住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

啐啄塾

2012-02-18 01:00:39 | 日記
昨夜、新しい勉強会の第1回目の例会が行われました。その勉強会の名前は、「啐啄塾(そったくじゅく)」といいます。
禅宗の言葉に「啐啄同時」という言葉があります。これは、たまごからひなが孵るとき内側から殻を割るのですが、実は同時に外側からは親鳥が殻をつついて割れやすいようにするという意味です。私が何かを行うということは決して一人ではできないということです。
この勉強会は何でもありの勉強会です。自分の好きな勉強をして、皆の前で問題提起をして、みんなで意見交換をするというものです。そして、私たちの学びの根底にはふるさとの石見のことをもっと知ろうということがあります。ふるさとのを知り、ふるさとを誇りに思えることによって私の人生が豊かになっていくと思っています。学ぶことを通して私がたくさんの方に支えられていることや石見の先人たちのはたらきを知る。「啐啄同時」に気づいていくのがこの勉強会なのです。