九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

起承転結

2018年01月12日 | 日記
 まとまった文章を書くとき、よく使われるのが「起承転結」。
 この「起承転結」は、もともと漢詩を作る上での法則。
 それが一般の文章を書く時にも援用されるようになった。
                    □  
 まず、起は大一句で詩意を起こし、承は第二句で、これを受けつぐ。
 転は第三句で意を転じて別の境を開き、
 結は第四句で全体を結ぶ構成になっている。
 例を、よく知られた漢詩‘春暁’にとる。
                    □
 起 春眠暁を覚えず
 承 処々啼鳥を聞く
 転 夜来風雨の声
 結 花の落つるを知りぬ多少ぞ
                    □
 漢詩を引き合いに出すまでもなく、「男はつらいよ」の寅さん流で。
 
 起 本所横町の糸屋の娘
 承 姉は十八、妹は十五
 転 戦国大名は弓矢で殺す
 結 糸屋の娘は目で殺す
            
  
 
コメント (4)
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