九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

中村哲さん没後2年

2021年12月04日 | 日記

 アフガンの人道支援活動に取組んでこられた中村哲医師。

 アフガン問題は『パンと医療』だとされた中村哲さんは、砂漠化が進む土地を

 用水路を造って農地に変える灌漑事業にも取組んでおられた。

 その中村哲さんが、現地ナンガルハル州で何者かの凶弾に仆れ、今日で2年になる。

                    ■

 アフガンは米軍が撤退し、現在はタリバンの支配下である。

 タリバンと聞くと、かっての『バーミヤンの仏像破壊』や『女子教育の制約』など強面だが、

 タリバン政権の幹部は、中村哲さんが手掛けてきた用水路の灌漑事業を継続したいという。

                    ■

 タリバンは厳格なイスラム教の信奉者だ。

 経典のコーランには「貧者や旅人にはきちんとやるべきものは、やらねばならない」とか、

 「孤児は決して苛めてはならぬ。物乞いにも邪険にしてはならぬ」とか、あるらしい。

 タリバンも人の子であろう。

 アフガンの現状は食糧不足や飢饉の警鐘が、国連WFPからもなされている。

 今、中村哲さんの意志を継いで、アフガンへの人道支援が求められる。

                    ■

 私は、かつて「ペシャワール会」主催の中村哲さんの講演会を拝聴したことがある。

 話しの内容は、日本古来の『じゃ籠』が用水路の建設に有効だとのことを印象深く覚えている。

 そんなことで、中村哲さんを支える「ペシャワール会」のホームページを覗いて見た。

 そこには、アフガン支援の寄付を求める〔バナー〕が用意されている。

 毎年やってきた「NHK歳末助け合い、海外助け合い」から、今年は「ペシャワール会」へ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カネの有る奴ほどカネを欲しがる | トップ | マルクス『資本論』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事