4/29に行われる北辰テストに向けて、5教科総合コースでは北辰テスト対策を実施しました。あらかじめ過去問を解いてきてもらい、それについて解説をしていくという形式での授業を行いました。
何事も準備して臨むことが大切だと思いますが、テストや入試もあらかじめ過去問を解き、傾向を知り対策を立てておくことは大切なことだと思います。また、受験したテストや過去問をやりっぱなしにしないで、もう一度やり直すことも、実力をつけていくうえでも重要なことだと思います。
今回の対策授業では、ただテストの解説をするだけでなく、この2点を生徒の皆さんに知ってもらうことも目的に行いました。いままでテストのやり直しなどをした経験がない生徒さんも少なくありませんでしたので、特にテストのやり直しをあとでしてもらうことを前提に解説も調べ学習の余地を残すなどの工夫をして授業を行いました。
今回の解説授業をしてみて感じたことは、解答するときに「根拠のない解答」をする生徒さんが非常に多かったことです。理由を聞いてみると「何となく」という返事が返ってくる割合も高かったように思います。やはり解答は「根拠を持って」することが大切ですので、解説授業では、どこを見て解答を導いていくのか、根拠はどんなことなのかを見つけてもらえるように授業を進めてまいりました。
また、やり直しのときには選ばなかった選択肢をなぜ選ばなかったのか、その理由を明確にするようにお話しました。そのようにして、いつでも根拠を考えるクセをつけていけば、必然と必要な知識や解き方も身に付いてくるように思います。高校入試ガイダンスで梅野先生がお話していた通り、過去問そのものと同じ問題は出ないにしても、その周辺の問題は次に出てくる可能性があります。過去問の問題の周辺までをしっかり理解し、次にその周辺が出るかも知れないという意識を持ちながら学習することが、やり直しの一番のポイントであり、ひいては過去問をやる意味だとも思います。
年度の初めで、まだ生徒さんも受験というものに対して漠然としたイメージしかないようなときですが、こういった解説授業などを通して、徐々に入試について知ってもらい、ポイントを押さえた学習ができるように授業を展開していきたいと思います。