幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

ノートの取り方を変える

2015年02月17日 23時29分16秒 | 日記・エッセイ・コラム
少し前のことですが、「東大合格生のノートはなぜ美しいか」という本が出版されました。

この本ですね。
実際に東大に合格した人すべてのノートが美しいわけではないと思いますが、やはりきれいな、というよりは、自分なりのこだわりをもってノートをまとめている人は、成績が伸びてきているように思います。

ノートを取る理由はいろいろあると思います。忘れないようにとか、まとめるためとか、先生が写せというから…などなど。
いろんな役割のあるノートですが、その中でも成績に直結する部分は「自分の考え方を整理する」という役割の部分だと思います。

中学生のある女子生徒さんは、塾での宿題であるノートのまとめで、評価Cをもらったこともありましたが、前回の評価はAAまで伸びてきました。これはきれいにまとめたからというのもありますが、自分の考えがきちんと整理されているからと思ったからです。自分の考えを整理するために色つきのペンでまとめたり、図や資料を整理して貼り付けたりしていました。

きれいなノートでも、ただ写したようなものではあまり意味はないような気がします。本を写したりするだけではただの作業だからです。自分なりの考えが書いてあったり、考えを整理するために作られたノートであれば、そのノートを作った効果が必ず出てくると思います。

もうひとり、小学生の男子生徒さんは計算の際の途中式などをあまり書いていませんでした。その結果、計算ミスなども多く、あまり正答率は高くありませんでした。しかし、途中式をきちんと書くようになってからは間違いが減り、今は計算ではほぼ満点が取れるようになってきました。

途中式を書くことで、それまでの計算結果を頭で保持しておく必要がなくなり、次の計算に集中できるようになったからだと思います。暗算でできることはとても良いことですが、頭の中ですべてを処理しようとすると、どうしても保持した記憶があいまいになったり、計算が遅くなったりします。

それを途中式として書いておけば、計算結果を保持する必要がなくなり、次の計算に集中できるので、間違いも速さも違ってくるのだと思います。その結果、計算力が向上してくるようにも思います。

当塾でもノートの取り方を皆さんに指導していますが、きちんと素直に実行してくれる人は、伸びてくるように思います。ノートの取り方がかわれば、きっと結果も変わってくる、そのように思います。

どうも成績がいまいちで…という皆さんは、まずはノートの取り方がどうなっているかを確認してみてはいかがでしょうか?
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