くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

エロエロエローラ

2006-02-09 03:29:30 | ノンジャンル

團 伊玖磨(だんいくま)のシルクロードと、芥川 也寸志(あくたがわやすし)のエローラ、黛敏郎(まゆずみとしろう)の饗宴、そして権代敦彦(ごんだいあつひこ)のピアノとオーケストラのためのゼロってのを聞きに行ってきました。
お気に入りは、エローラ。

インドのエローラ石窟院にあるカイラーサナータ寺院で魔術的空間に衝撃を受け、このときの感動から『エローラ交響曲』を作曲とありました。
ディアトニーク中心のクラスターなのかな、実に多様な響きを引き出している割に聞きやすい音の塊が立ち並んでいくかと思うと、その影からいきなりヘソ踊り?が飛び出したり、4+5拍子の熱狂的というよりキチガイじみた情熱のバーバリスティックな乱舞が繰り広げられたりってな感じで、圧倒的パワーと強烈なビート感に思わずのせられて、ブラボーって叫んでしまいました。
いやぁ~、なまじのハードロックやらプログレッシブロックなんかよりよっぽど刺激的でっせ。

最後の、オーケストラのためのゼロっての。
ん~、ゼロでんなぁ。
ピアノの鍵盤の両端あたりを同時にたたく、そんな音の組み合わせがメインで、なんか、冬の製材所見学みたいな響きの曲って気がしました。
プレス機もあったような...ははは。
いかにもいわゆる現代音楽風な曲。

とは言っても、今回のコンサートは、ディアトニーク中心のクラスター&複調~中心音&強烈ビート&魅惑の旋律ってな感じでまとまってたようです。
ま、中には「魅惑」も「旋律」も乏しかったのはありましたがね。
こりゃま、好みの問題っちゅうことにしましょ。

團伊玖磨のシルクロードと芥川也寸志のエローラは、買っとこうかなぁって思いました。