母の愛用品 「寅さん足袋」

母の野良仕事は、この足袋でする。

通称、「親方・寅さん」

町の金物屋さんで売っている。１４００円ぐらいだった。
どうも大工さんらが使う足袋のようだが
いつのまにか、農業関係のおばちゃんらのあいだで
評判の足袋になった。

僕らは普段の作業靴は長靴が多い。
地下足袋もいまだ履いたことはない。

でも母が言うに、この足袋は使い心地がいいらしい。
磨り減ってきては、僕に「また買うてきてくれるけ」と
頼むのだ。
時々、売り切れていて注文をして帰るときがある。

見ようによればＦ１レーサーらが履く
レーシングシューズに似ている。