ありがとうございました。

今年もたくさんの方々のおかげで
1年を終えることができそうです。
ほんとうにありがとうございました。
また、このブログをいつも読んでくださって
ありがとうございます。

しかし、今朝もご門徒の方が亡くなられ、臨終のお勤めにお参りしました。
死には大みそかも正月もありません。
1日は同じように過ぎていきます。

でも、いったん生活をリセットするということは
けじめをつけるという点で大切なことかもしれません。
2011年もさらに高みを目指して、頑張っていきたいと思います。

このブログも来年も続けていこうと思っていますので
どうかよろしくお願いたします。


　　　　　　　　　　　光善寺住職　波北　顕

お取り越し

お取り越しとは、ご門徒のお宅の報恩講を年内中におつとめすることを言います。
本来の報恩講は1月16日（親鸞聖人のご命日）なので
年を手前に越してお勤めするところからそうよばれているそうです。

光善寺のご門徒さんのうち、お取り越しをするのは
海辺の集落のご門徒さんです。
今日は、温泉津町内のある集落へ行きました。
それにしても、今日は風が強く、寒い。
どちらかというと山で育った私は、海辺の強風は苦手です。

今日のような風雪の中
ご門徒の皆様方は報恩講の準備をされ
また先輩のご住職方は歩いてお参りされたのでしょう。

時代が違うと言えばそれまでですが、今日のような寒さの中
以前の姿を偲ばせていただくのは大切なことだと思いました。

そのお姿の中に仏法が伝わっていくのですから。

最後のお説教

昨日は同じ組内の前住職さまのお葬式でした。
この方は、一本芯が通っておられ、信念を曲げることのない方でした。
このお寺がある地域の光善寺のご門徒さんに
私が若い故言いにくかったことを代わりにズバッと言って下さったこともありました。

ここ何カ月かは床に伏した状態であったのですが
亡くなられる数日前に、何かうわごとのように話されるのだそうです。
ご家族の方が耳を近づけられて聴いて見ると
どうやらお説教をされているようなのです。

「現世利益は宗教ではありません…」

この言葉は聞き取れたそうです。
私も前住職さまの最後のお説教を確かにお聴聞させていただきました。

お内仏の報恩講

光善寺の報恩講は11月22・23日にお勤めしますが
お内仏の報恩講を毎年12月15日の夜にお勤めします。
今年は5名の方がお参りしてくださいました。
超冷え込んだ中、大変にありがたかったです。

親鸞聖人のお徳をおたたえした後
あったかいぜんざいをいただきました。





心も体も暖まったご法座でした。

靖国神社へ行きました。

築地別院での研修中、靖国神社へ行きました。







いろいろ問題意識を持てる場所ですが
なんというか、空気がピーンと張り詰めたような感じがありました。
そういう先入観があるからかもしれませんが。







遊就館などを複雑な思いで見学しました。
私は祖父が戦死しているので、いろんなことを考えた見学でした。