住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

大遠忌法要をきっかけに

2013-09-19 00:42:01 | 日記
来る11月22日、23日の両日、光善寺では報恩講に合わせて親鸞聖人750回大遠忌法要をお勤めします。
今日はその法要を取り仕切る会行事さんと呼ばれる方々との打ち合わせがありました。今回は特に合わせて記念事業は行わないので、法要の趣旨を「お勤めと聴聞」に絞ることにしました。
それは難しいことではなく、お勤めと聴聞を大切に行おうということです。なぜなら、お寺という空間はこのお勤めと聴聞をする場だからです。いわば足元を見つめ、これからの光善寺はどうあるべきか、何を大切にしていくべきかを考えるきっかけにしたいのです。
今回協力してくれる2名の会行事さんは江津市内のお寺の副住職さんで、私より少し若い方々です。これからを担っていく人材と一緒に考えることによって、光善寺、いや石見のご法義の未来を考えていければと思っているのです。

お寺はテーマパークか

2013-09-15 22:19:54 | 日記
昨日、匹見町善正寺で開催された第5回達磨祭に行きました。
この祭、3回目からは益田市の助成を受けて、お寺と離れた形で開催されているとのこと。実行委員会があって会場がお寺ということです。いろいろな出店やコンサートがあり、楽しかったのですが、プログラムの中で「法話」をさせていただきました。行政が絡んでいると宗教的なことはちょっととなりがちですが、ここではそうではないようです。10分という短い時間でしたが、思う存分話してきました。
ある意味、お寺はテーマパークとなりえるのではないか。ディズニーランドが非日常を体験できるのであれば、お寺という空間も非日常を体験できる空間のハズです。仏法やお念仏が座りにある(テーマ)ならば、いろんな取り組みが出来るなあと考えることが楽しくなってきましたよ。


善正寺達磨祭の様子

ご法座を前に…

2013-09-02 03:32:05 | 日記
いよいよ今日、お盆法座です。ご法座の時は住職としては楽しみでもあり、不安でもあり。
楽しみなのはお聴聞。不安なのはお参りの人数。
私もそうであるように、ご講師の先生はあまりお参りの人数は気にされないのですが、住職としてはやはり一人でも多くの方にお参りいただきたいのです。
先日、笑顔で「お盆のご法座は温泉に行くのでようお参りしませんわ~」と言われました。そんなに笑顔で言わなくても。ついつい私も笑顔で「いいですよ~。次回お願いしますね~」と返してしまったではないですか。
聴聞は今生最後と心得るべし、と言いますが、次に、などと言うことは住職失格かなとも思ってしまいます。
本当は「今聞かなくては、間にあいませんよ!」と言わなくてはならないのでしょう。それくらいの腹の据わりを持ちたいものです。