九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

血だまり  ー碁盤のウラー

2017年08月21日 | 日記

 碁盤をウラから見ることは、あまりない。
 碁盤といっても、正式な脚の付いた碁盤での話し。
 折りたたみ式などの簡便な板の碁盤ではない。

 碁盤をひっくり返してウラを見る。
 すると、真ん中のところに四角いくぼみが掘られている。
 このくぼみは何のためにあるのか、という話である。
                        □
 碁を打つ人にとっての絶対禁止事項は「助言、口出し」それから「待った」。
 ちなみみ、碁盤の脚は「梔子(クチナシ)」の花を模して作られている。
 「クチナシ=口無し」すなわち「助言や口出し」を戒めているのである。
                        □
 「待った」は勿論、言語道断。
 待ったをした者は、即、首をはねられても、やむなしとさえ言われた。
 はねた首は、碁盤をひっくり返し、その上に据えて見せしめとする。
 流れ落ちる血が周囲へ飛び散らないよう、くぼみをつけた。
                        □
 そんな由来で、このくぼみを「血だまり」と言うそうだ。

 
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2 コメント

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t血だまり (yosho)
2017-08-26 20:29:26
「血だまり」の解説は勉強になりました。
碁盤をひっくり返して見ました。血だまりがありました。贈呈;退職記念1989年吉日と友人の名前が書いてありました。友人は10年以上も前に故人になっており、久し振りに碁敵だった友人を偲びました。
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yoshoさん いらっしゃい。 (hiko)
2017-08-26 21:45:16
うちの碁盤は普段、押入れの中ですが、この記事を書くため引っ張り出して、ウラ返しの写真を撮りました。

ところで、お宅の碁盤は退職記念で頂いたものだとか、
色んな思い出が詰まっていて、いい話じゃないですか。
是非、血だまりの事も一緒に大切にして下さい。



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