〔15.2.4.日経新聞:企業2面〕
富士フイルムは3日、フランスの公的研究機関と共同でエボラ出血熱の感染者を迅速に発見する検査システムを開発すると発表した。写真フィルムの現像で使う増幅技術を活用し高感度で感染の疑いがあるか調べられるようにする。現在数時間かかる検査を15~30分に短縮することを目指す。
検査カートリッジに患者の血液を入れ、装置本体にセットするとエボラウイルスがないかを自動で . . . 本文を読む
15.2.1.日経新聞:企業面〕
【ヤンゴン=松井基一】関西ペイントは年内にもミャンマーで塗料生産を始める。今春をメドに現地企業と合弁で生産子会社を設立。合弁相手の既存工場を拡張するなどして月産能力1千キロリットルのラインを稼働する。日系の塗料大手がミャンマーで現地生産に乗り出すのは初めて。2020年までに年1万キロリットルの生産を目指す。
新会社は現地の塗料大手ニン・タ・ジン・ウーとの合弁 . . . 本文を読む
〔15.1.31.日経新聞:投資情報3面〕
資生堂が30日発表した2014年4~12月期連結決算は、経常利益が前年同期比42%減の205億円だった。国内は低価格帯でヒット商品が乏しく、訪日外国人客の「インバウンド需要」の押し上げ効果も限られた。中国は商品戦略のつまずきで販売が伸び悩む。国内外で拡大するアジア需要への対応が遅れ、同業他社に比べ苦戦が目立った。
直川紀夫最高財務責任者(CFO . . . 本文を読む
〔15.1.31.日経新聞:投資情報1面〕
住友化学が30日発表した2014年4~12月期の連結決算は、純利益が472億円と前年同期比92%増えた。サウジアラビアの石油化学関連会社ペトロ・ラービグの操業が安定し、営業外損益に計上する持ち分法投資利益が200億円(前年同期は4億4千万円の損失)に膨らんだ。
売上高は7%増の1兆7229億円、営業利益は前年同期並みの713億円だった。原油安で原料 . . . 本文を読む
〔15.1.30.日経新聞:投資情報1面〕
ハイブリッド車の普及などで電装化が進み、半導体需要を押し上げている
信越化学工業が29日発表した2014年4~12月期の連結決算は純利益が1000億円と前年同期比8%増となった。半導体シリコン事業の利益がスマートフォン(スマホ)市場の拡大などを背景に急拡大したほか、大半の事業で増益を確保した。原料価格の上昇などが響いた主力の塩ビ・化成品事業は減益 . . . 本文を読む
〔15.1.29.日経新聞:投資情報面〕
富士フイルムホールディングスは28日、2015年3月期の連結純利益(米国会計基準)が従来予想を250億円上回る前期比36%増の1100億円になる見通しだと発表した。円安に加え、株式評価益212億円が発生した。株主配分を強化し、年間配当は従来予想より10円多い前期比10円増の60円とする。500億円を上限に自社株買いも実施する。
売上高は2%増の2 . . . 本文を読む
〔15.1.29.日経新聞:投資情報面〕
三菱ケミカルホールディングスの2014年4~12月期の連結営業利益は1200億円超と前年同期比4割増となったようだ。スマートフォンや自動車などの需要増を背景に機能材やコーティング材料など素材が伸びた。原油安はプラス・マイナス両面に表れて相殺したが、いまの原油価格が続けば15年3月期通期では悪影響のほうが強まる可能性もある。
売上高は8%増の2兆6 . . . 本文を読む
〔15.1.28.日経新聞:投資情報面〕
日本触媒の2014年4~12月期は、連結営業利益が前年同期比約2.5倍の185億円前後になったようだ。主原料のナフサ価格の下落が利益を押し上げた。12年9月に起きた姫路製造所(兵庫県姫路市)の爆発事故で止まっていた製造設備が14年2月に完全復旧したことで生産量が増え、紙おむつ材料の高吸水性樹脂(SAP)や原料のアクリル酸が伸びた。
売上高は31% . . . 本文を読む
〔15.1.22.日経新聞:投資情報面〕
ユニ・チャームの2014年12月期(4~12月の9カ月間の変則決算)は、営業利益が590億円程度(前年同期は491億円)となったようだ。従来予想(566億円)を24億円上回る。国内で高価格帯の紙おむつの販売が好調だったほか、中国や東南アジアなど海外で中間所得層の拡大を背景に販売を伸ばした。
営業利益はアナリスト予想の平均を示すQUICKコンセンサ . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:企業1面〕
三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱レイヨンは日東電工と提携し水処理事業で海外市場を開拓する。工場排水などを浄化して再利用する設備を共同で開発、中国やインドなど水不足に直面する地域で受注拡大を狙う。将来の共同出資会社設立も視野に入れる。米ゼネラル・エレクトリック(GE)など海外勢に対抗する。
両社はこのほど水処理事業で技術やノウハウを共有して製品 . . . 本文を読む
〔15.1.20.日経新聞:企業2面〕
水島製造所(岡山県倉敷市、写真)に車や電子機器に使うポリカーボネート樹脂原料の新製法を実証する設備を建設する。二酸化炭素(CO2)とアルコールを原料とし製造工程の環境負荷を減らす製法を採用する。生産能力は年1000トンで2017年1月の稼働を目指す。
ブログ主補記:ポリカーボネート樹脂の従来の製法はホスゲン(毒ガス。一酸化炭素と塩素から製造)を原料と . . . 本文を読む
〔15.1.20.日経新聞:企業2面〕
ダイセルは2015年夏をメドに、国内の主力生産拠点の播磨工場(兵庫県たつの市)でエアバッグの主要部品の生産ラインを増設する。タカタ製エアバッグのリコール(回収・無償修理)が拡大しており、ホンダから交換部品の生産を要請されていた。ダイセルは播磨工場を含め国内で100人程度の社員を新たに採用する。安定供給へ米国など海外工場でも増産を検討する。
ダイセルの札 . . . 本文を読む
〔15.1.19.日経新聞:企業面〕
信越ポリマーは自動車のオーディオ機能をタッチパネルで操作する際に使う電子部材「タッチスイッチ」を中国の工場で増産する。加工装置を新たに導入し、生産能力を2015年春に3倍の月15万個に引き上げる。内装のデザイン性が高まるタッチパネルが自動車市場で広がるとみて、需要拡大の動きに対応する。
中国・蘇州の工場に加工装置を新たに導入する。信越ポリマーは自動車向け . . . 本文を読む
〔15.1.14.日経新聞:投資情報面〕
日東電工の2015年3月期の連結営業利益は1000億円強に達する見通しだ。従来予想は880億円だった。06年3月期(892億円)以来9年ぶりに過去最高を更新する。スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)向け部材が好調で、円安も追い風となる。足元も需要は旺盛で16年3月期の業績も増益基調が続く公算が大きい。
同社は今期から国際会計基準 . . . 本文を読む
〔15.1.13.日経新聞:企業面〕
ダイセルは広島県大竹市にたばこフィルター原料の新工場を建設する。2016年秋にも稼働させ、全体の生産能力を1割増やす。投資額は100億円強とみられる。同社はたばこフィルター原料で世界シェア1割を持つ。13年にも能力を増やしたが、新興国の需要拡大でフル操業が続いており、さらに増強する。
大竹工場の敷地内に建屋とプラントを新設する。生産するのは植物性樹脂の . . . 本文を読む