住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

試行錯誤

2010-01-31 22:36:05 | 日記
最近どうやったらお参りの方が増えるのかいろいろ考えています。
声かけをするのはもちろんですが、今回はある試みを行ってみました。
ささいなことなんですが。
ご講師の先生に、ご法話の講題をつけていただいて、
講題と一緒にご案内をしてみたのです。
よくある講演会には必ず講題かテーマがありますが、ご法座にはありません。
そこで、簡単でも内容を表す講題を入れて案内をしてみると
少しでも、興味を引く方が出てくるかもしれないと考えました。
ほんの少しのことなのですが、しばらくやってみようと思います。
ご法座というものはそういうものではない、という声もあるかもしれませんが
何もやらないよりは、いろいろ試行錯誤していこうと思っています。

というわけで、初法座の講題です。
「浄土真宗で一番大事なもの」
ご講師 飯南町赤名 真向寺 吉川光城 先生

どうぞお誘いあわせ、お参りください。

◆光善寺初法座のご案内はこちら◆


気づかなかったこと

2010-01-28 18:10:25 | 日記
先日ある方と話をしている中で、何の気なしに
「初法座にお参りして下さいよ~」
とお話ししました。
すると、
「法座って何をするのですか??」
との返答が。
私は当たり前のように「法座」というものをみんな知っていると思ったり
案内はがきを出したりしているのですが、
実は「何をしているのかわからない」とか「どうやって参ったらいいのかわからない」
という方が多いのかもしれないなあということに気づかされました。
確かに「教会のミサに来て下さいね~」と言われても
どのようなことをしているのかわからなければ、行きにくいものです。
開座する以上、こちらから情報提供をする必要があるなと思います。

というわけで、光善寺HPのTOPページに
初法座の詳細をのせておりますので、ご覧下さい。

光善寺HPこころのともしび

掲示板

2010-01-26 23:37:18 | 日記
今日、掲示板を張り替えました。
2月5日に行われる「初法座」のご案内です。
光善寺の掲示板は、境内から少し離れた県道沿いにあるのですが
境内まで上がることのできない方も、
道路沿いでご法義に遇うことができればいいなと思っています。
そして、掲示板を張り替えることによって、このお寺が動いている
ということを知らせたいのです。
掲示板以外にも、決まった時間に梵鐘が鳴る、決まった時間に本堂の灯りがつく、
門灯がいつもついている、境内まで来るとお香の香りがする、
本堂の戸が開いている、子どもの遊び場になる…

お寺という建物がそこにあるというだけではなく、動いているお寺の姿によっても
ご法義は伝わるのではと考えています。


鶏飯

2010-01-25 14:29:20 | 日記
先日、あるご門徒のお宅へ報恩講にお参りしました。
前日ご主人から「手作りですが簡単な食事をご用意しています」とのお電話を
いただきました。
そしてお勤めの後、用意していただいたお食事は
「鶏飯(けいはん)」というものでした。
知っている方も多いかもしれませんが、私は初めていただきました。
奄美地方の食べ方だそうなのですが
ご飯の上に具を乗せて、鶏でとった熱いおだしをかけていただきます。
汁かけごはんなのですが、これがとても食べやすい。
どんどん食が進みます。
なんでも鹿児島ではカレーライスと並んで子どもの好きな食べ物なのだそうです。

報恩講の後にこういったお食事をふるまっていただいて
またリラックスしていろんな話ができて、とても有難かったご縁でした。


地域力

2010-01-21 07:50:50 | 日記
昨日、隣町へお葬式にお参りしました。
お葬式はいろいろ考えさせられることが多いです。
死、別れ、後戻りできないつらさ、生きること…

こたびは、地域の力というものを改めて感じました。
江津市でも葬祭会館での葬儀屋さん中心のご葬儀が増える中、
今回は地域の方々中心でご葬儀が勤まりました。
会場こそ地域の集会所でしたが、亡くなられてから、臨終勤行、お通夜、葬儀、
お通夜と葬儀の司会、出棺、火葬場、野辺帰り、おときの準備等、最初から最後まで
地域の方々と一緒にお見送りをさせていただきました。
喪主さんはまだ30代。地元を離れていらっしゃるのでわからないこと
ばかりであったと思いますが、こうして地域の方々が親身になって
協力して下さったので、安心されたと思います。
そして何よりも、生前お世話になった故人をみんなでお見送りしよう
という地域の方々の思いが、嬉しかっただろうと思います。

あらためて、地域力というものが大切なのだなあと、感じたお葬式でした。