住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

報恩講をお勤めしました。

2010-11-24 10:52:20 | 日記
11月22日・23日、報恩講をお勤めしました。
たくさんの方々のご協力によって、お勤めすることができました。
今年は何故か、変わったことをしていないのにお参りの方が多く、
お斎が足りなくなるというアクシデントもありましたが
皆さんの長年のご経験から、なんとかしのぐことができました。

しかし、毎年同じようにお勤めするということが
なんと大変なことなのかということを、毎年痛感しています。
変わらないでいるってことは、たくさんの方にご協力いただかないと
できないのだなあといつも思います。

お参りいただいた方々
ご協力いただいた方々
本当にありがとうございました。


報恩講の様子をHPの光善寺アルバムにUPしていますので、ご覧ください。

洞智山光善寺HP~こころのともしび~


うしろだて

2010-11-19 17:03:57 | 日記
写真の空き地には、かつてお寺が建っていました。川本町のある集落です。
どういういきさつかはわかりませんが、宗教法人も解散し
伽藍まで解かれてしまいました。
数年前まではまだ木材が積まれていましたが、もうありません。

私は曲がりなりにも僧侶として、一つのお寺をお預かりしていますが
実は「光善寺の住職です」という後ろ盾があって初めて活動できているのでは
ないかと思いました。
所在地にはきちんと光善寺の伽藍があって
ああこのお寺の住職かと
認識してくださいます。
では、お寺がなく、一人の僧侶としてという立場であるなら
今のような教化活動ができるのだろうか。
光善寺の住職から
一人の僧侶として
お念仏のみ教えに出遇えた親鸞聖人の門徒として
いったい何ができるのだろう。

空き地を見ながら考えました。

お寺の存在意義を考えた。

2010-11-17 23:53:38 | 日記
いよいよお寺の年間を通じての最大の行事、報恩講が近づいて参りました。
光善寺では、来る11月22日・23日の両日お勤めされます。

光善寺報恩講の詳細はこちらから


昨日・今日と報恩講に向けて、有志の方が境内の掃除をしてくださいました。
境内から裏の庭まで、隅々まできれいにしてくださいました。
本当は住職と寺族のつとめなのですが、他にもやることがたくさんあるだろうからと
買って出て下さいました。本当にありがたいことです。

あらためて考えてみますと、お寺の護持運営というのは
少なからずご門徒の皆様や地域の方々からの「善意」によって支えられています。
そこには利害関係で結ばれているのではなく、仏法というもので繋がっています。
近年は「坊主は必要だがお寺(伽藍)は必要ない」という声を聞きますが
お寺という場の存在意義が問われているのではないでしょうか。


報恩講が続きます

2010-11-13 20:20:26 | 日記
この時期はお寺の報恩講へお参りし合う「参り合い」が続きます。
今日は同じ温泉津組内のG寺さまへお参りしました。
このお寺は、境内に大きなしだれ桜があったり
庭が温泉津町の文化財だったり
もちろん紅葉がもきれいです。
そのうえ山門もとても立派なのです。
お聴聞はもちろんですが、境内でのんびりされるだけでも癒されるお寺です。
今日はそんなG寺さまで導師をさせていただきました。
G寺さまの阿弥陀さまはとにかく大きいのです。
まん前に座らせていただいて、そのお姿とはたらきに圧倒されました。

今年もご縁をいただきました。

2010-11-12 21:00:52 | 日記
毎年11月12日に報恩講のお取り次ぎのご縁をいただく大田市のS寺さま。
今年も本当に有り難いご縁をいただきました。
大田市の東側に行くと、報恩講のおときにつくのが
決まって、けんちゃんです。
光善寺では1月の御正忌報恩講のときにお出しするのですが
大田市のこのあたりでは、お取り越しの報恩講の際に
出されています。
今日は午前中葬儀があった関係で法要開始時刻ぎりぎりに到着したのですが
どうしてもけんちゃんをいただきたく、ご無理を言って
おときを出していただきました。
そのかわり、5分でよばれました。
でも、美味しかったです。
食堂では食べることのできない、伝統の味です。