住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

僧侶のスタイル

2012-10-23 20:43:14 | 日記
今日は大田市のC寺さまの報恩講へお取り次ぎにお参りしました。
終わってからご住職とたくさん話しました。で、結論は、これからは様々なスタイルの僧侶がいた方がいいということ。お寺や資格にとらわれず、お念仏を喜ぶ僧侶が社会で様々な行動を起こせば面白いことになりそうだということです。
固定観念にとらわれない、生き方としての僧侶が必要になってくるのではないかなあ。

見送る

2012-10-18 02:06:19 | 日記
今日は葬儀がありました。葬儀後出棺して、火葬場へ向かう時のこと。
会場から火葬場までの途中、ちょうど故人の働いていたあるお店があります。その前を霊柩車が通る時、お店の中からわらわらと従業員の方が出て来られ、合掌してお見送りをされました。それどころか、そのお店の前のガソリンスタンドの従業員の方まで出てきて合掌してお見送りをするではありませんか。この方の生前の人柄や、お付き合いの様子を垣間見ることができました。
お見送りされた方々は、どんな思いで見送られたのでしょうか。

まなざし

2012-10-15 10:15:59 | 日記
昨日、大田市のK寺さまの報恩講へお参りしました。
K寺さまには5年生の女の子と年長組の男の子がいます。このたびの報恩講では、子ども用の衣をつくってもらって、親子で本堂でお勤めされていました。
私も子どものころからお勤めをさせられていて、結構嫌だったのですが、今となってはあの経験があったからお寺を継ぐという気持ちになったのかなあと思います。それは実は、仏さまがどうこうよりもお参りされている皆さんのあたたかなまなざしがあったからだと思っています。期待ではなく、見守っているまなざしがいいのでしょう。

非日常

2012-10-14 02:32:37 | 日記
今日は、同じ波積町のJ寺さまの永代経にお参りしました。
お参りと言っても、今日は純粋にお聴聞。何かとせわしい日常を離れて、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。
それにしても、本堂の空間って非日常だと思います。時間の流れが違うというか。
非日常や待ったりする時間というのはいろいろあると思いますが、仏さまがおられるというだけで違う感じがします。極端な話、講師のご法話がわからなくても、そこに座っていれば何か得られるというか。
お寺がホールと違うのは、そういうところだと思います。