今年も第1回目の埼葛テストの時期がやってきました。
この埼葛テスト、進路を決めるうえでも大切なテストだということを皆さんはご存知ですか?
毎年この時期になると、「埼葛テスト」というキーワードで検索をされてこのブログを訪れる方も多くいらっしゃるようです。中学校などでも説明は受けているかなあとは思いますが、今年度から変わる点も含めて、埼葛テストについてお話をしたいと思います。
埼葛テストは、簡単に言えば北辰テストと同じ「進路を決めるのに必要なテスト」だと思ってもらえればと思います。ただ違うのは、北辰テストが民間業者が行うテストなのに対して、埼葛テストは中学校長会が主催する「公的テスト」と呼ばれるものだということです。「公的」と名前がついていることからも分かる通り、試験は中学校の公式なテストとして、授業時間を割いて行われます。
内容は北辰テストと似たような、といえばいいのかなあと思います。
埼玉県立高校の入試問題を模して作られていますので、今まで北辰テストを受験した皆さんは、それとどことなく似たような構成の問題だと思ってもらえればよいと思います。
ただ中学校の定期テストとは大きく異なる点が多いので、北辰テストを受験したことがない方は、北辰テストの過去問集などを見ておくと、おおよその傾向はつかめるのではないかなと思います。
この埼葛テストは、北辰テストと同じように偏差値が今年から出ることになりました。ということは、その偏差値を使って進路を決めるときの資料として使えるということになります。
中学校で実施するテストですから、その結果は中学校の先生方も見ることになります。中学校の先生方の元には、県立高校の合否の資料があるはずですので、皆さんの埼葛テストの結果と卒業生の皆さんの県立高校の合否の結果を見比べて、中学校の先生方は進路指導をしてくださると思います。
いわゆる通知表の評価には関係しないテストですが、進路決定の際に中学校の先生方が使う資料のテストになりますので、真剣にやってしっかりと結果を出しておくことが大切です。しっかりとした結果を出しておかないと、進路選びの時に中学校の先生に再考を促されるなど、苦戦する可能性がありますので、今からでもできることはしっかりとやっておいたほうが良いと思います。
そして、偏差値が出るということは、私立高校との相談にも使えるということになります。
今までは北辰テストの独壇場でしたが、埼葛テストも使用することで使用できる偏差値の回数が増えることになります。埼葛テストで良い結果を出せれば、それに基づいて私立高校との相談ができるようになってくる可能性も高いので、その意味でもしっかりと結果を出していくことが大切です。
埼葛テストは皆さんの進路選びにも一定の影響を与えるテストになると思います。第1回目が6/12に迫ってきていますので、今一度、自分の学習がきちんとできているかの確認をしておきましょう!
「通知表に入らないから手を抜いても大丈夫」なんてことはありませんので、しっかりと納得のいく結果を出せるように頑張っていきましょう!
◆◆過去の埼葛テストに関する記事はこちらから◆◆
▶埼葛テストってなあに? 2016年度版
▶埼葛テストってなに?