AWA@TELL まいにち

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『現代社会と子どもの貧困』法政大学原社会問題研究所叢書

2016年09月16日 | 
宮島喬先生の「フランスにおける子供の貧困の問題」を読んで衝撃を受けたのは、もう古いデータですが、OECDの2005年のデータ。

子どもを持つ世帯の貧困率について、所得の再分配を経る前よりも、所得の再分配を行った後のほうが、日本の場合は貧困率が高くなる、というデータ。

政策による所得の再分配が、これを見る限り、機能不全に陥っている。

データの出典は英語なのでまだ読めていませんが、何とも言えない気分になります。


貧困が教育とどう関連してくるのかは、OECDの報告書を読めば様々なデータがあり、改めて読むと興味深いものがあります。


親の世代の稼ぎが子どもの教育に影響を与えないようにするにはどうしたらいいんだろう。

これが解決したら、きっと日本は今よりももっといい国になると思うんだけどな。


書評にもなりませんが、データを見てショックを受けたので。
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