〔14.12.23.日経新聞:投資情報面〕
ポーラ・オルビスホールディングスはM&A(合併・買収)など戦略投資の枠として300億円を設ける方針だ。買収先はスキンケア化粧品のブランドを持つ会社で、アジアに流通網を持つところを想定している。ポーラHDは2011年以降に相次ぎ買収した海外ブランドの収益化を急いでおり、今後もM&Aを使ってアジアなど海外事業を拡大する。
同社は現預金や投資有価証券などとして600億円強を保有している。このうち半分を運転資金、残りをM&Aなど戦略投資に充てる。原則として追加の借り入れは想定しておらず、M&Aは300億円程度を上限にする考えだ。
同社は11年に米化粧品会社エイチツーオー(H2O)プラスホールディングスを買収。12年にはオーストラリアの化粧品会社ジュリークを買収した。2社の買収金額は計320億円程度となり、中国などアジア地域を中心に買収先ブランドの浸透を図っている。
国内の化粧品業界ではコーセーが4月にメーキャップ化粧品の米タルトを130億円強かけて買収した。
国内の化粧品市場の伸びは頭打ちとなっており、世界で競争力を高めるために既に確立されたブランドを持つ企業のM&Aが活発になっている。
ポーラ・オルビスホールディングスはM&A(合併・買収)など戦略投資の枠として300億円を設ける方針だ。買収先はスキンケア化粧品のブランドを持つ会社で、アジアに流通網を持つところを想定している。ポーラHDは2011年以降に相次ぎ買収した海外ブランドの収益化を急いでおり、今後もM&Aを使ってアジアなど海外事業を拡大する。
同社は現預金や投資有価証券などとして600億円強を保有している。このうち半分を運転資金、残りをM&Aなど戦略投資に充てる。原則として追加の借り入れは想定しておらず、M&Aは300億円程度を上限にする考えだ。
同社は11年に米化粧品会社エイチツーオー(H2O)プラスホールディングスを買収。12年にはオーストラリアの化粧品会社ジュリークを買収した。2社の買収金額は計320億円程度となり、中国などアジア地域を中心に買収先ブランドの浸透を図っている。
国内の化粧品業界ではコーセーが4月にメーキャップ化粧品の米タルトを130億円強かけて買収した。
国内の化粧品市場の伸びは頭打ちとなっており、世界で競争力を高めるために既に確立されたブランドを持つ企業のM&Aが活発になっている。