日本株と投資信託のお役立ちノート

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ポリエチレンが下落 国内価格、原油・ナフサ安波及 需要家のコスト減少

2014年12月16日 | 7.化学
〔14.12.16.日経新聞:マーケット商品面〕

 

 汎用合成樹脂の一つで、包装材や日用品などに幅広く使うポリエチレン樹脂の国内取引価格が約2年3カ月ぶりに下落した。原油価格の急落で石油化学原料となるナフサ(粗製ガソリン)が大幅に値下がりしたのを反映した。これまでの原料高で採算が悪化していた需要家にとってはコストの減少につながる。原油安の影響が国内の素材市況に本格的に及んできた。

 国内の樹脂メーカーが今月に入り順次、販売価格を引き下げた。下げ幅は出荷先や取引量によって異なるが、おおむね1キロ6~10円(2~4%)だ。東京では汎用のフィルム用途で1キロ230~250円の取引が多いようだ。

 原料価格の下落が値下がりの理由だ。原油市況にほぼ連動するナフサのスポット価格は、秋口から下落基調にある。樹脂の値決め指標となる円建ての国産ナフサ価格は10~12月に前期比で6~8%下がる見通しが強まっている。

 昨年から今年前半にかけては、円安傾向や原油・ナフサ価格の高止まりを背景にポリエチレンも値上がりが続いていた。一方でポリ袋など製品への転嫁が十分に進まず、需要家の採算は悪化していた。ナフサが大幅に下がり始めた秋ごろから樹脂メーカーに対する値下げ圧力が強まっていた。

 足元の国内需要も力強さを欠く。原油・ナフサ価格は現在も軟調で、石化製品全般に先安観が強い。このため「樹脂の調達を年明け以降に先延ばしする需要家が目立つ」(有力樹脂メーカー)。

 実需面でも消費増税後の節約志向の高まりで買い物袋などの荷動きが鈍い。日本ポリオレフィンフィルム工業組合によると、レジ袋やゴミ袋に使う高密度ポリエチレンフィルムの10月の出荷量は1万5268トンと前年同月比9%減った。3カ月連続で前年実績を下回った。

 秋まで続いた国内石化メーカーの定期修理ラッシュが終わり、樹脂の生産量は回復傾向にある。一方、中国向けの輸出は伸び悩み「国内で余剰品の出回りが増えている」(樹脂商社)という。

 樹脂の値下がりで需要家のコストは減少しそうだ。工事用ブルーシートなど樹脂製シートを製造する萩原工業は「今後さらに樹脂が値下がりする見通しで、今年度の収益に寄与する」と期待する。
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