AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

初級から意識するべき作文の方向性

2014年03月17日 | 
中級からの日本語プロフィシェンシー ライティング
クリエーター情報なし
凡人社


OPIの講習を受けてライセンスをいただいてから時間がたちますが、常に、「実際に使う」ということを意識して日本語の授業には取り組んでいます。

作文も、「日本語で何かを書く」の「何か」にこだわりながら、学習者が実際に必要とするもの、実際に書かざるを得なくなるもの、などを考えて課題を出したり、テストのネタにしたりしています。

中級じゃないとできないこと、上級じゃないとできないこと、という意識を僕はあまり持っていなくて、初級でも伝えなければならないことは中級、上級と同じようにあって、それをどう初級者が伝えるかということを考えるのが教師の仕事じゃないかと思うわけです。

ということで、この本。

日本語での文の展開もおさえながら「相手と良好な関係を」という点まで配慮した伝え方、書き方のテキストです。

そのまま使える、と思っていたら甘いのですが、自分の授業を振り返ったり、授業のアイデアをいただいたりするのには、とてもいいテキストだと思います。

こういう配慮は、初級から続ける必要があるのではないでしょうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHKの講座を4月から始めよう... | トップ | コロケーション! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事