今日の教養科目の授業準備をしていて、
留学生と学部生さんがおしゃべりをした後の感想レポート(去年までのもの)をぱらぱらとみていた時に、
私自身が数年前にちょっとしたカルチャーショックを受けたことに対して、同じような印象を持っていた学生さんがいたことを思い出し、
それを話の切り出しにしました。
「子供に将来なってほしい職業は何ですか」という問いに対し、留学生が、
「軍人です」と答えたという部分。
私自身が、日本語の授業をしていた時に、同じような質問をしてやはり「軍人です」という答えを聞いて驚いたことがあり、
修行不足を恥じたのですが、学生さんも驚いていた様子。
いや、「軍人」が悪い仕事だということではなくて、「軍人」とか、日本でいうと「自衛隊員」を真っ先に考える人は少数だと思ったのですよ。
でも、話を聞いていくと、
「実力本位で評価される」
「国を守り、人を助ける立派な仕事」
「社会的に安定している仕事」
という理由を挙げていくので、なんだ、同じじゃないか、と。
おそらく、ほとんどの人が「自分の子どもについてほしい職業の特徴」として同意されるのではないかと思います。
それが、国によって、「軍人」であったり、「政治家」であったり、「公務員」であったり、「教員」であったりするだけなんですよね。
ただ、それだけなんだけど、現れ方が自分の予想と違うとびっくりしちゃう。
表に出ていることの背景、例えば、海面に見える氷山しか見ないで、海面下にある部分に配慮がいかないということに意識を向ける必要がある、という話をさせてもらいました。
そして、いくつか異文化トレーニングのまねごとをして、
言語が通じる、通じない、
ジェスチャーが通じる、通じない、
共通の文化背景を持っている、持っていない、
などのパターンで、情報をどうやったら伝えることができるのか、というゲームもしてみました。
異文化間接触で生じる心理的な葛藤までは話ができなかったのですが、
日本とアジアのかかわりを考える際に、相手の行動様式や文化を表面的なことだけで善悪、良否を判断しないようにしてほしい、という
授業の一つの目標に触れたのではないか、と自己満足しています。
残り2回の授業で、どこまで伝え、体感してもらえるか、考えることは山積みです。
留学生と学部生さんがおしゃべりをした後の感想レポート(去年までのもの)をぱらぱらとみていた時に、
私自身が数年前にちょっとしたカルチャーショックを受けたことに対して、同じような印象を持っていた学生さんがいたことを思い出し、
それを話の切り出しにしました。
「子供に将来なってほしい職業は何ですか」という問いに対し、留学生が、
「軍人です」と答えたという部分。
私自身が、日本語の授業をしていた時に、同じような質問をしてやはり「軍人です」という答えを聞いて驚いたことがあり、
修行不足を恥じたのですが、学生さんも驚いていた様子。
いや、「軍人」が悪い仕事だということではなくて、「軍人」とか、日本でいうと「自衛隊員」を真っ先に考える人は少数だと思ったのですよ。
でも、話を聞いていくと、
「実力本位で評価される」
「国を守り、人を助ける立派な仕事」
「社会的に安定している仕事」
という理由を挙げていくので、なんだ、同じじゃないか、と。
おそらく、ほとんどの人が「自分の子どもについてほしい職業の特徴」として同意されるのではないかと思います。
それが、国によって、「軍人」であったり、「政治家」であったり、「公務員」であったり、「教員」であったりするだけなんですよね。
ただ、それだけなんだけど、現れ方が自分の予想と違うとびっくりしちゃう。
表に出ていることの背景、例えば、海面に見える氷山しか見ないで、海面下にある部分に配慮がいかないということに意識を向ける必要がある、という話をさせてもらいました。
そして、いくつか異文化トレーニングのまねごとをして、
言語が通じる、通じない、
ジェスチャーが通じる、通じない、
共通の文化背景を持っている、持っていない、
などのパターンで、情報をどうやったら伝えることができるのか、というゲームもしてみました。
異文化間接触で生じる心理的な葛藤までは話ができなかったのですが、
日本とアジアのかかわりを考える際に、相手の行動様式や文化を表面的なことだけで善悪、良否を判断しないようにしてほしい、という
授業の一つの目標に触れたのではないか、と自己満足しています。
残り2回の授業で、どこまで伝え、体感してもらえるか、考えることは山積みです。