〔15.1.10.日経新聞:企業1面〕
日本化薬は主力の高崎工場(群馬県高崎市)を増強する。約30億円を投じ新たな製剤棟を建設する。がん治療用の注射剤の生産能力を約5割増やす。稼働は2016年5月の予定。がん治療でも後発医薬品の需要が増えていることに対応する。
新棟は地上2階建てで延べ床面積は約2000平方メートル。注射剤を凍結乾燥させたり容器に充填したりする設備を置く。新棟では、近く製造承 . . . 本文を読む
〔15.1.10.日経新聞:企業1面〕
小林製薬は9日、中国で生産している芳香消臭剤の一部とウエットマスクの生産を国内に順次移す方針を明らかにした。1ドル=120円前後の円安が続いており、国内回帰で生産コストを抑える。対象製品の年間売上高は約30億円。その他の製品も為替の動向をみながら検討する。
同日、東京都内で開かれた新製品説明会で小林章浩社長が「円安の流れが当面持続する可能性があるため、 . . . 本文を読む
〔14.12.30.日経新聞:投資情報面〕
ポーラ・オルビスホールディングスの2015年12月期の連結業績は、営業利益が今期予想に比べ13%増の200億円程度になりそうだ。国内は「ポーラ」ブランドを取り扱う店舗を増やし売り上げを伸ばす。苦戦している中国事業はインターネット販売を増やすなどでテコ入れする。不採算店の削減など合理化も進め、営業利益は過去最高を更新する見通しだ。
売上高は同4% . . . 本文を読む
〔14.12.27.日経新聞:投資情報面〕
花王の株価は2014年、上場66年目にして「成長株」のような値動きになった。年間で50%弱上昇し、14年ぶりに上場来高値を塗り替えた。2014年12月期で国内上場企業最長となる25期連続増配を可能にする高い収益力が、改めて株式市場で評価された。伸びるアジア内需を取り込む成長シナリオも明確になってきた。沢田道隆社長に道筋を聞いた。
――国内の消費 . . . 本文を読む
〔14.12.27.日経新聞:投資情報面〕
ライオンの2014年12月期の連結業績は、営業利益が前期比11%増の120億円程度と、従来予想並みの水準を確保する見通しだ。日本やアジアで歯磨き関連製品が高めの価格帯を中心に伸び、売上高を押し上げる。海外での販売促進費などの増加を増収効果で吸収し、営業利益は11年12月期以来3年ぶりに過去最高を更新する見通しだ。
売上高は4%増の3650億円 . . . 本文を読む
〔14.12.26.日経新聞:企業2面〕
ハイドロシャトルを拡販し、水素スタンドでシェア3割を狙う
産業ガス大手の大陽日酸は導入費が現在の半分で済む移動式水素スタンドを開発する。充填機器の改良や部品の見直しで2016~17年をめどにガソリンスタンドに近い1億円台に引き下げる。現行の機種を含め25年までに300台程度をスタンド運営業者に供給する目標だ。低コストの移動式が広がれば、燃料電池車 . . . 本文を読む
〔14.12.24.日経新聞:企業面〕
東ソーは自動車の排ガス浄化装置に使う化学製品「ゼオライト」の新工場をマレーシアに建設する。投資額は約100億円とみられ、2017年の稼働を目指す。東ソーのゼオライトの生産能力は3割増える。中国をはじめアジア各国で環境規制が強化される見通しで、需要拡大に対応する。
ゼオライトはアルミナやシリカでできた化学物質。粉末状にして自動車のマフラー内に塗る。排ガ . . . 本文を読む
〔14.12.23.日経新聞:投資情報面〕
ポーラ・オルビスホールディングスはM&A(合併・買収)など戦略投資の枠として300億円を設ける方針だ。買収先はスキンケア化粧品のブランドを持つ会社で、アジアに流通網を持つところを想定している。ポーラHDは2011年以降に相次ぎ買収した海外ブランドの収益化を急いでおり、今後もM&Aを使ってアジアなど海外事業を拡大する。
同社は現預金や投資有価証券 . . . 本文を読む
〔14.12.23.日経新聞:企業1面〕
日東電工は2015年春をメドに、宮城県の事業所で「核酸医薬」と呼ぶ新しいバイオ医薬品の受託製造を始める。核酸医薬は副作用が少ないとされ、がんの治療薬などとして研究開発が進む見通し。同社は既に米国で受託製造しているが、日本でも医薬ベンチャーや大学に需要があるとみて受託事業に乗り出す。
核酸医薬は病気の原因となる遺伝子の働きを抑えるのが特徴。同社は肝 . . . 本文を読む
〔14.12.22.日経新聞:社会2面〕
昭和電工グループで東証1部上場の化学品商社「昭光通商」が東京国税局の税務調査を受け、2013年12月期までの4年間に2億数千万円の所得隠しを指摘されていたことが21日、関係者への取材で分かった。業務委託費を計上した取引先に実体がなく、同社が実際の支出先を明らかにしなかったため、「使途秘匿金」に当たると認定された。
使途秘匿金課税や重加算税を含む追徴 . . . 本文を読む
〔14.12.20.日経新聞:投資情報面〕
花王の2015年12月期の連結営業利益は、今期予想に比べ15%増の1500億円前後になりそうだ。今期に続いて過去最高を更新する。国内とアジアで、洗剤や紙おむつなど日用品の販売が伸びる。国内では高付加価値品を増やして販売単価を引き上げる。洗剤原料のヤシ油の価格低下が見込まれることも増益に寄与する。
売上高は1%増の1兆4000億円強になりそうだ . . . 本文を読む
〔14.12.19.日経新聞:投資情報面〕
農薬メーカーのクミアイ化学工業が18日発表した2014年10月期の連結決算は、純利益が前の期比28%増の30億円だった。除草剤などの販売が国内外で伸び、5年連続で過去最高益を更新した。配当は前の期比1円増の年7円とする。
売上高は12%増の553億円だった。国内では水稲栽培で使う除草剤や殺虫剤が伸びた。
海外では米国で遺伝子組み換え大豆など . . . 本文を読む
〔14.12.19.日経新聞:企業2面〕
富士フイルムホールディングス(HD)の古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO)は2018年以降に複数の新薬を発売し、医薬品事業を拡大する方針を明らかにした。インフルエンザ治療薬「アビガン」では、エボラ出血熱への効果を検証するギニアでの臨床試験(治験)の結果次第で、増産に踏み切る考えを強調した。
古森会長は「現在、抗がん剤やアルツハイマー治療薬の治験を . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:消費Biz面〕
資生堂は17日、2020年度までの経営戦略を発表した。国内を中心に今後3年で全体の2割のブランドを廃止する一方、広告宣伝などのマーケティング費用を千億円増やして主力ブランドの販売促進に充てる。4月に外部企業出身者として初めて就任した魚谷雅彦社長が最優先のテーマに打ち出したのは、国内事業の立て直しのためにブランドの選択と集中で若者層を取り込むこと . . . 本文を読む
〔14.12.16.日経新聞:マーケット商品面〕
汎用合成樹脂の一つで、包装材や日用品などに幅広く使うポリエチレン樹脂の国内取引価格が約2年3カ月ぶりに下落した。原油価格の急落で石油化学原料となるナフサ(粗製ガソリン)が大幅に値下がりしたのを反映した。これまでの原料高で採算が悪化していた需要家にとってはコストの減少につながる。原油安の影響が国内の素材市況に本格的に及んできた。
国内の . . . 本文を読む