヘ
問合せ:キノ・キュッヘ(木乃久兵衛)042-577-5971pm2:00以降
ドキュメンタリー映画『Cuba Sentimental』(59分/カラー/DV/2010年)
監督・撮影・編集:田沼幸子
編集助手:レオニード・ロペス
監修:市岡康子
音楽:Eduardo Martín
日本から文化人類学の院生として調査のためにハバナに滞在した私は、キューバ人の友人のグループに出会った。その後、彼らのほとんどがキューバを去った。イギリス、スペイン、チリ、アメリカ合衆国———たまたまたどり着いた未知の土地へと。私は彼らをいま住む場所に訪れ、撮影し、それをまた別の土地に住む共通の友人たちにみせながら旅をした。彼らは、ひとりが「実験」と呼ぶ母国の生活とはかなり異なる世界にそれなりに順応していた。しかし、それは静かだが深いショックを受けながらのことだ。ユートピア的な夢を描く場から移動することによって、彼らのもっとも深く感情的なものと関係——友人、家族、そして希望——が揺らいでいた。
【Cuba Sentimental 監督・制作者プロフィール】
田沼幸子(キューバをフィールドとする人類学者。ドキュメンタリー映画監督)
主著に『ポスト・ユートピアの人類学』(石塚道子・冨山一郎と共編、人文書院、2008年)、『コンフリクトから問うーーその方法論的検討』(冨山一郎と共編、大阪大学出版会、2012年)がある。
映像の可能性にひかれ、科学研究費補助金「キューバからの越境における希望と実践の人類学的研究」(若手研究B)を受けて、2007年夏より撮影を開始する。同年9月に大阪大学GCOE「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」にてプロジェクト「映像作成による人文学の国際研究教育の可能性」を立ち上げ、民族誌映画やドキュメンタリーの上映会や映像作家の招聘をしつつ若手研究者と共同研究を行う。日本文化人類学会第42回研究大会では、分科会 Rethinking “the Visual” を主催し、雑誌『コンフリクトの人文学』第2号では、同名の特集号を編集した。「クラ—西太平洋の遠洋航海者」(1971年)のディレクターとして知られる市岡康子氏に2007年秋に出会って以来、研究会でのレクチャーおよび制作映像に関する指導を受け、初の映像作品となる本作を完成する。
【対談者プロフィール】
太田昌国(編集者、ラテンアメリカ・南北問題研究)
北海道釧路市に生まれる。東京外国語ロシア語学科卒業。卒業後メキシコへ行く。働き、放浪の旅をして、ラテンアメリカ各国で3年半を過ごす。帰国後、出版社「現代企画室」で企画・編集の仕事をして現在に至る。
ボリビアの映画集団ウカマウの作品の自主上映・共同製作にも携わる。ラテンアメリカを軸とした独自の第三世界論を展開しながら、近年は日本の政治・社会・文化状況に鋭く切り込む意見を発表し続けている。
主な著書に「鏡の中の帝国」「千の日と夜の記憶」「『ペルー人質事件』解読のための21章」「ゲバラを脱神話化する」「『拉致』異論」など。翻訳書に「髪の下僕かインディオの主人か」「ゲバラ コンゴ戦記1965」など